Akatsuki庵

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つれづれなるままに…

2014年07月15日 05時57分47秒 | 茶道具以外の展覧会
『徒然草 美術で楽しむ古典文学』
サントリー美術館 ※7月21日(月・祝)まで

今年、徒然草の展覧会が2つ開催された。

一つはコレ。
もう一つは横浜の金沢文庫で開かれていた『徒然草と兼好法師』。
↑こちらは行こうと思いつつ、結局時間がなくて断念。
 やっぱり、無理をしても行けばよかったなぁ。
 サントリー美術館の展覧会を鑑賞して後悔した。

徒然草といえば、古典の大御所!!という印象が強い。
中学か高校の頃、序段を暗記させられた。

問答無用に「試験に出すから、全部覚えろ!」と教師から言われた。
同様に平家物語も最初の一節と教科書に掲載された部分は丸暗記させられた。

今になってみると、それは有効な学習方法だったかもしれない。
と思う。

徒然草も平家物語も、今でも冒頭だけ唱えられるもん。

だけど、徒然草の成立時期や吉田兼好について、
そして成立した背景については、
興味を持とうとすらしなかった。

なので、何気に~たまたま招待券をもらったから~という安易な理由で
いわば「やっつけ気分」で仕事帰りに訪れて
本当に不意打ちを食らった。

そもそも、原本がない!!ということすら知らなかった。
(何冊かの写本が残って、累々と書き写されて現代に至る)

考えてみれば、かの源氏物語も枕草子もそうだったっけ?

思えば、藤原道長の御堂関白記(←こちらは本人直筆のものが現存)と違い
一個人の随筆が書き写されて内容が残っていることが奇跡に近い。

そして、成立してから100年あまりも鑑賞の歴史が辿れない~
ということも今回初めて知った。

そして、内容を絵巻にして教訓が伝えれているのもスゴイ。
てか、こんなに絵巻が残っていたなんて!

江戸時代になって描かれた海北友雪の絵巻はきれいだし、
迫力があったなぁ、

海北といえば、建仁寺の雲龍図の襖絵で知られる海北友松の子孫?
と宇治の抹茶の絵を描いた人も「海北なんとか」だったっけ。

いま、出先で書いているので、ひとつひとつの展示物には触れないけど、
なかなかよかった。
(アバウトな感想ですみません)

ブロガーさんにはおすすめ。

そういえば昨夜、久し振りにスマスマを観た。
市川海老蔵が舞台の合間に頻繁に写真撮影して
ブログのネタを集めている姿勢に複雑な気分になった。

彼は有名人だし、イメージを払しょくし、
歌舞伎人気を支えるPR活動の一環もあるのだろうけど。

一般人はあそこまでは、な。

最近、灰形など稽古ネタは書くことを感じられ、
多忙な生活から、
ブログ更新に行き詰まりを感じている身としては、ね。



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★サントリー美術館バックナンバーリスト
2014年4月『のぞいて びっくり 江戸絵画 科学の眼、視覚のふしぎ』
2014年1月『天上の舞 飛天の美』
2013年8月『谷文晁』
2013年5月『「もののあはれ」と日本の美』

2012年8月『おもしろびじゅつワンダーランド展』 
2012年5月『毛利家の至宝 大名文化の精粋』
2012年2月『悠久の光彩 東洋陶磁の美』
2011年7月『不滅のシンボル 鳳凰と獅子』
2011年4月『美を結ぶ。美をひらく。』「夢に挑む コレクションの軌跡」
2011年4月 開館50周年記念『美を結ぶ。美をひらく。』
2010年9月『誇り高きデザイン鍋島』
2010年2月『おもてなしの美 宴のしつらい』
2009年4月『一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子』
2009年1月『japan蒔絵ー宮殿を飾る東洋の煌めく燦めき』
2008年4月『ガレとジャポニズム』
2007年12月『鳥獣戯画がやってきた』

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