Akatsuki庵

日々と向き合って

結び帛紗

2010年03月07日 00時00分34秒 | 稽古の備忘録
月初めは月謝納入をするので、出席率が高い。
人数が多いことから、毎月1回目の稽古は花月を稽古することになっている。

今月も午前中から集まりがよく、稽古が始まる11時前には5人揃っていた。
まずは炭付花月。当番の学生さんが「初炭」役。
続いて、無言花月。
冗談で「名乗ったら、10円罰金ネ」と言われたけど、そんな心配は杞憂?
誰も名乗ることなく、サクサク終わって、ちょっと拍子抜け。

午後は結び帛紗花月。
超久しぶりで帛紗の結び方を忘れてしまい、事前に皆で割稽古。
男子クンが初花。
男性が朱の帛紗を捌いているのは、めったに見られない光景
最初と最後以外はフツーの平花月なので、筒茶碗を使う。
絞り茶巾の扱いが意外と出来なくて、点前座に座る度に皆が直された。
そして、仕上げに濃茶付花月。

さすがに4回花月をやると、グッタリ。足も限界
で、上がり。

帰りのの中で気がついた。
「今日は引かなかったなぁ」。
もともと若手にいろいろ経験してもらう意図があったので、決め打ちもあったけど、
そうじゃない時も結構あった。
全くを引かなかったわけではないけど、すべて真ん中での「花」、
(ただ、お茶を点てるだけ~の「花」)
4回で各回の「東」の花・初花・しまい花、そして炭と濃茶の月
計14回引く機会があり、そのうち9回が決め打ちではなかったのに、
ことごとく外しまくった

記憶の糸を辿っていっても、フツーにやって「全く当たらない」のは珍しい
でも、「やっぱりなぁ」。

私事で恐縮なんだけど、3週間前にメザシに当たってしまった
1週間ぐらい体調悪くて
それから「当たり」が落ちてしまったようで
なんか、「外れたなぁ」「外したなぁ」「外されたなぁ」と感じることが続いている。

前日も「今月は思いっきりハズレまくってるぅ」と叫んだばかり。
(その場でハズレるのは過去形になっていくから、ポジティブだけど、
未来形でハズれるのがわかった場合は思い切りネガティブだ
しかも、明日明後日ならともかく、ちょっと先のこと。
それまでの時間と、実際の“ハズれている”状態に相当する数時間のことを思うと、
悔しいやら、悲しいやらで、気が重い

まぁ、そういう“ハズレ”オーラを出しながら稽古場に行ったのだから、
を外しまくるのも、無理ないわなぁ

適当なところでは引けて、順当にが飲めたのがまだ救い。

ハズレだとばかり思ってくさっていると、
その合間に散りばめられている小さな当たりを見逃しがち。
その小さな当たりは、自分が凹んでいるほど、とてもラッキーにも感じる。

何がハズレか当たりかは、結局のところは人の心の持ちようなんだけどね
だから、たとえ暫く外しまくり状態が続いたとしても、
隙間に落ちてる小さな幸運を見落とさないようにしたい。
それがV字回復のキッカケになるかもしれないから。

で、帰宅してから結び帛紗の復習。
結びを解いてからスンナリ帛紗を捌けるように練習した。

次に稽古する時は大丈夫

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