一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(北欧、スペイン その4-1-3(ピレネー Mt. Perdido登頂 2014.8.14~8.15)

2014-09-08 10:59:16 | 山紀行(海外:ヨーロッパ)

3.Day 2(8月14日):Ainsa⇒Ordesa渓谷⇒Rifugio Goriz(ゴリス小屋)(約6時間)

Nachoさんの車でホテルを8:30出発。 Ordesa渓谷の登山口Torlaに到着。 ここからバスでOrdesa渓谷へ行きます。
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Ordesa渓谷駐車場です。 昨年、訪れており懐かしいですね。 ここからいきなり渓谷沿いのサドルを行く急登に入りました。
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結構な急登です。 その途中で念願のBrecha de Rolandを望むことができました。 2日後には、あの岩壁右端の切れ目をフランス側へ抜けます。
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そんな急登でも途中、Ordesa渓谷の見事な山並みをみることができます。 山の名前を教えてもらいましたが、済みません、歩くのに夢中で失念しました。
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急登を終えなだらかなトレールを行くとエーデルワイズが咲き乱れていました。 最初のうちはシャッターを押してばかりでしたが、そのうちに余りの多さに止めてしまいました
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眼下に昨年訪れたCirco de Soasoが見えてきました。 昨年は雨にあいましたが、今日は快晴です。 少しするとRifugio Goriz(Goriz小屋)が見えてきました。 それにしても、スタートが遅かったこともあり、Nachoさんのペースが速くこちらも全速にギアを上げました。 これが翌日のMt. Perdido登頂の下りで膝に痛みが出た要因ですが、結局は筋肉痛でした。 山小屋で必死にストレッチと膝裏のマッサージで2日後には回復しました。
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Rifugio Gorizです。 1963年に建てられたようで相当に古い山小屋です。シャワールームはありますが、冷たい水で日本人には無理です。 まあ、日本の山小屋も同じで寝れればOKです。 10~20人は入れる2段式ベッドの部屋が3つ程あります サマーバケーションシーズンで大勢のトレッカーでごった返していました。 
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4.Day 3(8月15日):Mt. Perdido(3348m)登頂(約7時間)

朝7時に小屋を出発。 寒い! 厚手の手袋をしましたが手が凍えました。 Clindro de Marbore(3355m)に朝日が当り始めました。
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Clindro de Marboreのダイナミックな地層が朝日を受けて見事な景観です。 フランス ピレネーとスペイン ピレネーは二つのプレートが押し合い、フランス側がなだらかな山容に、スペイン側は急峻な山容になってそうで、その3回程のプレートの衝突の様が見事に地層に現れています。 Crindro de Marbore直下の湖はこの辺りで唯一の湖だそうです。 湖は薄氷が張っていました。 この水が伏流水となってOrdesa渓谷に流れ込むそうです。右は、Mt. Perdidoの山頂が見えてきました。 ザレた急坂の登攀で、富士山の須走を登るようなものです。
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Nachoさんがザイルで確保しようかと言った個所です。 写真ではその急峻さが出ていませんが。 勿論、この程度では必要ないよと答えました。 ようやく、Mt. Perdido山頂が見えてきました。 それにしても寒い!
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登り始めて3時間の10:00にMt. Perdido山頂(3348m)に到着。 やったー! スペイン、フランスでは人気の山です。 頂上にはご覧のような色とりどりの旗がひらめいていました。 Nachoさんはヒマラヤの“マニトバ”だよ、と教えてくれました。 確かに、エベレスト カラパタール等で見かけたものと同じですが何故、ピレネーにあるのでしょうか。
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頂上からOrdesa渓谷の大パノラマです

明日登るTaillon(3144m)の右にCasco Marbore(3047m)とTorre de Marbore(3011m)が顔を覗かせています。 右は、人一人がやっと通れる岩と岩の隙間を下ります。
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