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~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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八王子市幼稚園教諭合同研修会便り♪

2015年06月04日 | 講座・研修会(保育士研修等)
6月2日(火)

高尾駅から緑あふれる森林の方へとバスで。
ブーンとのぼったところが研修会場の元八王子幼稚園。

この会場は、八王子の中でも遠いと言われている幼稚園なんだそうです。
みなさん勤務後に参加され、お疲れではあったと思いますが、元気な声、いい笑顔で歌ってました

私も、娘ぐらいの先生方と手遊びして、とっても嬉しく楽しかったです




ウォーミングアップの体操も、オリジナルの歌遊びで

わらべうたは、保育活動に明日から取り入れてもらおうと、全身を使って、リズム良い遊び歌を中心に。





20曲以上は歌いました♪



グループごとに聴きあいっこしながら歌います。

ここで、時間もどんどん経ち、絵本へと。
その前に、言葉の響き、美しさ、込められた愛情を感じてもらおうと詩語りへ。
子どもたちにぜひ、語ってほしいです

絵本は、35冊持っていきました。
3~6歳の頃に読んであげてほしい絵本30冊、そして私の宝物絵本5冊。
絵本はとっても重くて、持参するとこのぐらいです。
かなり力つきます






ブックトーク、絵本読みで、時間切れ。
素語りは次回ですね。

質問にもありましたが、「大勢の時の絵本の読み方。その時、普通サイズの絵本をどのように読むか」
これは、絵本と聴き手を信じることが肝心です!
見えないものも伝えるのは、読み手の想いもあります。
ですからやはり、呼吸と、言葉と、めくりと、アイコンタクトは重要です。
絵本の大きさ以上に、絵本と一体となってその絵本からも読み手からもあふれるエネルギーを感じられるように読みます。



読み終わりに余韻を残してから、
一言は、遠くの聴き手に言葉をかけましょう。

「絵は見えたかな?見にくかったかもしれないね。
手に取ってじっくり見てみてね。」

あと、私の場合は、動ける時は、正面を変えます。
みんな一緒に仲良く公平に。
これがいいですね。

しかし、時間は本当にあっという間にたってしまいます。
5分休憩中も惜しんで、七夕の歌を歌って、みなさん、結局ノンストップになっちゃいましたね。

2歳児のプレ組さんを担任している園も多く、
絵本『くろねこかあさん』の歌読みがびっくりの楽しさだったと喜んでもらえて良かったです。

講習終了後は、持参された絵本の読み方をということで、初見読みしたけれども、
どの絵本に言えるのも、慌てず、ゆっくりたっぷり、目が文字になれて来たら、自分のリズムに切り替えて読む。

だから、そのためにも、子どもたちにた~くさん読んであげてください

ここでの研修のいくつかを、明日からの彩り豊かな保育活動に活かしてくださいね!!
ご準備くださった、元八幼稚園のみなさま、ありがとうございました。
絵本棚、とりやすく最高でした!!

また、お会いできますのを楽しみにしています

 やえ





国分寺市シルバー語り講座便り♪

2015年04月16日 | 講座・研修会(保育士研修等)
4月15日水曜日 はれ~

3回目になりました、国分寺市シルバー語り講座。

毎週の定期講座に体も慣れてきました

みなさんの方も、先週ちょこっと宿題を出したのですが、その探し物をする1週間がとても楽しみだったと、
ご挨拶のわらべうた「ま~るくな~れ」を歌うときも、朗らかな笑顔を見せてくれました

体をほぐすわらべ歌体操も、遊び歌につなげ和気藹々です

「定年後、二人ともテレビ生活になってしまい、そこからの脱却と、声を出すこともほとんどないので、、」と、
講座に参加されているご夫婦がいます。
ご主人が「まわれないよ~」と言うと、奥様が「大丈夫、こうやって、はい!」なんて楽しそうにリードされ、手をつないでる姿も、
微笑ましく見ちゃいます



