Akatsuki庵

日々と向き合って

日本国宝展

2014年10月25日 08時53分54秒 | 美術館・博物館etc.
日本国宝展
東京国立博物館
※12月7日(日)まで?

つい11日前に訪れたばかりのトーハクへ。

今回は平成館の特別展を観に~

奈良の正倉院展とリンクして
文化の日まで正倉院御物も出張中。

今年も奈良まで行けそうにないので、
せめてこちらだけでも、と。

螺鈿の琵琶、撥、ステキ♪

教科書でもお馴染みの鳥毛立女屏風。
実物は初めて見た。

そうして、展覧会の国宝にも目を移す。

いきなり、玉虫厨子だからねぇ。
ビックリしたなぁ。

よく、運べたものだ。

五重塔も。

神戸の銅鐸。

平安期の絵巻物。

茶道具はやはり注目。

茶碗三つ。

相国寺所蔵の灰被天目=玳皮盞天目(たいひさんてんもく)。
久しぶりに見た。

大徳寺の喜左衛門井戸も久しぶり。

三井の志野茶碗、卯花がきはこの前も見たね!

飛青磁花入も2年ぶりだけど、何回か見ている。

だったら、注目は掛け物か。

おぉ!
「破れ虚堂」だ。(虚堂智愚墨蹟)
そして、「板渡しの書状」(無準師範墨蹟)も。

どちらもトーハク所蔵だとは知っていたので、
いずれ拝見できるだろうと、
何年も前から通っていた。

でも、なかなか出てこない。

いい加減あきらめかけていた。

やっと拝見できた!

ちなみに、これは前期展示。

後期は印可状「流れ圜悟(ながれえんご)」が出るそうだ。

こちらは1年か2年前に拝見したから、
前期に来たのはよかった。

陶磁器は全期間。

ただ見ているのもつまらないから、
いつ頃に国宝指定をされたのかを確認するために
もう一度、展示品を見直した。

茶碗のうち、玳皮盞天目と喜左衛門井戸は1950年代前半(昭和20年代後半)
卯花墻(がき)だけ、1960年代前半(昭和30年代前半)。

破れ虚堂と板渡しの書状も1950年代前半。

つまり、ほとんどが戦後すぐに国宝指定されたということになる。

そんなことを考えながら次に進むと、

狩野永徳と長谷川等伯の競演。

永徳は大徳寺・聚光院の襖絵。

これ、実は10年前に息がかかるくらいの間近で拝見した。

研修で聚光院に参拝に訪れた際に。

屋内とはいえ、吹きっさらしの中だから、
「わー。国宝なのに、こんなのでいいの」と思っていたら、
それからまもなく京博入りになりました。

聚光院にはキャノンの等身大コピーの襖がはまっております。

そんなことを懐かしく思い返しながら、等伯。
こちらは智積院。
さすがに楓図屏風ではなかったけど、秋草図屏風。

たしか智積院で見ていると思うけど、やっぱりいい。
はげちゃちゃった部分があるのがちょっと惜しい。




満足して、本館へ。

1階特別展示で国宝の秋草壺を見る。

確かに、前回も見た。
これが前から見たいと思っていた壺だとは
気がつかなかったなぁ。

2階に上がって「唐物って、何だろう」。
前回も感じたけど、四滴の展示が「勉強になるなぁ」と思った。


さて、14件あるうちの国宝陶磁器のうち、
見ていないのはあと2つとなった。


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2 コメント

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さすが東京 (明日の風に吹かれて)
2014-10-26 13:41:22
トーハク

「破れ虚堂」(虚堂智愚墨蹟)に
「板渡しの書状」(無準師範墨蹟)。

さすが東京ですね。
羨ましいです。
返信する
Re:さすが東京 (akatsukian)
2014-10-26 18:20:34
Taizowindさん

東京にいても、簡単に見られる代物ではないですよ~

もっとも、茶道文化検定の勉強をする前は
存在すら知らなかったので、
仮に見ていたとしても、絶対にthroughしてました。

第一回から6年受け続け、
昨年やっと1級に受かったので、
とりあえず今年は休みました。

また勉強したくなったら、受けようかなぁ。

合格証呈示で美術館が割引になるし。
返信する

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