Akatsuki庵

日々と向き合って

象彦の漆器

2011年09月30日 00時00分38秒 | 美術館・博物館etc.
『華麗なる京蒔絵-三井家と象彦漆器』 三井記念美術館 ※11月13日(日)まで  サイト

漆芸はとても好きだし、憧れ。
たとえ、茶道具が出ていなくても楽しめちゃう。

ということで行ってきた。
まぁ、少しは棗ぐらい出てるかなぁ。。。という淡い期待を裏切って、1つもなかった
(如庵の写しでもある展示室3を除く)

そして、作品の年代は明治から昭和初期にかけて。
そもそも「象彦」の歴史について知らなかったからねぇ
そこから勉強してから訪れた方がよかったかも。

「六代」とか「八代」とあったので、発祥は江戸時代かなとは思ったけれど、初代は寛文年間のようですね。
それで、三井家に硯箱などを納めていたのかな。

とにかく硯箱
手箱や棚も含めて装飾系の調度品が多かった。
青漆の水晶台にはびっくり。

最後のお祭りを絵が描いた屏風はすごかった。
こんな凝った漆絵は見たことない。

ただ、「○代西村彦兵衛」とあっても、個人の手には思えなくて。
途中で工房の写真パネルを見て、「やっぱ、企業というか工房としてチーム作品だよねぇ」

写真や記録で皇室に納めた作品も見たけど、これが日常生活に当たり前にある光景って、不思議だ

やっと漆器が身近な生活品になりかけたところで、別世界のものを見てしまうと頭がクラクラする。
なので、美術館を出た後は道路を渡って、象彦の東京店へ。
こちらでも展覧会開催中。
創業350周年記念展「輝ける未来への伝承 -京蒔絵の魅力-」 11月12日(土)まで。

普通に日常で使える商品もあるしね。
お呈茶もいただけて、ほっと一服。
「そういえば、ワタシの象彦の印象で『結婚式の引き出物』だよなぁ」とか思う。

漆器を拭く布が1,050円でよさげだったので、これを1枚買って帰った。
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※当blogにおける三井記念美術館訪問記
2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら2010年12月『室町三井家の名品~卯花墻と箱根松の茶屋~』→こちら2010年4月『江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品』→こちら
2009年12月『ZESHIN』(柴田是真展)→こちら
2009年4月『三井の茶道具』→こちら
2008年10月『森川如春庵の世界』→こちら
2008年8月『NIPPONの夏』→こちら
2008年4月『茶箱と茶籠』→こちら
2008年3月『三井家のおひなさま』→こちら
2007年12月『安宅英一の眼』→こちら

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