天栄村蝉(せみ)峠に残る会津戦争のざんごう跡
南会津と福島県の中通りとを結ぶ、岩瀬郡天栄村湯本、国道118号線を南会津郡下郷町から羽鳥湖へ抜ける「蝉(せみ)峠」頂上に戊辰戦争のざんごう跡が残っています。ただし、江戸時代の街道のため、車ではいけません。村道から江戸時代の峠までは、幅1間の道を歩くもので、途中道は分からなくなります。急な斜面を約40分登ると峠になります。文献には、書かれていますが、場所が確認され、正確に実測されたのは今回が初めてです。ざんごうは、峠の頂上からやや東側に位置し、南北方向にざんごうが掘られています。大きさは、南北約20メートル、東西約20メートルの範囲に、土塁とざんごう、大砲を据えたとみられる台場跡は石を積み上げています。土塁は、高さ約1.2メールあり、ざんごうの深さは約70センチありました。規模としては、大きいものではありません。現地は、クマが居るので、一人ではいかないでください。石田発見。
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