一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(究極のトレッキング K2・バルトロ氷河 その1  2012.9.7~9.12)

2012-10-03 16:03:23 | 山紀行(海外:ヒマラヤ)

2012年9月7日から10月1日にかけて25日間、パキスタンのK2・バルトトロ氷河トレッキングに出かけてきました。 今回は経験豊富なルパインツアーにお世話になり、参加者13名、日本人ツアーリーダ2名、現地ツアーリーダ1名と食糧、荷物運搬のポータを加えて総勢約130名の大所帯でのトレッキングとなりました。
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最高度4600mですが“究極のトレッキング”と称されるだけあり、最高気温30度から最低マイナス8度と灼熱から極寒、更には氷河上にシートを引いて寝袋にくるまって寝る15日間のテント生活。 歩いては高低差100m以上はある氷河のうねりの中での登り下りの繰り返しと、総合的には究極のトレッキングであることを実感しました。
只、登頂のような達成感は余り感じられず、しかも毎日の高低差が500m以下のほとんど平地を歩く程度でアドレナリンはほとんど出ず、少し物足りないトレッキングでもありましたが、このコースは上記のような過酷なものであるとともにエスケープルートが全く無いコースです。 経験の少ないトレッカーや70歳以上の高齢者で普段から山歩きをされていない方は遠慮されることをお薦めします。 他の参加者に迷惑がかかるのと、ご本人の命にもかかわるからです。

1.成田⇒イスラマバード⇒スカルド(9月7日~9月11日)
成田からの航空機が4時間遅れで北京経由イスラマバードに8日深夜1:30着。 寝る間もなく8日10:35イスラマバード発スカルドへの山岳飛行便で発ちましたが、スカルド周辺の天候状況から途中で引き返しました。 それから難行の始まり! 結局、4日後の9月11日にようやくスカルドに入ることができました。 この遅れが、復路での強行軍につながることとなります。 この間、イスラマバードのホテルに缶詰め状態(治安の面からホテルの外へ出ることはできません)となりました。 また、ホテルの食事はバイキング形式が多く、たいがいが食あたりにあいます。 キリマンジャロでも同じような状況ですが、バイキングでは衛生面での問題が付きまといます。 極力、煮たり焼いたり熱を加えてものを食べるようにしていますが、なかなか難しいですね。
P1030135飛行機から見たナンガパルパット(8126m)
P1030137ようやくたどり着けたスカルドのホテルから見るインダス川。 K2に端を発するバルトロ氷河から幾つかの氷河を合わせこのような広大な川となり、インド洋まで流下ります。
2.スカルド⇒アスコーレ(9月12日)
この日は、トレッキング基地となるアスコーレへランドクルーザで8時間かけて入りました。 途中、土砂崩れで車走行が困難なことから、土砂崩れ前にアスコーレにたまたまあったジープ3台に乗り換えてアスコーレに入ることができました。 それにしても、ジープの荷台での2時間余りは、前後左右に予告無しの大揺れに地獄の責め苦を味わいました。
P1030139天気も良く8時間の車の旅も良いかな、と思ったのが間違い! 
P1030141こんな吊り橋を車で渡ります。 路面は木の板をつないだだけ。 
P1030143すさまじい揺れで写真も撮れないなかで、ようやく1枚撮れました。
P1030145土砂崩れ現場です。 大分、補修は進んでいますが帰りは開通していることを祈るのみ。
P1030148ようやく、基地のアスコーレに到着。 ここから長いテント生活が始まります。



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