アイヌ民族関連報道クリップ

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アイヌ民族の宝・首飾り「タマサイ」 函館の工芸家制作(北海道新聞)

2011-06-23 15:00:00 | アイヌ民族関連
アイヌ民族の宝・首飾り「タマサイ」 函館の工芸家制作(06/23 15:00)
3年がかりで作り上げた首飾りを手にする山崎さん
 アイヌ民族の装飾品で女性が正装する際に身に着けた、大小のガラス玉を連ねた首飾り「タマサイ」を今に伝えたいと、函館の工芸家山崎義郎さん(69)がガラス玉を特注し、3年がかりでタマサイをモチーフにした作品を制作した。山崎さんは「アイヌ民族が培ってきた文化を現代に継承するとともに、手にすることで広く人々に関心を寄せてほしい」と話している。

 タマサイは直径1~5センチの大小さまざまなガラス玉を連ねた首飾りで、アイヌ民族の家宝として母から娘に代々受け継がれてきた。アイヌの人たちはガラス玉を作らず、主に江戸時代にヨーロッパや中国など世界各地で作られた高価なガラス玉を交易で少しずつ入手し、タマサイに仕立てていったという。

 山崎さんは3年ほど前から保存状態の良い玉を見本に複数のガラス職人と交渉。その結果、色の深みや発色具合など納得のいくガラス玉を試作した関西のガラス職人に発注した。

 苦心の末に作ったガラス玉に、山崎さんがひもに通してつなげた首飾りは7点。同じ玉を使ったブレスレットも作った。

 山崎さんの作品はギャラリー村岡(函館市元町2の7)と「ウタリアートの店コポロ」(同市元町30の5)に展示している。(松嶋加奈)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/300948.html


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