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~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

府中市子育て支援講座「子育てにわらべうたを」

2011年12月01日 | 講座・研修会(保育士研修等)
11月30日、府中市子育て支援講座。
会場は、木の温もり豊かな、大好きなひまわり幼稚園さん

未就園児の親子が参加の楽しいプログラムで、
元気いっぱいわらべ歌を歌いました



初めましての親子は2組だけでしたので、みんな最初から笑顔で積極的でした。
今日は、体を動かして、お母さんと一緒に遊べるわらべ歌を多く歌いました。
わらべうたのごっこ遊びです!

だるまさんごっこ あひるさんごっこ  北風さんごっこ おすもうさんごっこ
わらべ歌に合わせて、たくさん体を動かしました

手を叩きながら、私の歌に合わせて歌う子がたくさんいて、とってもいい感じだったので、
参加型のあの、お姫様と怪獣のおはなしを入れました!
お話しの中で、
「怪獣は、大きな声で、3回ほえました」というと
手真似までつけて、「ガオーガオーガオー」と元気にほえてくれたので、
おはなしも盛り上がって楽しくなりました

印象的な言葉は、すぐ繰り返しまねっこしてくれるので、
私もいろいろに膨らませて歌うことができました。
即興でたくさん作っちゃいました

2歳の女の子との、「なべなべそこぬけ」は、ちょっとくるっとできないかなぁと思ってましたが、
女の子の体のなんとやわらかいこと!!
くるんと手を離さずにできて、とってもいいお手本になりました

わらべうたもいろいろですが、
子どもたちは、お母さんと目と目を合わせて、一緒に歌う、遊ぶことが何より嬉しいのです。
おうちで、どんどん歌ってくださいね。


それにしても、園の廊下のあちこちに飾ってあるリースが素敵すぎます
みんな手作りですって!

   

帰りに、先生から、アドベントカレンダーをいただきました。
ヤシの木があるから、これは、ひまわり幼稚園の園庭とイエス様の生まれた馬小屋になるのかなぁ
ちょうど、明日からめくれます。

楽しみです~~



絵本、手遊び講座

2011年07月20日 | 講座・研修会(保育士研修等)
昨日は、久しぶりに暑い、熱い講座になり、「リプリント・中央区」の皆さんとよく歌い、よく遊び、よく学びました。

体操で体をほぐし、発声をしてから始めました。
わらべうた、手遊びは、挨拶歌、指遊び歌、数え歌、じゃんけん歌、顔まね歌、季節歌などを紹介しました。
皆さんくり返し歌って、手を付けていくうちに、どんどん顔が朗らかになって、楽しそうでした。
皆さんにとって、新曲が多かったそうでとても新鮮と、喜んでくださいました!

絵本紹介は、私の選書の基である、土、水、風、光を感じる絵本の話をしました。

その他、五感が喜ぶような小道具の紹介、素語りなど、私の講座ではいつものごとく、時間をかなりオーバーしてしまいました。

リプリントの皆さんが、これから、講座で心に残ったものを、小学校の読み聞かせに役立てほしいなぁと思います。

リプリント・中央区の皆さん、3回めの講座で、またお会いできることを楽しみにしています







おはなしとわらべうた講座

2010年11月11日 | 講座・研修会(保育士研修等)
9月から始まった、3回シリーズの『おはなしとわらべ歌の講座』も、いよいよ最後回になりました。

毎回、お天気に恵まれましたが、今回も青い空澄み渡る良いお天気でした

お母さんと子ども達の顔も覚え、3回目はやはり名残惜しいものですが、
この講座の締めくくりとして、みんなで「こんこんちきち~」でご挨拶の後、
「絵本・素話・わらべ歌」を取り混ぜた、おはなし会のスタイルにしました。

