~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

辻井伸行ピアノリサイタルへ

2024年03月02日 | 日々徒然
辻井伸行ピアノリサイタルへ、サントリーホールへ。14時開演。
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今日のプログラムは、バッハ、ショパン、ラフマニノフ。










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今日のお席は2階席1列目、辻井さんのお顔が真っ直ぐ見えるお席でした。
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1曲目、♪バッハフランス組曲第5番。これは一等好きな曲。もう全ての憂いの曇りがふぁっと明るく晴れ渡っていきました。
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そして、ショパンの♪即興曲4連。ピアノの粒がホール全体に膨らんで生きてるように動くようで、川の流れのように音が迫ってくるような感じがしました。
最後の♪幻想即興曲は、もうこれまでにどれだけ聴いたか知れない曲ですが、今日聴いた時、その曲の素晴らしさに改めてはっとしました。
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後半はラフマニノフ。
♪ヴォカリーズは、哀惜や祈りを感じました。とても繊細で美しく、心震えるような気持ちになりました。
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そして♪楽興の時。第1、3、5番。辻井さん、新曲、初演奏ということで、挑む感じ、気迫も、お顔の表情も感情通りの音がビーンと伝わって、胸が熱くなりました。ブラボーです。
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そしてアンコールが凄かったです。
4回です!!
♪ノクターン第20番(遺作)、最初の音を聴いた瞬間にあまりにも美しくて泣きそうになりました。そしてそれは最後の音も。音が心に聴こえる。それが辻井さんの音。忘れられない響き。
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そして♪鐘。スケートの真央ちゃんでも有名ですが、ピアノ生演奏で聴いたのは初めてでした。耳に鮮明に残っています。
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♪熊蜂の飛行(ラフマニノフ編)軽快で楽しかった!
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さらに♪雨の庭『版画』、本日のプログラムの締めくくり、まるで版画のようにここまで振り返るごとく胸に刻まれました。
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ものすごい拍手は全ての曲で鳴り止まず、辻井さんが毎曲私たちにそのピアノへの愛情と観客への愛情をまっすぐ伝えてくれる演奏に心丸ごと感動です。演奏を聴いた誰もが音楽という尊い贈り物、幸福をもたらしてくれる神の手です。
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あぁ、感謝。
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サントリーホールいつも1階でしたが、今日のお席、とても気に入りました♪
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ピアノ、弾くのは全然ですが、聴くのは大好きです。聴く専だからか、どんどん好きさが増しています。
語りにも活かしていければなぁ^_^
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#辻井伸行
#ピアノリサイタル
#サントリーホール

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