私のわらべ歌はみんな手振り付きなので、歌を歌いながら手を動かします。
みなさん、とても上手にリズムにのれてきました。
スピードアップしましたよ



課題の詩語り『春の歌』草野心平も、
「懐かしい居心地の良い場所を想像して、それぞれお好きなかえるになって語ってみてくださいね」と伝えましたが、
まさに、それぞれの語る場所が見えたようでした。

毎回少しずつ、気のこもった声になっています。

絵本は「だいくとおにろく」を読みました。
絵本を読むのは絵の上の文字を読むので、すこし難しいかもしれません。
ゆっくり丁寧に回し読みしました。

春の歌も歌い、ハミングからの鼻濁音の出し方も上手になっています。

さて、来週は、みなさんが選書した絵本を読んでくださいます。

楽しみです

来週も元気に歌って踊って語りましょ~


国分寺市シルバー向け交流講座

2015年04月08日 | 講座・研修会(保育士研修等)
まあ、なんとういうお天気なのでしょう!!雪~!!

今日の午前中は、先週から始まった、シルバー向けの語りの講座でした。

皆さん足元も大変ですし、寒いしで、講座開けるのか心配でしたが、
先週お知らせいただいた方以外、全員参加!!
素晴らしいです



ウォーミングアップの体操をして、体を温め、伸ばし、たっぷり深呼吸し、発声、滑舌、詩語り、音読、わらべ歌、唱歌~♪と一気にいきました(*^^*)



指の動き方も、前回よりもスムーズです!
新しいわらべ歌も4曲歌いました♪



草野心平さんの『春の歌』は、おひとりおひとりの個性を満タンに、読んでもらいました

ケルルンクックと鳴き声もみんな違って、みんな生き生き声



今日は絵本読みもし、一冊の絵本を大事に丁寧にみんなで回し読みしました。
初めて絵本をみんなに向けて読んだ方もいて、とても新鮮で新しいトキメキがあったようですよ

「孫に読んでみます!お嫁さんの読むの見ていただけだから」と頬を赤らめて嬉しそうに話されていたから(^^)

終わりの歌を歌うとみーんな拍手でとってもいいお顔(⌒‐⌒)

「二時間があっという間、スッゴク楽しい、絶対お休みしたくない!」

今日もこの言葉が聞けて、とても嬉しく私も心がニコニコです

きっと、この時間が元気の素になってくれるでしょうね。

「おだんごぱん」聞きたーいとリクエストもあり、初語り。
また、ファミリーが増えたような感じです

来週もとっても楽しみです

どうかお天気になりますように




横浜市アルバイト保育士研修便り

2014年12月17日 | 講座・研修会(保育士研修等)
12月1日、16日と二日間、横浜市全地区のアルバイト保育士研修を行いました。

今年も、日本丸訓練センターが会場で、同一プログラムでの3時間研修でした!!

みなさん本当に熱心で、ひとつひとつうなずきながら、しっかりとした目で真剣に受講されていました。
私の研修は、わらべうたから。
全身使って遊びに体操に。
リズミカルなものから、冬のわらべうたメドレーまで。
体がぽかぽかになります。





それから絵本です。








言葉のない絵本、歌にのせて読む絵本、言葉遊びの絵本、身近な動物や出来事の絵本、ユニークな絵本、
そして、何と言っても私が小さいころから読んでいた名作絵本。
参加型にできる絵本を多く紹介しました。
リクエストに応じて読んでいきます。



小道具はお手玉遊び。あやとりあそびを紹介しました♪





最後は、素語り『おだんごぱん』です





同じ流れでも、やはり受講者の皆さんは違いますから、
質問も違いますし、雰囲気も違います。





それにのって、枝分かれをしながら進めていきます。
後半は男性保育士の方に見本になってもらい、一緒にぐるりんと



拍手でした~~

子どもたちの一人一人の命を大事に見つめ、
温かい眼差しと声で、子どもたちを全身で受け止める。
言葉を食べる時期に、血潮の中から生まれる声で、
気持ちを込めて素直に語る。

わらべ歌も絵本も素語りもみんなまあるく繋がっています。
子どもたちに寄り添ってたくさん歌ってよんで語ってください!
子どもの心はその豊かな喜びによってふっかふかに耕されます。

新しいワクワクする窓をいつも元気にあけてあげましょう。
歌うたびに、読むたびに語るたびに、元気の種が育ちます。






狭山市立保育所公開保育士研修より

2014年11月25日 | 講座・研修会(保育士研修等)
公開保育士研修最終回です♪

春から4か所で行ってきました。
毎回保育士の方々の熱心な眼差しの中で、
子どもたちへ向けて、そして保育士の方へ向けて全力投球しました!