  ♪「おせよ~おせよ~さむいでおせよ!」

素話は、二つ。
アフリカのお話『コカの亀』とリクエストのロシアのお話『おだんごぱん』

二つのお話とも、冒険心、好奇心、そして、ユーモアたっぷりの、テンポの良い明るいお話。
歌付にして、リズミカルに語りました

それにしても『おだんごぱん』の歌は、みんなとっても上手でした
お母さんは、さらにバッチリ
きっと、おうちでも、『おだんごぱん』を時々は思い出してくれるでしょうね
わらべ歌は、「おしくらまんじゅう」や「風の子」など、冬に元気に過ごす歌を歌いました

♪「あめこんこん ゆきこんこん」はお母さん方の輪唱で決めてもらいました
優しくやさしく、胸に降り積もるような歌声でした。

わらべ歌にも昔話にも、人の育みを大切に見守ってきた眼差しを感じ、
歌いながらも、優しさがこみあげてくるようなものばかり。
子供たちに歌ったり、語ったりしながら、自分に返ってくるものでもあります。

この機会を通して、わらべ歌や、お話の世界に初めて触れた人もいますが、誰にでもどこにでも本当に身近にある美しい世界が、この世界です。
お母さんが、お母さんの声でその世界をもっと膨らませてあげてください。

また、いつかお会いしましょう。
その時がくるのを楽しみにしています

わらべ歌の会、おはなし会に参加してみたい方へ。

定期のわらべ歌の会を、国分寺市家庭支援センターひかりで行ってます。
第一水曜日、第三金曜日、11:15~です。
次回は、11月19日(金)です。
ぜひ、遊びにきてくださいね。

(11月のみんなのおはなし会)
11月20日(土)恵比寿三越八重洲ブックセンターお話し会 14:00~
11月28日(日)国立 増田書店おはなし会 11:00~


予約の必要はありません。
直接会場へお越しください。
また、ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせくださいね。




地域の方々のための子育て支援講座 

2010年10月14日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今日は、ひまわり幼稚園での『おはなしとわらべうた講座』第2回目でした。

♪「ま~るくな~れ ま~るくな~れ 1,2の3」と歌いながら、大きな輪になりました


 2回目とあって、緊張感はなく、お母さん達も子ども達も和み顔。

ご挨拶は♪「こんこんちきち~こんちきち~お山のや~えです~」と、私から、順番に回りました

2,3歳の子供たちにとって、自分の名前を言うのは、まだまだドキドキなことです。
少しほっぺを赤くして、みんながんばって教えてくれました

前回のお母さんと触れ合いながらのわらべうたは、明るい歌声が響きました
嬉しそうにはしゃぐ子ども達の笑い声が飛び交って、お母さんと体ごと楽しく遊べていました



 ♪「ちびすけどっこい はだかでこい~~」

お相撲さんのようにしこを踏んで、「はっけよいのこった~」

しこを踏むって、子ども達は、まねっこ遊びですが、お母さんにもとってもいいんですよ。
バランスを保つようにしっかり筋肉使いますからね。体を支える筋肉が鍛えられます。
子育てには、いい筋肉ですよね
子ども達と「力持ち!強いねー」の声と一緒に、お相撲ごっこたくさんしてくださいね。

握りこぶしの中をあてっこ遊び。
♪「どっちどっちえびすさん~」「おてぶしてぶし~」

 子ども達は、真剣な顔。

「こっちー!」と指差して、当たると満面の笑みで喜びます
お母さんの手の平に、夢いっぱいつめて遊んでくださいね


最後に「お母さんのきれいな声、子ども達に聞かせてあげてください」と、
♪「あめこんこん ゆきこんこん~」を輪唱しました
最後のフレーズ「ゆきこんこん~」きれいにはもりました

とても素敵でした
子ども達は、耳を澄まして聞いていました。
お母さんの声は、「世界でいちばんきれいな声」です。
大好きな声です。

お散歩の時、お台所で、お風呂で、日常のあちこちでたくさん歌ってあげてくださいね。


来月は、いよいよ3回目。
お母さん達から「次で最後なんてさびしいです。わらべうたに私がはまってます」と
とっても嬉しい言葉をいただきました。
みんなで、また楽しく良い時間を過ごしましょうね






