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『茶会への招待―三井家の茶道具―』 ※2012年4月8日(日)まで 三井記念美術館サイト
今週始めの平日の朝、渋谷に出て映画『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』サイトを観た。
平日の午前10時台というのに、シアターは満席の盛況ぶりでビックリ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0144.gif)
(ちなみに、3月2日までの予定が延長になったらしい)
昔ながらの寺院建築の技術を守り伝えるのも本当に貴重ですばらしいことだなぁと感動。
見終わって外に出たら、ちょうどランチタイム。
たまたま「くじら家」の前を通りがかり、空腹だったので入る。
その日の日替わりは鯨肉の天ぷら。懐かしい味![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0247.gif)
これも日本の食文化だねぇ。
そんな感じで気分を乗せてから、半蔵門線
→銀座線乗り換えで三越前へ。
というのは今回の展覧会は特別展ではなくて、「収蔵品」展だから気持ちのワクワク感が薄くて![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
のっけから志野焼香合。「これ、観た」。青磁の環花入、交趾の香合も見覚えがあった。
でも、やはりいいものはいい、からね。
続く十二支が描かれた平釜は初見
大西家の初代・浄林の作。
(自分の干支をみて、複雑な心境)
初花との対比される茶入「遅桜」や備前の火襷水指や仁清の水指もお馴染み。
1つだけ展示されている御所丸茶碗も観た記憶はあったけれど、展示室2で観たのは初めて。
三井家の中でもどこの家の出かを注目しながら見た。
やはり、室町三井家はいい茶道具を持っていらっしゃる。続いて北三井家。
如庵の写しになっている展示室3では、光悦茶碗「雨雲」がよかった。
紀貫之筆と伝わる寸松庵色紙が見えづらかったのが残念![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
展示室4はおもしろかった。
「茶事の取り合わせ」と題して、茶事が進む順番に合わせて道具が並んでる。
印象に残ったのは寄付にあった四方釜と四方風炉。
形も素晴らしかったのだけど、用途がわかった
というか。
大西清右衛門美術館でも、蝶の細工がしていある小ぶりの華麗な風炉釜を見たことがある。
いずれもステキなんだけど、その前で点前するのはなんとなく違和感があった。
「こういうのはどういうシチュエーションで用いるのだろうか」とずっと、思っていた。
そっか、寄付で香煎をふるまうのに使うのか。
半東がやるのか、詰客がやるのか?と新たな疑問も湧いてくると、
たしかに、こういう寄付があってもいい。
昔はもっと自由にフレキシブルな発想で茶事をやっていたのだなぁと実感できた。
あと、懐石道具のところで象彦の汁椀と煮物椀があったので、それも「いいなぁ」と思った。
(前回の象彦展から続いているような感じで)
そして、展示室6の「名椀抄」。
これはスゴイっ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
国宝の志野茶碗「卯の花牆」、重文の長次郎「俊寛」、ノンコウ「鵺」、玳皮盞の鸞天目。
そのほかにも青井戸茶碗、高取面取茶碗。
三井家を代表する茶碗が勢揃い![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
眼福![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0203.gif)
そして最後は茶道具ではないけれど、新町三井家の新寄贈品から。
鳥類真写図巻がすごい。
渡辺始興という人が描いた鳥のスケッチ。すごい精巧というか精密。
もので、円山応挙がこれを写して、それがトーハクに収蔵されているんだって。
あまりにもリアルで見入ってしまった。
こちらも、今回は会期中の展示替はなし。
春休みに東京出てきたら、ぜひ寄ってみてほしいナと思う展覧会![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif)
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※三井記念美術館バックナンバーリスト
2011年9月『華麗なる京蒔絵-三井家と象彦漆器』→こちら
2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら
2010年12月『室町三井家の名品~卯花墻と箱根松の茶屋~』→こちら
2010年4月『江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品』→こちら
2009年12月『ZESHIN』(柴田是真展)→こちら
2009年4月『三井の茶道具』→こちら
2008年10月『森川如春庵の世界』→こちら
2008年8月『NIPPONの夏』→こちら
2008年4月『茶箱と茶籠』→こちら
2008年3月『三井家のおひなさま』→こちら
2007年12月『安宅英一の眼』→こちら
2006年9月『赤と黒の芸術 楽茶碗』→こちら
今週始めの平日の朝、渋谷に出て映画『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』サイトを観た。
平日の午前10時台というのに、シアターは満席の盛況ぶりでビックリ
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(ちなみに、3月2日までの予定が延長になったらしい)
昔ながらの寺院建築の技術を守り伝えるのも本当に貴重ですばらしいことだなぁと感動。
見終わって外に出たら、ちょうどランチタイム。
たまたま「くじら家」の前を通りがかり、空腹だったので入る。
その日の日替わりは鯨肉の天ぷら。懐かしい味
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これも日本の食文化だねぇ。
そんな感じで気分を乗せてから、半蔵門線
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というのは今回の展覧会は特別展ではなくて、「収蔵品」展だから気持ちのワクワク感が薄くて
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のっけから志野焼香合。「これ、観た」。青磁の環花入、交趾の香合も見覚えがあった。
でも、やはりいいものはいい、からね。
続く十二支が描かれた平釜は初見
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(自分の干支をみて、複雑な心境)
初花との対比される茶入「遅桜」や備前の火襷水指や仁清の水指もお馴染み。
1つだけ展示されている御所丸茶碗も観た記憶はあったけれど、展示室2で観たのは初めて。
三井家の中でもどこの家の出かを注目しながら見た。
やはり、室町三井家はいい茶道具を持っていらっしゃる。続いて北三井家。
如庵の写しになっている展示室3では、光悦茶碗「雨雲」がよかった。
紀貫之筆と伝わる寸松庵色紙が見えづらかったのが残念
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展示室4はおもしろかった。
「茶事の取り合わせ」と題して、茶事が進む順番に合わせて道具が並んでる。
印象に残ったのは寄付にあった四方釜と四方風炉。
形も素晴らしかったのだけど、用途がわかった
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大西清右衛門美術館でも、蝶の細工がしていある小ぶりの華麗な風炉釜を見たことがある。
いずれもステキなんだけど、その前で点前するのはなんとなく違和感があった。
「こういうのはどういうシチュエーションで用いるのだろうか」とずっと、思っていた。
そっか、寄付で香煎をふるまうのに使うのか。
半東がやるのか、詰客がやるのか?と新たな疑問も湧いてくると、
たしかに、こういう寄付があってもいい。
昔はもっと自由にフレキシブルな発想で茶事をやっていたのだなぁと実感できた。
あと、懐石道具のところで象彦の汁椀と煮物椀があったので、それも「いいなぁ」と思った。
(前回の象彦展から続いているような感じで)
そして、展示室6の「名椀抄」。
これはスゴイっ
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国宝の志野茶碗「卯の花牆」、重文の長次郎「俊寛」、ノンコウ「鵺」、玳皮盞の鸞天目。
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三井家を代表する茶碗が勢揃い
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眼福
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そして最後は茶道具ではないけれど、新町三井家の新寄贈品から。
鳥類真写図巻がすごい。
渡辺始興という人が描いた鳥のスケッチ。すごい精巧というか精密。
もので、円山応挙がこれを写して、それがトーハクに収蔵されているんだって。
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2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら
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