プログラムは午前中は、2,3歳児クラス30分、 4歳児45分、 5歳児45分のお話会。
午後からは、保育士の方への研修でした。
季節感を重視しながらわらべ歌や絵本を選びました。



2,3歳のクラスも、素語り『おだんごぱん』(7分~8分)に耳を澄まします。







歌遊び、わらべ歌で体を大きく動かします。
朝の体操です







絵本は、五感に届く参加型。
言葉のリズム響きを大切に。
言葉をいっぱい食べてもらいます。





研修では、質問をたくさんいただきました。
皆さん目的意識をもって臨まれていたのがよく分ります。

リクエストに応えて、最後は、保育士のみなさんへ、
差すような視線をいただき、ちょっとドキドキでしたが、
元気よく素語り『ブレーメンの音楽隊』

元気とやる気をもらったと喜んでもらえて嬉しかったです。

お天気で気持ち良く、ブレーメンの歌の通り太陽が笑っていました

5月から11月まで無事公開保育士研修を終えることができました。
とっても楽しい研修会でした。
本当にお世話になりました。
会場となった園の園長先生と濃密なお話もできました。
研修の中から、ひとつでもふたつでも子どもたちへ手渡していただけたらとても嬉しいです。

またお会いできることを楽しみにしております。


やえ




保育士研修便り♪

2014年11月07日 | 講座・研修会(保育士研修等)
先週から、保育士研修で、各地を回っています。
土地が違い、園の方針も違い、先生たちの様子もちょっと違います。
でも、私が伝えたいことは同じです。

温かいまなざしと声をもって、子どもたちに寄り添う。
子どもたちの心をふっくらと育てよう!です。

『わらべうた・絵本・語り』この三つは、美しくまあるく繋がった世界です。
子どもたちの真っ直ぐな瞳に真っ直ぐに応えるように、歌い語っていきます。


八王子市の合同研修会。
参加型の絵本、美的詩的な絵本をそれぞれの読み方を少し工夫してたくさん紹介しました。
わらべ歌や手遊びは、あまり歌ったことがないと、とても新鮮だったようです。
明日からの保育でやってみます!と元気な声が聴けました。
若い先生たちにとって、私の宝物絵本は古典絵本のようでしたが、
絵本を読んでもらって気持ちいいなぁと初めて思ったと言う声は嬉しかったです

  

横浜は中区の保育士合同研修会です。

17時まで勤務の後、18時半からの、きっと大変だったろうなぁと思う研修会でした。
それでも、皆さん、目を輝かせて研修に臨んでくださった。
その気持ちががんがん伝わりました。
明日から保育に活かせるように実践的な研修をと、最初からのリクエストでしたので、
ウォーミングアップから、わらべうた体操、体を動かすわらべうたと体育会系で
体の疲れも吹っ飛んだでしょう。
みなさん、どんどん声もでてきて、元気になってました~

   

静岡焼津市市立幼稚園教員研修会。
大きな会場で、大きな声で、体をたくさん動かしました!!
市内13ケ園の全保育士そして、園長先生も参加の熱い研修会でした。
震災の津波の被害の心配から、焼津市の海岸近くの園は、子どもたちが減っている現状だと聞きました。
故郷を愛し、子どもたちを愛し、焼津市の未来を明るくするのは保育士さんの笑顔です!
元気よくたくましく日々楽しく、歌いながら語りながら子どもたちと共にいきいき輝いてください!
心から応援しています

     


保育士研修も、本当に様々です。
やはり、集まった参加者によって、わらべ歌も読む絵本も違ってきます。
初めましての出会いばかりです。
それでも、心が通い合えるのは、
みんなの心に、子どもたちへの愛があるからだと思います。