地域の方々のための子育て支援講座

2010年09月23日 | 講座・研修会(保育士研修等)
府中市の子育て支援事業の一環として、ひまわり幼稚園で行われる
『おはなしとわらべうたの講座』(9、10、11月の3回シリーズ)に行って参りました。

今日は、第1回目
3歳までの親子がたくさん参加してくれました。

 

今日のテーマは、『世界で1番きれいな声はお母さんの声』

お母さんが呼びかけるようなわらべ歌、お母さんと遊ぶわらべ歌をたくさん歌いました

   

小さな子ども達の世界、美しいものをたくさん味合わせてあげたいですね。
美しいものというのは、五感に触れる、素朴で優しい響きのあるもの。
子ども達が最初に出会う、美しいものは、お母さんの声です。

わらべ歌は、心のつぶやきにメロディとリズムがついたようなもの。
メロディと言っても、ミ、ソ、ラの3音で大概歌えてしまいます。
知らないうちに、鼻歌で歌えてしまうものです。

それでも、わらべ歌は、歴史や風土に根付いてきたもの、自然を愛でるもの、
人、動物を愛しむものなど、口承で伝えられてきた文化遺産のような面もあります。

お母さんの、優しい眼差しを受けて、歌われたわらべ歌は、子ども達にとって、
幸福で安らかな美しい世界になります。

生れたあの日を思い出してください。
ほわほわの赤ちゃんに、優しく語りかけましたでしょ。
どのお母さんにも、お母さんだけが持っている、優しい声があります

赤ちゃん抱っこができるのは、本当に僅かな時です。
お膝にのって遊ぶのも本当に僅かです。
お母さんが一番最初に、美しい世界を味合わせてあげてください。

3回シリーズで講座ができるのは、本当に嬉しいです。
次回は、四季を歌うもの、叙情的なものを織り交ぜて、進めていきます。
楽しみです
今日は、すっごく暑かったですが、来月はきっと涼しくなりますね。
元気でお会いしましょう




十五夜。お月見でしたね。
6時過ぎに空を見上げたら、きれいなお月様が輝いていました。
お団子作って、外に飾った時は、見えなくなってしまいましたが・・・。



お姉ちゃんが、丸めてくれました

 「お月見ってなんか好きっ」とつぶやいていました。

今日はあんこ。明日は、蒸かし直して、みたらし団子でいただきます





講演会「りぷりんと・中央区 定例会」

2009年12月15日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今日は、子供たちへの読み聞かせを中心にボランティア活動されている、今年5年目を迎えられた会員数50名ほどのシニアの会「りぷりんと・中央区」の毎月の定例会講演会でお話しさせて頂きました。

会場は、人形町駅近くの日本橋図書館ホール。10:00~11:15。

    

師走の人形町の街並みは、クリスマスの賑わしさより、すっきりと、新年の準備がすすめられていました。

日本橋図書館は、以前、絵本講座をさせていただいたホールでしたので、会場に入ると、懐かしい心地がしました。
明るくてよく声も響いて、雰囲気良い会場です。

さて、リプリントの皆さんには、とても感心することばかりでした。
まずは、読み聞かせのための、勉強会や反省会を含め、約8項目ほど議題をのせたしっかりレジュメを作成して毎月定例会を開いているパワーは素晴らしいの一言です。
毎月、特別講師を招いて、講演会を開くということは、本当にすごいことだと思います。
子供たちとよい絵本との架け橋になろうとする情熱がどの方からも強く伝わるのは、その若々しい目の力かもしれません。
誰もが、元気で積極的に参加していました。

最初の声のためのエクササイズも、発声も、一人ひとりの声がきちんと聞こえてくるような元気さがあり、会場が、一気に活気付きました。
「ここは、本当に元気な会だわ~」と何度も頷いていたのですが、それが一番大事なことですね。

