~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

一年生クラス訪問・ロシア民話『おだんごぱん』

2008年05月16日 | おはなし会・語りの会
今月は『おだんごぱん』月。

今日は、小学一年生クラス訪問最終日。
おだんごぱんが一年生の教室にも、廊下にも、子どもたちのところへも、ころころころがって、楽しいおはなしの輪が広がりました。
 

 『おだんごぱん』  曲:美月愛依

 ぼくは、天下のおだんごぱん!
 ぼくは、粉箱 ごしごしかいて
 集めて とって それに クリーム
 たっぷり まぜて バターで焼いて
 それから 窓で ひやされた!
 
 けれども ぼくは~
 おじいさんからも おばあさんからも 
 (うさぎさんからも、おおかみさんからも、くまさんからも)
 逃げ出したのさ!
 おまえなんかに つかまるかい!

間に手拍子をいれて、リズムよく歌いながらおはなしは進んでいきます。
全部で、5回歌います。子どもたちは、少しずつ にこにこしてきて、歌うごとに
手拍子がひろがります。
「おだんごぱん」がじわじわ溶け込んでいくようです。

おはなしの「おだんごぱん」は、ころころころがって、うさぎ、おおかみ、くまから逃げていき、最後にきつねにパクッとされてしまいます。
あっけらかんとして、とっても愉快な作品。
子どもたちからは、「あっ!」とか「えっ!」とか「えー、食べられちゃった」
と、声がもれます。
「おだんごぱん」の冒険はこれで、おしまい。

私の一番最初の語り聞かせの作品で、こよなく愛しているおはなしです。
歌をつけることで、子どもたちと一緒に作品の世界を楽しく旅できます。

おはなしの後、子どもたちからたくさん感想をもらいました。
女の子が、ちょっとはにかみながら、「今日、気持ち悪かったんだけど、おはなし聴いたら元気になった。」と、
そっと手をあげて、小さな声で言いました。

「良かったな。みんないいお顔。」
ほっとする瞬間です


今月はあと一度、増田書店のおはなし会(5月25日(日)11:00~)で語ります。
一緒に『おだんごぱん』歌おうね。



 

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