石田明夫の「会津の歴史」

全国的な視野で見た戊辰・会津戦争の歴史です

会津の文化8 オシラサマ

2007年01月11日 | 会津の文化

オシンメイサマと呼ぶオシラサマ信仰 会津若松市

会津古城研究会長 石田 明夫

福島県会津若松市高野町

070101_015 オシンメイサマと呼ぶものですが、全国的には、オシラサマと呼ばれることが多いようです。男女をかたどった木彫りの心棒に、着物を重ね着させる風習で、男女ではなく馬とする地方もあります。会津では、男女の神像が一般的です。私の家に江戸時代から伝わるもので、毎年大晦日に着物を着せています。養蚕や子孫繁栄を祈るもので、大きな集落に大体1軒の割りにありました。また、この神像を使用し、悪い部部に当てて病気を沈める呪いにも使用していました。今では、残っている家も少なくなっています。

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