オシンメイサマと呼ぶオシラサマ信仰 会津若松市
会津古城研究会長 石田 明夫福島県会津若松市高野町
オシンメイサマと呼ぶものですが、全国的には、オシラサマと呼ばれることが多いようです。男女をかたどった木彫りの心棒に、着物を重ね着させる風習で、男女ではなく馬とする地方もあります。会津では、男女の神像が一般的です。私の家に江戸時代から伝わるもので、毎年大晦日に着物を着せています。養蚕や子孫繁栄を祈るもので、大きな集落に大体1軒の割りにありました。また、この神像を使用し、悪い部部に当てて病気を沈める呪いにも使用していました。今では、残っている家も少なくなっています。 会津の歴史は「考古学から見た会津の歴史」へ