Akatsuki庵

日々と向き合って

冬の茶道具たち

2013年01月13日 07時39分56秒 | 美術館・博物館etc.
『ゆくとし くるとし 茶道具と円山派の絵画』
三井記念美術館 サイト
※2013年1月26日(土)まで

三井の茶道具展は毎回見に来ていて、それももう数回目になるので、
もうそろそろ初見はないと思われるが、それでもまた見たくなる茶道具たち。

十二支文腰霰平丸釜(大西家の初代・浄林作)の芸の細やかさに感心して、より奥へ。

萩茶碗みたいな伊賀茶碗「西蓮寺」や左入の赤楽ひがき絵茶碗の赤楽の薄さに感心する。
光悦の「雨雲」、如庵の志野茶碗「卯花墻」。

円山応挙の雪松図屏風の前でボーっとして高麗茶碗の特集を見て、
最後に「夜咄の茶事」。

茶事の流れにそって、道具が展示されている。

手燭や行燈、短檠は昭和のものが多かったけど、きっと江戸時代から大きな変わりはないのだろうな。
青交趾の膳燭は和全作かぁ。さすが三井家。

寄付(と思われる)掛け物も12月だと大津絵だったけど、1月は展示替で蓬莱山画賛。
ほかにも煮物碗が黒塗から日月碗に替えてあったり。

細かい季節感に添った展示替えがウレシイ。

やはり、美術館で茶道具を見るのはよい気分転換になる。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村
blogram投票ボタン
人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
応援ヨロシク致しマス

※三井記念美術館バックナンバーリスト
2012年8月『美術の遊びとこころ� 三井版 日本美術デザイン大辞展』→こちら
2012年2月『茶会への招待―三井家の茶道具―』→こちら
2011年9月『華麗なる京蒔絵-三井家と象彦漆器』→こちら
2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら
2010年12月『室町三井家の名品~卯花墻と箱根松の茶屋~』→こちら
2010年4月『江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品』→こちら
2009年12月『ZESHIN』(柴田是真展)→こちら
2009年4月『三井の茶道具』→こちら
2008年10月『森川如春庵の世界』→こちら
2008年8月『NIPPONの夏』→こちら
2008年4月『茶箱と茶籠』→こちら
2008年3月『三井家のおひなさま』→こちら
2007年12月『安宅英一の眼』→こちら
2006年9月『赤と黒の芸術 楽茶碗』→こちら

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トーハク東洋館リニューアル | トップ | 夜勤で抹茶 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術館・博物館etc.」カテゴリの最新記事