昨夜、ヒゲクマはお酒をいっぱい飲んで酔ぱらってました。そして、早くに寝ちゃいました。
何を考えているのか、キキには良く分かりません。
午前中は、お雛さまのお寿司をたくさん作って、配り歩いていたみたいです。でも、連絡がつかなくて、届けられなかったところもあるみたい…
裏の空き地で、福寿草の花を見つけて喜んでいたと思ったら、養田さんにも顔を出したみたいです。
何をするのかと思ったら、新じゃが芋を皮付きのまま油で揚げ始めました。鍋にみそ、酒、砂糖を入れて甘味噌を作っています。
20分ほど中火で揚げていたら、皮が茶色く色づいてきました。「柔くなった」って、油からあげて甘味噌の鍋に移し、山椒の葉を刻んだのを加えました。山椒の葉は冷凍保存していた去年のものです。
揚げジャガイモの味噌煮をつくっていたんです。
取り急ぎ、昨日のヒゲクマの様子をお伝えします。
今日は、自転車でどこかへ出かけてゆきました。
出がけのヒゲクマから一言。
「チェリーセージさん、おめでとう、昨日焙煎館でお母さまから無事出産との朗報をお聞きしました。良かったですね!」
揚げジャガイモの味噌煮―。
福島へお嫁に行った友人宅でごちそうになった「みそかんぷら」を思い出しました。
福島では、ジャガイモのことを「かんぷら」と言うようです。
彼女が作ってくれた「みそかんぷら」は、保存しておいて、ちょっとしわしわになった小芋が使われていました。
それがなんとも不思議な食感で、新じゃがのおいしさとはまた違った、はじめて食べる懐かしい、あったかい味でした。
私の父が福島出身なので、この料理を作るんです。「ヒゲおじさん厨房に入る」では、昨年の6月2日に紹介しました。山椒の葉の収穫の時期に合わせて。
福島では、商品にならない小さな芋をとっておいて「味噌かんぷら」にするので、たまたま古くなってシワシワになっていたのかもしれませんね。
固めに茹でたり蒸したりしてから油で炒めて、砂糖と味噌で味付けする人もいます。つくり方も、結構いろいろですよ。