前半にお話したことで、一番メインなことは、「素直に想いのまま自然に語る」ということです。
自分の愛読書(絵本)から、絵本への想いを再確認し、大好きな理由の要素を挙げ
その感性を楽しみながら、自然な姿で語ること。
絵本の読み方も、選び方も、心をこめた温かい声にも、自然に反映されていることです。
だから、悩まない!
ふと、目に飛び込んでくる絵本、手に取った絵本こそ、自分の感性にはピタッと合っているものかもしれません。

後半は、実際のおはなしを通して、おはなし会に集う子ども達の心の平和をもう一度心に刻んで、お話しの世界を一緒に楽しみました

・今日の語り『おだんごぱん』『大工と鬼六』
・読んだ絵本『いつもちこくのおとこのこ ジョン・パトリック・ノーマンマクヘネシー』『月夜のみみずく』
・紹介した絵本『三びきのくま』『モチモチの木』

講演会が終り、その後も熱いおしゃべりがありました。
皆さん、読みたいもの、語りたいものがいっぱいのご様子。

「自信を持って、明るく元気に、あなたらしく!」

絵本講座

2009年06月10日 | 講座・研修会(保育士研修等)
道沿いの、色鮮やかな紫陽花がきれいに咲いているのを眺めながら正門へ入ると、竹林、雑木林から清々しい香りがして、広い園庭に気持ちの良い風がふいていました。

今日は、府中白糸台幼稚園で幼稚園の先生方への絵本講座でした。

 

16クラスもある大きな幼稚園で、先生の参加人数も40人。
いつものお話会とは少し様子の違う、熱い視線を受けながらの講座で、珍しくやや緊張気味のスタートでした。
初対面ですものね。当たり前ですね。
でも、すぐに、手遊びなどを通して私も先生方も和んできました。

保育のプロである先生方への講座は、園児への取り組みにも反映させてほしいという願いもあるので、私も熱が入りました。
園児向きの絵本や、日々の手遊びなどは、毎日の日課や計画の中で先生同士でも充分話し合われているだろうと思いましたので、私は一番最初に
「今日は、地味でも、底力のある絵本を読み、おはなしを語ります」と言って、始めました。


講座の中で、『鳥呑みじい』を語ったあと、先生方へも順に語りを繋げて全員リレー形式でお話を完成させたり、『おおきなかぶ』を3人の先生に読んでいただき、絵本の読み聞かせに役立ててもらえるようなアドバイスをしました。

読んでいただいたどの先生にも感じておはなししたことがあります。
それは、声とページのめくり方です。
声は、私は特に「幼稚園語り調」と言っていますが、先生そのままの声でなく、独特な高めの、可愛らしい甘い声で読んでいます。
スピードはゆっくりでとても良いのですが。これは、他の幼稚園でも感じます。
「声は、たったひとりの声です。その声を大事にして、自分の声で、まっすぐ読んでください。落ち着いてすっきりとね。絵の印象をストレートに届けるためでもあります。」

また、めくり方は、丸めるような形で、ばらっという感じがしました。
「絵本は子どもたちに食べさせる大切な食べ物です。愛情こめてめくってくださいね」と。
運ぶ手の位置や、指先のことも触れました。

紙芝居の『舌きりすずめ』を読んだとき、半分以上の先生が知ってる内容と違ったと驚いていました。きっと、昔話も、短くまとめられている読み物が多いからですね。

あっという間の二時間で、持っていった絵本も読めないものが多く、ブックトークになったものもありますが、絵本や語りの世界が、子どもたちの心を膨らませ、瑞々しい感性が育ち、そして、言葉の世界を豊かにし、大きな生きる力を培っていくものだということが伝わることを願って講座を終えました。