私は、その心へ向かって発信しています。
これからも、子どもたちの豊かで平和な世界を守り、温かい眼差しと声で、寄り添っていきましょうね。
一緒に


各研修会の会場の準備、いろいろありがとうございました。
また、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

やえ




狭山市公開保育士研修便り♪

2014年10月29日 | 講座・研修会(保育士研修等)
狭山市公開保育士研修3か所目です。
会場は広瀬保育所。

ホールを斜めに使って、2,3歳児30分、4歳児45分、5歳児45分のおはなし会。
先生方は、後ろで見学という形です。



2,3歳児は、指遊び顔遊びのわらべうた~文字のない絵本・食べ物の絵本・音の出る絵本~秋冬の体を動かすわらべうた~

4歳児は、まねっこあそび・歌遊び・お手玉遊び、参加型絵本をプラス最後に素語りおだんごぱん♪

5歳児は、さらにあやとりのひも遊びもプラスしていきました。わらべ歌もスピードアップです。

5歳児さんは、終わりの歌の後、「もっと読んでほしい」コール。
ハロウィン絵本『しゃっくりがいこつ』を読みました。

2,3歳のクラスに埼玉テレビの取材を受けました。

インタビューの方が一番驚いたことと質問されたのは、

「30分間も、2,3、歳の子どもたちの集中が途切れなかったのですが、どうしてですか?」

後半の保育士の方たちの質疑応答でも一番多い感想は、

「子どもたちが、特に2歳、3歳児が30分もの時間集中し、どんどん体を乗り出していくことがびっくりしました。」でした。

私にとっては、このことは、びっくりすることではありません。
子どもたちは楽しいと思って、体で受け入れると、次々と好奇心がでてきます。
タイミングよく切り替え、身近なものを題材に、言葉の世界を広げていくようにしています。
目を見て、ひとりひとりに語りかけながらすすめていきます。
子どもたちは、安心して、心を委ねてきます。
一緒に笑い、一緒に歌い、いつでも一緒にを心がけています。
30分はあっという間です。

あっという間の時間、自分自身も集中して、心を懸けます。
出てくるものは、心のメロディです。

美しく楽しいメロディに、耳を澄ます。
子どもたちは、このことができる天才です!!

自然な姿が、子どもたちが一番安心する姿です。
話しかける時も、絵本を読むときも、おはなしする時も、かしこまらず自然に。

子どもたちの顔をよく見ることだけで、不思議と言葉が湧いてきます。
出てくる言葉を素直にそのまま出していく。

そのために、私たちも、身近なことにもっと関心をもって見ていくことが大切ですね。
見たもの、感じたことしか言葉には出せないものですから。

真ん中に食べる給食が美味しい
ありがとうございました。

またお会いできる日を楽しみにしております

やえ


練馬区子育て学習講座『心と心をつなぐお話の世界』

2014年10月13日 | 講座・研修会(保育士研修等)
10日(金)、練馬区子育て学習講座
練馬区立関町北小学校PTA読み聞かせの会企画の『心と心をつなぐお話の世界』に行ってまいりました。

会場は、練馬区関町北小学校視聴覚室でした。

「Welcome to our school」のプレートに目が留まり、
ちょっとわくわくしました

参加者は、小学校で読み聞かせをしているお母さんと、読み聞かせや絵本に関心のある方です。
今回は、小学生1年生から6年生へ向けての絵本の講座です。




ウォーミングアップでは、わらべ歌を歌いながら、体を温めてもらったり、伸ばしたり、回したり。
のどや舌や、口の周りの体操。

そして、手遊び、体遊びのできるわらべ歌を歌っていきました。
体を動かしてからの方が、やっぱり軽快でリズムカルになりますね。

私の小さい頃の話や、故郷の景色の話をしながら、
その空気を吸ってもらうように、季節のわらべ歌をメドレーでつなげていきました♪

子育ての中や、これまでの園や小学校で遊びにつなげている歌を紹介していくと、
皆さんも笑顔になってきて、歌も滑らかになってきました。

楽しくて、いつも歌いすぎてしまいます~

大急ぎで、絵本へ!!




