アジュールの自由気ままなブログ

目指すは自由人!日常でいろいろあったことを気ままに語っていきます。

随想9

2007-07-28 | 随想

今回の随想は幼い頃の話を書きたいと思う。

 

幼少期に再婚した母親はとにかく愛情が無かった。

小学校の頃の門限は5時。

これを一分でも過ぎると容赦なく家の鍵を閉められた。

1時間以上立たせた挙句、殴る蹴るの暴行。

近所では有名な家だった。

こんな状態が中学2年まで続いた。

 

学校に持っていく弁当は半ば凍ったご飯。

前日に作って冷蔵庫に入れっぱなしだったからだ。

中学の頃は弁当を誰にも見せずに食べていたのを

今でもハッキリと記憶している。

テレビは一日1時間しか観させてもらえなかった。

その当時の流行りの番組は

残念ながら殆ど知らない。

それでも学校で普通に生活できたのは

持ち前の明るさとリーダーシップ的なところが

あったからだと思う。

 

毎日のように殴られてたある中3のころ

自分の方が背も高くなり強いんじゃないかと

思うようになった。

初めて反抗したのがこの頃だ。

それ以来立場は逆転したが、家族の交流は無くなってしまった。

高校に入ると家で一切ご飯が出なくなった。

昼夜あわせて500円玉一枚が階段に置いてある。

それで毎日を過ごした。

高校の一部の友達は僕が毎日必ず学校のパンを

食べてたのを覚えてるかもしれないね。

 

それでも楽しく生活していたのは

気持ちが前向きだったからなのかもしれない。

他にもここで書けないくらい荒んだ時期があったけど

どんな時もあまり落ち込まなかったのが

自分の好きなところだ。

この経験は無駄にしないぞ、といつも思っていた。

 

自分の母親を見て育ったおかげで愛情のある

女性の見分けが自然と出来るようになった。

500円玉一枚の生活から社会人になってしばらくの間

金にガツガツしてた自分がいたけど

今は少しずつそれも無くなってきている。

自分の生活が急に劇的に変わることはないかもしれないけど

今の生活の中からプラスになるよう努力して

いくしかない。

 

今、何故こんな事を書いてるのか・・・

当時のトラウマから解放されたからなのかな。

昔とても辛かったことが今では笑い話になっている。

自分で言うのもなんだけどこれって

成長した証なんだろうね。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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