山紀行（道志山系 今倉山・赤岩 2012.10.13)

25日間のK2・バルトロ氷河トレッキングから帰国して2週間弱で、未だ疲れが残る状況ですが、10月8日には裏丹沢の犬越（標高1000m)で足慣らしし、今日13日は天気も秋晴れとの予報であることから富士山を眺めながらキノコ採りに道志山系の山中湖に近い今倉山と赤岩（松山）に登ってきました。　国道413号線（道志道）を津久井から山中湖方面に向かい、道志道の駅手前の唐沢交差点で都留市方面へ右折します。　ここから、七曲のワインディングロードを進み道坂トンネルを通過した直後に今倉山への登山口があります。　私達はこの通常ルートでなく、少し先に行った二十六夜山への林道ゲートから少し入ったほとんど人が入らない、沢ルートで行くことにしています。　この日はたまたま、林道での仕事を終えられた工事関係者が山が好きなことから立ち話がはずみ30分程、山談義を咲かせました。　その話の中で、今年、この林道で2回、熊に遭遇したとか。　沢ルートでの往復を考えていましたが、熊は今は冬眠に向けて食べ物を探している時期で遭遇する可能性があることから、急遽、通常ルートに変更しました。　また、赤岩から二十六夜山まで往復することが多いのですが、今日は登山口到着が11時30分を過ぎていたことから赤岩までの往復としました。　途中、キノコ採りに勤しみ、大好物のイグチも採れ味噌汁を楽しんでいます。

行程：道坂トンネル脇登山口⇒今倉山（1時間20分）⇒赤岩（40分）⇒今倉山（40分）⇒登山口（50分）

道坂トンネルの登山口から20分程で今倉山と御正体山へ分ける尾根道に出ます。　このルートは檜や杉の人工林は無く、自然林で気持ちの良いルートです。
尾根道に出ると、そこから今倉山までは一本道の急登が待っています。
1時間20分程で今倉山頂上（1470.3m)です。 ここからは、菜畑山（1283.3m)、赤鞍ケ岳（1299m)の道志山系への尾根道が続いています。　今日は、反対側の尾根筋を赤岩に向かいます。
今倉山頂上は狭く眺望も余り良くありません。
赤岩への途中、沢ルートとの合流地点です。　沢ルートは結構、ロープも有りなかなか面白いルートです。　しかし、沢筋はルートファインディングが難しい個所が何か所かあり、初心者にはお薦めできません。
赤岩頂上（1450m)です。　リニア新幹線と、遠くに中央高速道路越しに秩父連山が望めます。
赤岩は富士山の絶景スポットの一つです。　この日も午後になり雲が出てきましたが、素晴らしい景色です。　近くの山は左に御正体山(1681.6m)と右に杓子山（1597.6m)です。赤岩頂上から三ツ峠山（1775m)と遠く右側に北岳、甲斐駒から八ヶ岳連峰、右側に聖、赤石、荒川の南アルプスです。
同じく、頂上から蛭ヶ岳、檜洞丸、熊笹の丹沢山系です。
そこかしこに、秋の代表的な花のリンドウが咲いていました。
根に毒を持っているトリカブトの花です。　紫のきれいな花です。