一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(秋の秩父山系-唐松尾山、笠取山 2013.11.11)

2013-11-12 21:23:53 | 山紀行(国内:高尾、秩父山系)

今年の秋はアッと言うまに過ぎ去ろうとしています。 今年のトレッキング遠征も最終となり、2000m峰を探したところ奥秩父にありました。 そこは、東京都の水源になっている多摩川の源流の水干がある笠取山(1953m)と唐松尾山(2109.2m)です。 ここは、雲取山と違い訪れる人も少なく静かな秋の山を楽しめそうとのことで選定しました。 コースとしては、青梅街道の大菩薩ラインから一之瀬川に沿った舗装された林道を一ノ瀬高原まで上がり、三ノ瀬から唐松尾山、笠取山を縦走し、作場平へ下り、ここから三ノ瀬まで林道を50分程歩く周回コースが先ずアイディアとして浮かびます。 只、このコースだと固い舗装道路を50分も歩くことと、多摩川源流を堪能できない欠点があります。 そこで今回は、笠取山から水干の源流を堪能し黒槐尾根(ぐろえんじゅおね)を中島川橋へ下り三ノ瀬へ戻る周回コースとしました。

11日当日は、関東地方で木枯らし1号が吹き荒れ、超寒い1日でしたが行き会う人も少なく静かなトレッキングを楽しむことができました。 帰路も大菩薩ラインで塩山へ出ましたが、赤、黄色の紅葉が見事でドライブを楽しみました。 また、水干での湧水で翌朝には美味しいコーヒーとお茶をいただきました。

行程:三ノ瀬登山口(6:50)⇒七ッ石尾根経由将監峠(8:50)⇒山ノ神土(9:10)⇒唐松尾山(10:10)⇒笠取山(12:00)⇒水干(水神社 13:10)⇒中島川口(14:50)⇒三ノ瀬(15:30)

一之瀬キャンプ場近くの民宿しゃくなげの駐車場に車を置かせていただき(1日500円)、そこから5分程上がった所に将監峠への登山口があります。
Img_3721
Img_3724
登山口から15分程、登った所に七ッ石尾根への分岐と思われる個所がありました。 何も案内なりテープが無く、どうしようかと思っていたら、丁度、雲取山へ縦走される女性お二人に会い、お聞きしたところここから唐松尾山へ行けるとのことで将監峠へのルートから分かれました。 気持ち良い登り道で、途中に苔むした個所もありました。
Img_3725
Img_3729
登山口から1時間半ほどで十字路に差し掛かりました。 昭文社の地図には十字路は無く、標識もありません。 直進するか左を行くかで家内と意見が分かれました。 結局は直進しましたが、やはり左を選択するのが正解でした。 20分程で将監峠へ着きました。 マア、この峠がどんな所か気になっていたので、結果オーライですが。
Img_3730
Img_3731
峠から15分程で七ッ石尾根からのルートと合流。 正規ルートに戻りました。 そこから間もなく、山の神土へ到着。 ここから和名倉山へのルートが続いています。 このルートも往復6時間程度で面白そうですね。 
Img_3732
Img_3733
唐松尾山へのルート上で3か所ほど、崩壊地があります。 やはり山は生きています。 途中、西御殿岩への分岐があります。 唐松尾山頂上の眺望が良くないことから、西御殿岩で眺望を楽しむようですが、この日は木枯らし1号で雪雲が垂れ込めており、眺望が望めないことからパスしました。 それにしても寒い!!!!!
Img_3735
Img_3737
木枯らし1号で雪雲が垂れ込めていましたが、時々、日が差し麓のカラマツの紅葉がきれいです。 唐松尾山頂上は何もなく味気ないものでした。
Img_3738
Img_3740
唐松尾山から黒槐山(2024m)を経由して笠取山を目指します。 途中、苔が豊富で自然林とマッチしきれいな尾根路です。 このルートは“秩父山地緑の回廊”と名付けられているようですね。
Img_3747
Img_3748
笠取山への気持ちの良い尾根路ですが、何せ寒い。 フリースの手袋をしていますが指先がしびれてきました。 ピークを幾つか通り過ぎましたが黒槐山の標識は無く行き過ぎたようです。
Img_3750
Img_3752
笠取山頂上と水干の分岐です。 当初予定では水干へ10分程、寄り道しようと思っていましたが、余りの寒さで頂上を目指しました。 ここで、ようやくこのルートで初めて人に出会いました。
Img_3755
Img_3756
笠取山東峰です。 右は西峰です。 笠取山は人気の山で頂上に来ると作場平からのトレッカーが5名程、おられました。  尚、眺望は西峰が良いです。 東峰と西峰の間に中央峰がありますが標識もなく眺望もききません。
Img_3758
Img_3759
西峰からの展望です。 この日の温度は2度で木枯らしの風速を入れると氷点下2,3度で昼食もそこそこに下山しましたが、和名倉山は霧氷で斜面が白く見えました。
Img_3761
Img_3762
笠取山西峰の全貌です。 作場平からのぼり場合は、この急登が最後に待っています。 まあ、30分程度でしょうが。 笠取小屋へは向かわず水干から黒槐(グロエンジュ)尾根を目指します。
Img_3764
Img_3767
水干です。 多摩川の最初の一滴が落ちているとのことですが、わずかに湿っている程度でした。 岩上部には水神社が祀られていました。
Img_3773
Img_3772
水干から20分程降りたところに沢がありました。 ここが最初の1滴になりますね。 ここでペットボトルに水をいただき、翌朝に美味しいコーヒーとお茶を都民になったつもりでいただきました。
Img_3771_2
Img_3775_4
水干尾根からシラベ尾根への分岐です。 路は唐松尾山と違って太くしっかりしていました。
Img_3776
Img_3778
途中にきれいな沢がありました。 シラベ尾根から黒槐(グロエンジュ)尾根への分岐です。 雪がちらほら舞ってきました。
Img_3780
Img_3781
ようやく天候も回復し暖かくなりました。 道端の苔が多種多様にありました。
Img_3782
Img_3783
天気が回復して日がさすときれいなカラマツの紅葉が黄色く映えます。
Img_3786
Img_3789
カラマツの紅葉を楽しんでいるうちに中島川口に到着。 ここから少し、舗道を行くと三ノ瀬集落へ下る林道の標識があり、そのルートで集落へおりました。
Img_3790
Img_3791
三ノ瀬へ到着するとこのような快晴。 見事な紅葉が目に飛び込んできました。 これで、今年の遠出のトレッキングは終了します。 丹沢や道志方面の大概の山は10回以上登っており、目をつぶっていてもOKですが、初めてのこのようなルートは、五感を研ぎ澄ます絶好の機会です。 これからの冬場は裏丹沢や道志方面でトレーニングを積み、来年1月にはオーストラリアのタスマニアトレッキングに備えます。
Img_3793
Img_3792






































































最新の画像もっと見る

コメントを投稿