~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

絵本・わらべ歌講座~わらべの会便り♪

2013年06月22日 | 講座・研修会(保育士研修等)

6月20日(木)

第2回『リクエストに応える絵本・わらべ歌講座』

10:00~12:00の会でしたが、
本当に熱心な受講生の皆さんと、ともに濃い~~い講座になりまして、
皆さん、赤ちゃんと一緒の方もいましたし、幼稚園のお迎えもありましたが、
終わりの歌を歌った後も、アフター講座という感じで、
さらに質問コーナも内容ぎっしりで、
どうしても帰らなければならないギリギリまで共に過ごし、
初めて、私が椅子に腰かけた時は、もう、14時を回っていました。

今回は、『絵本』がメインということもあり、参加者の方が、4名増えました。
それぞれ、目標があり、夢があり、願いがあるという、熱い思いで講座に来てくださったので、
最初から目が違ってました。

もちろん、ウォーミングアップとして、美声体操(立ち姿勢)滑舌、わらべうたから始めました

前回のわらべ歌の宿題や、もう一度リクエストも、
今回の絵本のリクエストも、とても具体的です。

私にとって、初見のものもありましたが、
私の、絵本読みの基本姿勢である、絵本を読むのと同時に自分と向き合い、過去の経験や想いを重ねながら
読みながらも、(聴き手に絵本を見せる姿勢でも)
絵本の世界を裏側から支えるような気持ちで、
そこから送り出すような気持ちで読んでねと

「分りやすくシンプルに、気取らず、気持ちと真っ直ぐに読む。素直に読む」

口先の読み方で声色を変えたりせず、
腹の中から声をだし、自分の素の声で、読むと言うことを伝えました。
大抵腹のそこから出した声には、飾りはつけられないものです。
気持ちに沿って声に表情がつきます。
それが一番自然です。

リクエストの絵本は、幼年期から小学校高学年くらいの絵本の中では、
中、上級編と言えるのではないでしょうか。

『OLIVIA』シリーズから・・・・音楽のような場面の読み方
『モチモチの木』・・・・話の展開部分(焦り・不安・心配・必死・切なさ)などの、登場人物の心情に伴った場面の読み方
『銀河鉄道の夜』・・・・クライマックス部分の読み方

私が初めての本もありました。
私は基本、絵本は聞いて触れて、感覚で感じたいタイプなので、今回も最初に読んでいただきました。
(文章を読んでしまうと経験則で考えてしまうので、読まれて感じる温かさが伝わってこないときがあるのです)

読んでいただいて、本当に良かった。
この絵本が大好きだという娘さんと楽しく読んでいる様子も浮かんで、
お母さんが生活の中で、娘さんに語るように読んでいるのがとても自然で、
この絵本がとっても好きになりました。
私も良い、絵本と出会えました。
(この方は、その絵本が娘さんが大好きでほとんど毎日読んでいるのですが、それでも、音をだすシーンがこれでよいのか、他にどんな読み方があるのか・・・というご質問でした。)

『モチモチの木』は、読みました。
私にもこの絵本に重なる思い浮かぶ世界があり、そのことを思いながら読んでいると伝えました。

賢治の『銀河鉄道の夜』はその場面を読みました。
読む前に『星めぐりの歌』を歌いました。
賢治の作品はどうしても、祈るような気持ちで心を整えないと読めません。
そんなことも伝えました。

その他、ブックトーク20冊、
『キリンさんより』『はなのすきなうし』『かしの木ホテル』『とさかにごはん』『すいかのめいさんち』など読み、
絵本の世界を豊かに楽しみ、また、勉強しました。

あっという間の2時間。

それからは、学校図書司書の方が参加されていたので、
学校という現場での「読書の時間」を実際担当されての日々の取り組み、問題点疑問点などの話、
『絵本の力』『読書の力』、そして、何より、それを伝えていく側の在り方についても話が広がりました。

私も、3年程前より、学校への語り訪問を積極的に行っており、
先生たちとも語り合うことも多くなりました。
しかし、実際司書の先生からの話は、あまり聞いたことがありませんでした。
今回直接こうしてお話しできて、生の現場の声を聞き、
豊かな絵本の世界が文学的にまた、思考の成長の力になるように、
絵本で、心の柔らかな土壌を作り、想像力を広げそして、創造力を広げ、読書の世界の幅も広がるような意識を持つことも
今後の課題として、心しておきたいです。

次回は、第3回めです。
7月11日、メインは『語り』です。
美声体操・おもしろ滑舌もね!

民話・童話・詩・名作・などからお話していきます。
リクエスト、これまでのもの、語りについて、作品リクエスト、どしどしお寄せ下さい。

元気でお会いしましょう




金曜日、わらべの会

赤ちゃん大勢。一番大きくて1歳8か月。
おだやかに赤ちゃん色のわらべ歌。

お母さん体をぴったりくっつけてたり、そばでお座りしたり、ごろんしたり
赤ちゃんは、目を見開いて、すまし顔。

「私ぜ~んぶ聞こえてるよ、もう、歌えるよ」という顔です。

私に合わせて、「あうあうあうあう~~」と、上手に歌ってくれた赤ちゃんもいました。

お母さんも穏やかな様子

ここが最初の一歩。

みんなが幸せで、平和でありますように。


次回は、7月5日(金)11:15~です!

ぜひ、遊びに来てくださいね






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