最後のメッセージは
「愛しい絵本。もっともっと大好きな絵本を見つけてください。そして、子どもたちに読んであげてください」です。

私が読んだ絵本も、初めて出あった、初めて読んでもらったという先生が多かったので、良い絵本と出会ってもらって嬉しいなと思いました

講座の後、園長先生に府中市に残っている地名の由来話をゆっくりお話ししていただきました。
先生が感想で「もっと声色を変えて読むのだと思っていました。言葉の美しさ、響きを大切にしているんだと思いました。」とお言葉をいただきました。

私は、語り手です。演劇人ではないですから。
絵本の力を信じて素直に読むだけです。


帰り、職員室にいらした先生と写真を

 楽しい手遊びを教えてもらいました!

貴重な時間でした。ありがとうございました

*講座で紹介した絵本たち

(絵本) 『コッケモーモー』
     『三びきのくま』
     『おおきなかぶ』
     『舌きりすずめ』紙芝居
     『もりのなか』

(語り) 『鳥呑みじい』
     『おだんごぱん』

(ブックトーク) 『かいじゅうたちのいるところ』
         『だいくとおにろく』
         『かばくん』
         『あめ』
         『スーホの白い馬』



日本橋図書館絵本講座⑩

2008年12月11日 | 講座・研修会(保育士研修等)
9月から始まった日本橋図書館絵本講座もいよいよ最終回を迎えました。
今日は受講生の皆さんの大おはなし会です。
そうです!発表会です



絵本、素話、紙芝居、パネルシアターと盛りだくさん。
皆さん、これまでの1回1回を振りかえ見られるような、しっかりとした、心のこもった丁寧な発表でした。
皆さんの顔を見て、声を聞いて、響くものがありました。
それは、真剣でとても優しい響きです。
ひとつひとつのお話を聴きながら、温かい気持ちになったことはもちろんですが、
絵本の力を信じる強い想いが伝わってきました。
この講座を積み重ねるうちに、さらにしっかり宿ったのだと思います。
それぞれに味のある素晴らしいプログラムで、まさに大お話し会でした。

図書館の方々にも最後までしっかり支えていただきました。
ありがとうございました。
受講生の方々も最後まで出席率もよく熱い講座になりました。

 


さて、私ですが、今日は最終回ということで、恥ずかしながら、特別ゲストとして再度呼んでいただきました。

グリム童話『ブレーメンの音楽隊』を語りました。
このおはなしには、悲しみを希望に変え、人生を明るく楽しんで生きるというユーモアと喜びがあります。
大好きな作品をこの会の最終回で語れたこと、とても嬉しく思います

呼んでいただいたおかげで、最終回パーティにも参加することができ、受講生の皆さんとゆっくりおはなしすることができました。
それは、本当に良かったです。
皆さんのキラキラ輝く目、柔らかな顔、ほころんだ顔がまた、私の記憶の一部、体の一部になりました。

会場はみんなの熱気が漂っていました。
最後の受講生の方を送ったあと、会場は見事にしーんとなりました。
係りの方が静かに窓を開けました。
冬の風とは思えない、さやさやと心地の良い風が吹いてきました。
私に吹いた愛依の風でした

素直に、いい風だと思いました。

また、きっとお会いできますね



日本橋図書館絵本講座⑥

2008年11月06日 | 講座・研修会(保育士研修等)
6回目の今日は、「心のゆれを絵本にして」講師は、絵本作家のかさいまり先生です。

 『ぶひぶひこぶたものがたり』

私たちがおばさんぶた、おねえさんぶたになって、ぶひ、ぶひ、って声を出しながら一緒に読みすすめてくれました。
お母さん豚の優しい眼差し、本当に甘えたくなってしまうのです。
かさい先生の高くて優しい声がとっても柔らかに響きます。

今日読んでくれた絵本は、もちろん、みんな、かさい先生の作品です。
絵本ひとつひとつにオリジナルの音楽CDがあり、音楽付で読み語りしてくれました。
先生が実際読むと、本当に真っ直ぐ想いが伝わってきます。
どんな想いで描いたのか、編集者の方と考え考えして練り上げて作る過程もお話ししてくれました。

