5.Day 4(8月16日):Brecha de Roland(2804m)及びTaillon(3144m)登頂(約9時間)
念願のBrecha de Roland目指して朝7:30Rifugio Gorizを出発。 この日も寒く霜が降りていました。
珍しいCorona de Rey(王冠)という高山植物で岩場にしか咲きません。 このように1本の芯が伸びると枯れるそうです。 右は、岩場の裂け目でクレパスですね。
こんな大岩壁の麓のごろ石を順調に進みました。 朝日がようやく差し始め少し暖かくなりました。
暖かくなりホットした二人です。 念願のBrecha de Rolandが見えた!と思いきや右側の裂け目は未だです。 左の茶色の山がTaillon(3144m)です。
ようやくBrecha de Rolandが見えてきました。 感激です!
このスペイン側からBrecha de Rolandへのルートは渓谷沿いのルートとサドルを行くルートがありますが、Nachoさんは当然のごとくサドルルートを選定しました(Nachoさん曰く、渓谷ルートは単調で面白くない)。 このサドルルートはごろ石や雪渓、はたまた急峻な崖をトラバースするハードなルートで、途中でハーネスを付けました。
Brecha de Rolandへの最後の壁のトラバースで3人はザイルで結び合いました。 トップは私、二人目が家内でNachoさんはラストで私達の滑落を防いでくれます。
こんな急峻な崖をトラバースしました。 ここには、鎖が張ってあり、Nachoさんはカラビナで確保してくれていました。 断崖の黒い粒はRifugio Gorizへ向かうトレッカーの方々です。 いよいよ、Brecha de Rolandの威容が迫ってきました。
出発して3時間の10:30にBrecha de Roland(2804m)へ到着。 近くで見るとごつごつした岩山です。
20分程、Brecha de Rolandを楽しみTaillon(3144m)を目指して出発。 たおやかな登りです。
Taillonへは約2時間で到着。 フランス ピレネーを存分に堪能しました。 右は、フランス ピレネー最高峰のVignemale(3298m)です。
TaillonからBrecha de Rolandへ戻り、そこからRifugio Serradetsへ下ります。 下降開始直後から大雪渓がありましたが、雪面が柔らかくアイゼンは使いませんでした。 Taillonからつかず離れずで一緒したフランスの女性トレッカーは一度、下降開始してからアイゼンを履くため戻ってきました。 まあ、安全だ第1ですね。 フランス側からのBrecha de Rolandと世界自然遺産のガバルニー大圈谷です。
フランス側から見上げたBrecha de Rolandです。 右は、Rifugio Serradetsです。 Brecha de Rolandとガバルニー大圈谷を望める一等地にあります。 小屋は小規模でトイレは一つしかありませんが、良い山小屋です。 私達は3段ベッドの一番下でしたが、高さが50cm程しかなく出入りに苦労しました。 日本人は少ないのか、食堂に入ると一斉に視線が注がれました。 どこを登ってきたのなんて質問攻めでNachoさんがRobinera、Perdiod、Taillonに登ってBuharueloへ降りるんだよと自慢げに説明していました。 一様に、アジア人がそんなルートを行くのかと感心している様子でした。
夜明け前のBrecha de Rolandとお月様です。
6. Day 5(8月17日): Rifugio Serradets⇒Rifugio Bujaruelo(4時間)
ガバルニー大圈谷のご来光です。 右は朝日を受けてドロマイト色に輝くBrecha de Rolandです。
今一度のフランス側からのBrecha de Rolandです。
名残欲しいですが、途中までの塗り絵を完成させるべくBujarueloへの帰路につきました。
昨日、登頂したTaillonの北壁と氷河です。 右は、一昨日登頂したMt. Perdidoです。
快晴の中を順調に下っています。 右は、渡渉の様子ですが岩が凍りついてツルツル状態となっています。 Nachoさんにサポートされ何とか渡り終えました。 登ってきた若者グループは滑って水につかりビッショリになっていました。
Taillon西壁です。 高度は700mあり、冬にはアイスクライミングで賑わうそうです。 右はスペインとフランスの国境のPt. de Bujaruelo(2804m)です。
それまでは、行き交うトレッカーとはボンジュールとフランス語でしたが、スペインへ入りオーラとの挨拶に代りました。 右は、昨年、途中断念した地点の沢です。 昨年は川幅3m以上で深さ1m以上の濁流でしたが、今年はチョロチョロ。
右は、昨年の写真で何とか登れないかと眺めた山容です。 左と同じ場所とはとても思えません。 本当に懐かしい思いです。 でも、今日、このトレールを下ってきてそれは無理だということが良く分かりました。
懐かしいRifugio Bujarueloに着きました。 きれいな川で家族連れが水浴びを楽しんでいました。 駐車場は満車状態で路肩に沢山の車が駐車していました。 これで、塗り絵を完成しMission Completeです。
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