最近保育士研修が続き、小学校とはまたちょっと違うお話をしているので、
小学生向けに少し書きます。

小学校でも、一見しただけで、絵が楽しそうなもの、わかりやすくユーモアのあるもの、たとえば幼稚園の頃に読んだような絵本でもなんでも読めます。
けれど、そこから一歩、先へ広がるようなもの、相手を想う気持ちや、自分でひとり考えたり、気づいたり、想像したり、知らない世界へ誘う絵本、そして、詩的で美しく言葉が多い絵本も読んでいくこともお勧めします。

言葉が少ないところに絵本の良さがありますが、絵と共に言葉をのせることによって深く心に留まることもできます。
絵と共に、美しい言葉の世界、文学の世界へもつなげていくことができます。
そんな絵本との出会い、きっかけを作ることはとても大切です。
なぜなら、子どもたち自身ではなかなか出会うことができないからです。

そんなところも意識して、昔話、参加型、音付き歌付きの絵本、ちょっと哲学入ったシュールな絵本、教科書からの絵本、グリムやアンデルセンなどの絵本など紹介しました。
昔話は、ゆったりのどかにちょっとユーモラスに読んで、音付き参加型の絵本はリズミカルに弾けて読んで、シュールな絵本は問いかけるように読んで、そして、思い出の自分の宝物絵本は言葉に気持ちをのせて読みました。

持って行ったけれど、紹介しきれなかった絵本がたくさんありましたけどね。
ごめんなさい!

絵本を読むときも言葉は大切です。
言葉は響きます。
後列にいる、もしかしたら絵本が届いてない子にも、見えないものでも見えるように伝えられるのは言葉です。
心を込めて、気持ちを込めて、届かせてください!!
温かい、自分の血潮から声は生まれます。
温かい眼差しと声は届きます。

私も、実際、音楽室などで、100人を超える生徒さんたちの前で読むときは、後ろの子たちには絵本は見えてないだろうなぁと思っています。
でも、自分の目に映った絵を届けるように読むことで、見えてくるものもあります。

私はいつも読む前に聞きます。
「後ろのみんな、絵見えてますか?」みんな「見えます。大丈夫です」と言ってくれます。
見えてなくてもそう言ってくれます。その顔を全員見て、目を合わせ、それから読みます。
音楽室ですと、後列は大体20人くらいです。
充分アイコンタクトできます。

マイクなどはないですから、声がそのまま届きます。
何としても届かそうと思う声も届きます。
子どもたちは、深くうなずき、満足そうな顔をしてくれます。
後ろの子たちの呼吸に合わせて読むことで、人数の多い所での絵本の読み聞かせも、みんなが楽しめるものになります。
決して、自分と絵本だけの距離で読まないこと。
子どもたちの心に届くように読む!これが一番大切です。

楽しい絵本、面白い絵本は、いまや、どこでも探せます。
書店のポップも素敵だし、ネットからも、読み聞かせにおすすめ!なんてランキングもあるでしょう。

でも、私が思う絵本のおすすめは、自分の読む絵本が自分らしく、自分の想いがそこに描かれている、自分にとってのかけがえのない宝物絵本です。
まずは、ご自分の歳の数だけ、宝物絵本を見つけてください。
何にも頼らず、読んだり、聞いたりして、自分の感性で選んでください。

きっとバラエティに富んで豊かなものにちがいありません。
そして、お母さんたちひとりひとりがそれを持ち寄り、分かち合い、読んでいくことで、
子どもたちの心はみんなつながり、大きくふくらんで豊かになっていくことでしょう。

『心と心をつなぐお話の世界』は、こうしてどんどん広がり、子どもの心も大人の心も幸福に平和にする世界です。

一緒に、ゆっくりと歩んでいきましょう。

最後は、『おだんごぱん』を素語りしました。
ころころころ転がって、また、きっと出会えると思います。

ご準備くださった練馬読み聞かせの会の皆さまありがとうございました。

次は、ぐっと言葉の世界と想像の世界が広がる、素語りの世界
宮沢賢治や、新見南吉、芥川龍之介、なども聴いてくださいね。

また、お会いできるのを楽しみにしています。

やえ






グリムの会WEK講座♪

2014年10月08日 | 講座・研修会(保育士研修等)
午前中のグリムの会WEK講座(わらべ歌、絵本、語り講座)終了!!