絵本に登場させるキーマンの意味は、人の出会いは人生の岐路。
出会いはひとつひとつ大切にしてほしいというメッセージ。

先生が読んでくれた『ぼたんちゃん』まだ、ハードになっていないそうですが、私はとっても好きだなぁと思いました。
早く、本屋さんに置かれるようになることを願っています。

かさい先生の作品を読む時は、今日のことを思いながらやさしく読みたいです。
心のゆれを感じながら。

日本橋図書館絵本講座⑤

2008年10月16日 | 講座・研修会(保育士研修等)
5回目の今日の講座は、「心と心をつなごうよ~絵本・素話・歌遊び」と題し、ストリーテラーとして講師を務めました。
中央区生涯学習課の尾崎さんと会のコーディネーターでもある後路先生です。

今日は、机をはずし、扇形に椅子を並べて、お話の世界の楽しさをみんなで共有できる雰囲気に会場を変えていただきました。
皆さんの顔がよく見えるようにです。
私の今日までの記憶を呼び起こして、思い出に残る絵本を紹介しながら、歌遊びと素話を交えたおはなし会形式にしました。

1冊1冊について、私の想いを話しながら展開したのは始めてです。
今日は、思い出の絵本を紹介すると共に、いろいろなパターンのお話選び、読み口を変えて紹介するようにしました。

後からのみなさんの感想で、例えば、『とさかにごはん』などは、「図書館でも見かけるが絵がどぎつくてなんだか読む気になれず、内容がわからなくて一度も読んだことがなかったけれど、読んでもらったら、引きこまれる面白さでした。ぜひ、読み聞かせで読んでみます!」と、絵本をとって、その赤い表紙を見ながら「これすごい変ですよねぇ」と楽しそうに話してくれました。
愛嬌のあるユーモアたっぷり絵本になりました。良かった。
読んでみようと思ってくれたのはとっても嬉しいことです。

1冊1冊いろいろ感想やコメントをいただきましたが、とても嬉しかった言葉は、「絵本まるごと楽しめました。本当に絵本を愛している人だなーと、それがとてもよく伝わりました。」です。

時間的に難しく名作「八郎」や日本昔話「だいくとおにろく」の語りができなかったのが残念でしたが、1冊に充分時間をかけて紹介できたことは、私にとっても思い出深い講座になり、今日の皆さんの笑顔を記憶にとどめて、新たにお話の世界を広げる貴重な日になりました。

ひみつの玉手箱で、小さなシンバルをならした時の、皆さんのほぅとほころんだ可愛らしいお顔、やさしい「虫の声」の歌声は忘れられないでしょう。

今日の講座を活かして、これからも、たくさんの子どもたちに優しい笑顔と声で素敵な宝物を届けてください。
心を通い合わせる、喜びの時間を、どうぞ存分に味わってください。
絵本に関する相談はどんどん気軽にしてくださいね。
お話できなかったこともたくさんあるので・・・。

絵本を通じてきっとまた皆さんとお会いすることができるでしょう。
その日を楽しみにしています

(今日の流れ)

・体操・発声

・始まりの歌

・歌遊び「やきいもじゃんけん」「ころころたまご」「大工のきつつきさん」

・導入絵本について
 絵本『とさかにえほん』
   『いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』

