随想16
2008-07-19 | 随想
随想シリーズ第16弾は“理想と現実”について。
今から10年ほど前、ブラザーで短期バイトをした。
独立する前に2ヶ月間の空白が発生し
短期バイトでもしようかと。
他業種だったので何もかもが目新しく
やる気もあった。
社員さんに気に入られたみたいで
辞めた後もバイトに来て欲しいと電話があったのを
憶えている。
今思えば2ヶ月契約だったからこそ
モチベーションが維持できたんじゃないかと思う。
仕事は単純作業だったので
社員として入ってたらやる気が出てたか疑問だけど。
当時その会社には短期バイトの人たちが多くいて
ミュージシャン志望だとか起業するためにお金を貯めてる人など
実にいろんな人間がいた。
レゲエバーを始めた者もいたが、何年間か頑張って店を閉めた。
好きな道が仕事につながれば一番良い。
だが現実は必ずしもそうはならなかった。
仕事と趣味、理想と現実はやはり違うと
思い知らされたあの頃。
意欲を持ち、矜持を保ち続ける方法とは何なのか・・・
残念だが今でもわからない。