今日は眺めのいい部屋です!



空が見える部屋はいいです(*^^*)

ウォーミングアップは、ストレッチで、体ほぐしから。

季節の変わり目、台風の影響か、みなさん、あちこちが不調ということで、滞っているところを流しながら、ゆっくり丁寧に体のバランスを見て。

グリムの講座は、みなさん、体操できる格好です。
私もそうです(^-^)



発声、滑舌、そして、今日のメインは詩語り。
今日は金子みすず、岸田玲子さんの詩から。

心情や情景と、自分の心や記憶とを繋げて語ります。
じっくりと読み込みました。

リクエストのハロウィンの歌も、オリジナル3曲を伝授(^-^)

リズムにのって楽しくね♪

最近は幼稚園小学校でも、ハロウィンで盛り上がるようです。
私もここ最近は馴染んできました。どんどん歌ってください!

グリムの会は、自由自在に思いのまま、語ったり歌ったり、子供たちに寄り添えるものでありたい。
それを常に胸に置いて。

グリムの会、今月は、20日、30日があります。(全6回)

場所は国分寺ひかりプラザ、9時半から体操、ストレッチ。
10時から12時講座。

参加費1回1500円(会員割引有り)

どなたでも参加できます♪

リクエストに応えますのでどしどしリクエストくださいね(*^^*)






狭山市教育研究会保育士研修より

2014年08月27日 | 講座・研修会(保育士研修等)
8月25日

狭山市教育研究会(公立幼稚園)の研修会に行ってまいりました!

二学期始業に向けて、豊かな保育の為に一日研修会。
私は、午前中の会で、『子どもたちの心をふっくら育てよう』をテーマに、
わらべうた・絵本・素話の研修会を行いました

まずは、体の血行を良くするために体ほぐしの体操から。



わらべうたにのせて、大きく体を動かしたり、指、腕、足、と身体遊びにつなげていきます。
春夏秋冬~四季のメドレーで、より、豊かにバラエティに広げていきます







じゃんけん歌、遊び歌、ユーモアたっぷりの歌遊びもたくさん歌いました♪

絵本は、参加型で遊びにつなげていけるものを紹介しました。

詩語りで、言葉の力と表現を学び、素語りへ。

もちろん最初は『おだんごぱん』♪
また、ころころころころがっていきました!!



嵐のように過ぎた楽しく熱い研修会でした。本当にあっという間でした。(先生談)

目と目を合わせ、子どもたちの息使いを感じながら、歌のテンポや振りを変えていく。
『心をふかふかにふっくらと』
いつもその想いを胸に、『温かい声とまなざし』で、子どもたち一人一人の尊い命に呼びかけるように歌うように語るように。

みんな自然に笑顔になり、楽しく平和な時間を分かち合う。
だんだんと子どもたちは、人の声を聞くことを楽しみ喜び、この生まれた世界に信頼を持つでしょう。
未来へはばたく、知恵や勇気も育つでしょう。
そう信じて、願いと希望をもって。


ご準備いただきました研修会のみなさま

今回、会場が大きくて、大きな輪になって実践できたので、とてもやりやすかったです。
ありがとうございました。
また、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。

やえ




よみうりカルチャーでの話

2014年08月09日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今週木曜日は、よみうりカルチャー町田の
「わらべうた・素語り・絵本」講座でしたが、

その時の一人の生徒さんのお話です。

7月最後の講座の日、蓮の咲く頃には、自然と語りたくなる

『蜘蛛の糸』芥川龍之介

を語りました。

こちらの生徒さんの前で、語ったのは初めてでした。

その時は、しみじみ聴きました~と笑顔の方もいれば、
胸のあたりを手で押さえて、ふぅと深くため息をつかれたような様子の方もいました。

写メは、やはり生徒さんが、薬師池公園の早朝6時ころの蓮だと、送ってくれたものです。

『蜘蛛の糸』を聴いて、蓮の花が見たいと思い、早速お出かになられたというお話でした。



すごく、美しい姿ですね

そして、いつももの静かな印象の女性の方が、こんな話をしてくれました。

「実は、私、昨年、父と母を相次いで亡くしたんです。
それで、その時から、蓮の花がすごく好きになり、家で育て初めたんです。
ところが、その一つが、もうすぐ咲くのかなと思っていたら、枯れてしまったんです。
でも、「蜘蛛の糸」聞いたその日、その枯れたはずの蓮の花が、蜘蛛のおかげで咲いたんです!」