・おもしろ絵本について
 落語絵本『めぐろのさんま』

・小さい頃から大好きだった絵本が語りへ
 語り『おだんごぱん』

・ほっと一息つく聞き手との交流、ひみつの玉手箱
 歌「虫の声」

・名作の案内、絵本から読み物へ
 語り『くもの糸』

・人と自然が共鳴しあうような絵本
 絵本『月夜のみみずく』

・終わりの歌






日本橋図書館絵本講座②

2008年09月19日 | 講座・研修会(保育士研修等)
第2回目の講座は、「あかちゃんは、ことばを食べる」
講師は後路好章(うしろよしあき)先生です。

現在は大学講師として保育関係を志す学生に、熱弁をふるっていらっしゃいます。
元アリス館編集長。また、赤ちゃん絵本研究会代表も務められており、著書には、乳幼児の精神保健学の見解も充分考慮した、赤ちゃんの発達段階をゆっくり見守るような絵本「絵本から擬音語擬態語ぷちぷちぽーん」「もうわらったよ」「うまれるよ うまれるよ」等があります。
まさに、絵本の全ての工程に携わっている先生なのです。

今日の先生のお話の中心は、「赤ちゃんの心を豊かに育むには、ぬくもりのある関わりの時間が必要。赤ちゃんの発達を踏まえながら、絵本の読み聞かせがなぜ必要か」ということでした。

たくさん絵本を読んでくれました。『もこもこもこ』(文研出版)『ぴよぴよぴよ』(福音館)『くっついた』(こぐま社)『ぴょーん』(ポプラ社)『もうわらった』(教育画劇)『ぷくちゃんのすてきなパンツ』(アリス館)などなど。

優しい顔で、温かい声で、まるで赤ちゃんが目の前にいるかのように、その、目の動きやしぐさをしっかり見つめているような読み語り。
音にとても敏感な赤ちゃん、パッ、ピッ、プッなど両唇音が大好きな赤ちゃんだからこそ、ぺージをめくる音にも気を配り、読み方も常に柔らかく優しくを大事に語ることが大切だということを、先生の、これまでの赤ちゃんへの読み聞かせや、保育士さんからの実際の子どもたちの反応を交えて具体的にお話してくださいました。

前回はうるうるすることが多かったですが、今回はにま~っと笑ってしまうことが多かったです。
この世に生を受けて、まだまだ頭も心も体もふにゃふにゃしている赤ちゃんは、出来立てほやほやの人間。
大きな温もりの中でそっと優しく関わっていくことが大切。
赤ちゃんはちゃんと聞いている。赤ちゃんは、どんどん吸収する。
赤ちゃんの心はどんどん育つ。

赤ちゃん絵本は、赤ちゃんの大好きなものがいっぱい詰まっているのですね。
可愛い赤ちゃんですもの、ご機嫌さんにしてあげたいですね

そうそう、飛び切りのゲストがありました!
上野で共演した[聞かせや。慶太郎]さんです。先日、路上ライブの様子が大きく新聞でも紹介されていましたね。
右の女性は、絵本作家のかさいまり先生です。
ウクレレを弾きながら楽しい歌声から始まる慶太郎さんの読み聞かせ。
久しぶりに聞いて、とっても楽しかったです

赤ちゃん絵本、私は『ゆーらりや』(福音館こどものとも012)が好きです。
子守唄のように読んでみてくださいね


日本橋図書館絵本講座①

2008年09月11日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今日から、日本橋図書館で絵本講座が始まりました。
全10回の第1回めです。
私は5回目の担当ですが、できるだけ参加して、いろいろ勉強したいと思います。

講師は、小松崎進先生。
 教師生活39年。「この本だいすきの会」代表として25年。現在83歳。柔道は黒帯。
講義内容は「こどものこころとことばを育てる読み語り」でした。
私としても、このお年の男性の先生の読み聞かせは初めてでした。
半世紀以上子どもたちに、絵本を読み続けている先生にお会いするのも初めてでした。
一度も椅子に腰掛けることなく、柔らかく深い声で、1冊1冊の絵本に思い出と愛情がたっぷり込められているように、先生の教え子たちのエピソードを交えながら絵本をたくさん読んでくれました。

