Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

清朝皇帝のガラス

2018年05月03日 05時03分57秒 | 茶道具以外の展覧会
★サントリー美術館 サイト
 『ガレも愛した-清朝皇帝のガラス』 ※7月1日(日)まで #清朝皇帝のガラス

清朝の美術工芸といえば「雨過天晴雲破処」の空のような青磁の水仙盆~というイメージだった。
あと、景徳鎮を受け継いだ色絵のお皿とか~

ガラス工芸もスゴかったんだ~。知らなかったよ~
というのが、率直な感想。

最初は宝石のように、身につける装飾品に嵌め込まれたトンボ玉。

そこから、あれよあれよという間に器に瓶に鉢に~
色も鮮やかで~ 時にペルシアのように~

目まぐるしかった。

どこの国の工芸を鑑賞しているの?

と、途中で思った。

撮影可能エリアもあった。
お気に入りは瑠璃の鉢。


黄交趾をそのままガラスにしたような花瓶もあったな。

何年か前、トーハクで清朝時代のお宝展を鑑賞した時も思ったけど、おそるべし!乾隆帝。

青磁の水仙盆と同じ形のガラス作品があったのには、少しウケ。


ガレが清朝工芸のガラスに影響を受けていたのも初めて知った。
言われてみれば、確かに確かに。

終盤、香水壺?のところが撮影可能エリア。


もう宇宙だ。

それにしても、サントリー美術館のガラスコレクションって、さすが。


今、やっと『琥珀の夢』を読み返している。
日経新聞連載中はせっせと図書室に通って、読み進めた。

昨年末に単行本が出た時に買ったんだけど、読む時間がないまま書棚に並べられていて、
最近、やっと時間ができたので読んでいる。

ちょうど、独立してワインを売り始めたところ。
樽から瓶に詰め替えるところとか、瓶の美しさやラベルの色合いに反応するところが出てくる。

そういった製品を生み出すところから、ガラスの美しさを追究する美術コレクションが育まれていったのかしら。

琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 上下巻セット
伊集院静
集英社



 ★サントリー美術館バックナンバーリスト
2018年4月 『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』(後期)
2018年3月 『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』(前期)
2017年11月 『狩野元信』(再訪)
2017年9月 『天下を治めた絵師 狩野元信』
2017年8月 『おもしろびじゅつワンダーランド2017』
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2017年4月 『絵巻物マニア列伝』
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2016年8月 『エミール ガレ』
2015年11月 『逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし』
2015年8月 『藤田美術館コレクション―東洋美術の至宝―』
2015年6月『乾山見参!』
2015年1月『天才陶工 仁阿弥道八 のびのびと、まじめに。』
2014年7月『徒然草 美術で楽しむ古典文学』
2014年4月『のぞいて びっくり 江戸絵画 科学の眼、視覚のふしぎ』
2014年1月『天上の舞 飛天の美』
2013年8月『谷文晁』
2013年5月『「もののあはれ」と日本の美』

2012年8月『おもしろびじゅつワンダーランド展』 
2012年5月『毛利家の至宝 大名文化の精粋』
2012年2月『悠久の光彩 東洋陶磁の美』
2011年7月『不滅のシンボル 鳳凰と獅子』
2011年4月『美を結ぶ。美をひらく。』「夢に挑む コレクションの軌跡」
2011年4月 開館50周年記念『美を結ぶ。美をひらく。』
2010年9月『誇り高きデザイン鍋島』
2010年2月『おもてなしの美 宴のしつらい』
2009年4月『一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子』
2009年1月『japan蒔絵ー宮殿を飾る東洋の煌めく燦めき』
2008年4月『ガレとジャポニズム』
2007年12月『鳥獣戯画がやってきた』

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