聞いてて、私も「蜘蛛のおかげですか?」と聞き返すと、

「蓮の上に蜘蛛の巣ができ、それを目がけて蓮が伸び始めたんです!」

まぁ、そんなことが!!

私の語った『蜘蛛の糸』の、お釈迦様の蜘蛛の糸が彼女の心をそっと持ち上げたのではないかしら・・・

お家の蓮の花も、彼女の気持ちを汲み取ったのじゃないかしらと不思議なことを思いました。

そのお話をされているお顔は、とても明るかったのです

いつも、小さな声で、そっと語られる方ですが、
ちょっと、語りも変わってくるかもしれない、ふとそう思いました。

私の『蜘蛛の糸』を聞いて、ご両親を思い出されたそうです。
そして、この時期に毎年聞きたいと、嬉しい言葉をもらいました。


このお話は、きっとたまたまのことでしょう。

でも、語りの世界で、良い心地になったのなら、とても嬉しいことです

誰かの心に、そっと寄り添える。
そんな語りをしていきたいです






よみうりカルチャー町田講座便り♪

2014年06月19日 | 講座・研修会(保育士研修等)
よみうりカルチャー町田で、4月開講「わらべうた・絵本・素語り講座」(全5回)は、今日が最終日でした。

皆さん、凄く変わられた!!

一番は、顔色と声(*^^*)

元気で張りがあって、若々しいの!!

絵本もしっかり持って、バランスよく、胸を開いてのびのび読んでます



3歳と2年生のお孫さんに、絵本を読んであげることが楽しみになったというTさん。

今週も二回図書館に行って、色々本を借りてきたそうです。

『にわかあめ』という青くてきれいな絵本を借りてきて、質問されました。

「1ページ毎に字のない絵だけのページがあるのですが、どうしたものかと。」と。

白い蝶々がひらひら舞っています。
私はその蝶に呪文をかけました。
不思議な言葉のね。
すると、蝶はそのように舞うのです。

「いいですねぇ。もっと絵がきれいに見える。」と嬉しいお言葉(^^)

飛んでる蝶を見てるように子どもたちのおしゃべりをいれたり、
その他、わらべ歌を歌って、ページをおくっていったり、色々変えて読んでみました。

それぞれに印象が違って楽しいと皆さん(^^)
さて、どんな風に読んであげるのかな。
お孫さんの様子も聞きたいわ

語りも、前半部分まで語ってもらいました。
完全にオリジナルな再話にしてきた方もいました。こちらは、少しずつ。

こちらの講座ですが、7月から、また、同じ時間帯で始まります
第1、3木曜日15時半~

物語を語るということの楽しみを広げ、皆さんひとりひとりの想いに応える講座です。

ご興味のある方は是非!!






『絵本を楽しもう!』講座♪

2014年06月18日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今日は、久しぶりに娘たちの通った小学校へ行ってきました。

学校文庫にじいろ文庫主催のお母さんたち向けの絵本講座です。
参加者25名。

にじいろ文庫の活動の紹介と、朝の読み聞かせのすすめの話がメインですが、

『絵本を楽しもう!』というタイトル通り、絵本を読むだけでなく、作家さんの作風やその他の作品にも触れたり、
その絵本に関わる私自身のエピソードを交えたりしながら、バラエティに紹介していきました。