先生の出会ってきた子どもたちは様々な形でたからもの絵本を見つけました。
けんかばかりする男の子、じっと椅子に座っていられない男の子、お父さんと離れ離れになっている女の子、授業中一言も話さない男の子の話。
みんなみんな先生の読んでくれる絵本を待っていた子どもたちばかり。
その子たちの宝物になった、私も大好きな「泣いた赤鬼」「大きな木がほしいな」「かたあしだちょうのエルフ」「しずかなおはなし」は、前にも増して、私の想い入れも深くなりました。
私が好きなお話というだけでなく、心をつなぐ大切な、語り守り続けたい絵本になりました。

「すみれ島」を読んだ時は、先生の特攻兵時代の話をしてくれました。
壮絶な部隊の訓練。目の前で死んでいった仲間の最後の言葉「おかーちゃん」。
先生の歴史が全部詰まった読み聞かせは私の記憶に留まるものになりました。
この話をしないではもう、私は「すみれ島」を読むことができないくらいです。

初回の講義から、うるうるしてしまうことが何度かありました。
今日の講義を通して、私も短い時間に何冊かの絵本を読むことしかできなくとも、その1冊が子どもたちの心に光を与えてくれると信じ、心をつなぐ宝物を、待っている子どもたちに届けたいと思います。

明日は朝の読み聞かせ。
小学校6年生のクラスです。
何を読もうかな。
待っててね

「声と声で心の共鳴を」

2007年09月19日 | 講座・研修会(保育士研修等)

きれいな花束ありがとうございます。

19日(水)小金井市青少年健全育成南部地区委員会の研修会に「声と声で心の共鳴を」と題し講師としておはなしさせていただきました。
会の前半は、毎度のことながら、「ハートをつなぐ架け橋」をモットーに生の声によるお話し会にこだわり、活動を続けていますと力説した後、おはなし会にはいりました。

参加者は、中高年の方30名ほどです。
今回は、絵本と素話のプログラムです。大人が楽しめる絵本も紹介したかったですし、語りで聴く物語の楽しさも味わっていただこうと思いました。

今回のプログラムは
1、絵本『おじいちゃんのごくらくごくらく』鈴木出版
2、語り『太郎こおろぎ』今西 祐行作
3、語り『蜘蛛の糸』芥川 龍之介作
4、絵本『月夜のみみずく』偕成社


大人の方に絵本を読むのは、子どもたちとは随分気持ちが違います。ただ、読んでいるときの皆さんの顔は、目尻が下がって、子どものような顔つきになっています。ポカンとしてリラックスしています。
『月夜のみみずく』は私の大好きな絵本ですが、父娘で初めて、みみずくを見に行く日の出来事を通して、父と娘の絆が描かれている絵本です。真っ白な雪、真っ暗な森、羽を翻したみみずく、月の光、ふたりの距離感が非常に丁寧に美しく描かれていて、また、無口で、内なる心の大きさを醸し出している父親の描写はすばらしいと思います。
私も、小学生の1,2年生の頃、山に父とふくろうを見にいったことがあります。
かわいいふくろうの子です。ふわふわふかふかしていて、目がまんまるくて、首が本当に360度まわるのにびっくりした思い出があります。
この絵本は、そんな小さな頃の記憶を呼び起こしてくれるような作品なのです。
何回読んでも懐かしい感じがします。

『蜘蛛の糸』は名作ですが、みなさん、「聴くと情景が頭の中に浮かんで、自分で読む
のとは随分違いますね。」と言われ、楽しんでいる様子でした。
「感動しました」と感想をくださる方があり、心から嬉しく思いました。
大人の会では、ひとつおはなしが終わると、人それぞれのコメントをいただいたりするのがやはり楽しいです。みなさん心にいっぱいひきだしがありますものね。
ひとつの物語から、人から人へ、リレーのように、話が弾む。まさに共鳴でしょう。

会が終わって、私に「本当に楽しかったです。美月さんに読んでほしい本たくさんあるの!」とやや興奮気味にお声をかけてくださったご婦人がいました。
今日のお話し会、やってよかったと実感できる瞬間です。


お弁当もおいしかったです。ありがとうございました。