わらべ歌や手遊びでも遊びました♪



にこにこにやにやしながらお母さんたちも指を動かし、
明るい声もでて、いい感じでした♪

にじいろ文庫の歴史を話し、にじいろ文庫の願いの話もしました。

「絵本が伝えるもの」「絵本を読むことで伝わるもの」「絵本を読んで生まれるもの」を中心に。

そして、願いのひとつである、にじいろ文庫メンバー募集のこと。
現在7人。4年生以下のお母さん0人。
細々とでも続けていくには、やはり、低学年のお母さんたちにメンバーになってほしい。
私は、大きな声で言いました。

「現在メンバーは7人です。あと一人加わってくれたら8人になります。8になれば、あとは末広がりにいくでしょう。
 ぜひ、メンバーになって、にじいろの活動を支えていただき、一緒に楽しんで行きましょう!」

そんな願いを胸に、1冊1冊絵本を紹介していきました。
今回は、学年ごとにおすすめ絵本を読んだり、その本の面白いと思うところも話していきました。



身近なものへの関心から、広い世界、異文化の世界、想像の世界へと広げていけるような絵本。

そして、愛と希望 正義と勇気の芽が心に宿る絵本。

最後は、高学年向けにと『ネルソン・マンデラ』を紹介しました。

私は学校訪問では、時には、強い想いをもって語ったり絵本を読んだりします。
自分自身でもこの気持ちを呼び起こし、そして、熱い気持ちで読みます。

想いを込めて、腹に力を入れて、呼びかけるように読むことも大切だと思います。

絵本読みでも迫力がいる時もあります。

本当に、絵本には言い尽くせぬ様々な魅力があります。
絵からもことばからも。

あっという間の1時間でした。

質問が最も多かった選書について。

小学生にはちょっと易しすぎやしないかと思われる絵本は、読み方次第で、言葉の面白さや、状況の面白さ、そこから膨らませる世界へまで面白さを広げることができます。
それだけ余裕があるのです。良い絵が描いてあれば、少ない文字ほど余白があり、遊びがあるのです。
小学生だからこそ、それを見つけることができます。

新たな発見の連続です。

お母さんたちが手に取って、読んであげたいなとかこの絵本面白いなと思った絵本で読めない絵本はないのです!

実際に読み聞かせの時間で実践してみてください。返ってくるのは、子どもたちの屈託ない笑顔ですから。

そして、そして、なんと、1年生のお母さんが仲間入りしてくれました!!
8人になりました!!
嬉しい。すごく嬉しい

読み手の愛が伝わる絵本

ぜひ、みなさん、子どもたちに絵本をたくさん読んであげてくださいね。

やえ








新狭山保育所公開保育便り♪

2014年06月11日 | 講座・研修会(保育士研修等)
今日は、新狭山保育所にて公開保育研修でした。

昨年の狭山市保育士研修の実演篇とでも言えるでしょうか、
今年は、私のおはなし会の様子を直に保育士の方に見ていただいて、そこから研修していくスタイルになりました。
参加保育士の方は、毎回10~20名です。

今日の研修のクラス分けは、
2,3歳児(30分)、4歳児(45分)、5歳児(45分)のグループでした。

最初のミーティングで、保育士の方からの熱いリクエスト、
「どのクラスにもおだんごパンをいれてほしい」ということでした。

それはお約束して、あとは、子どもたちの様子で自然な流れでいきます。ということで始まりました。

     
わらべ歌・手遊び・歌遊び・絵本(2~3冊)・素語り『おだんごぱん』の他に、
あやとり遊び(ストーリー仕立て・見立て遊び)・小道具(手袋人形)遊びもしました。

歌や絵本の選書は、季節感、年齢、身近に見る生き物、などから選びました。
ちょっと紹介します。

『けろけろころろ』
この季節にいいですね。
かえるの鳴き声がい~っぱいです。絵も美しく、静かな池に住むかえるたちの声がたくさんこだまします。
子どもたちは、私の声につられて、どんどん声を出していきます。
かえるの大合唱!とっても楽しいです♪

『へんしんねこ』
くろねこちゃんの体が、のびちゃいます!!
いろんなものに変身して、お家の人たちと遊びます。
最後は、黒猫ちゃんの枕で、みんな寝てみましたよ。
みんなこてっと頭をもたげて、とってもかわいかったです!



どのクラスも、それぞれに意識しているポイントはありますが、
共通しているのは、いつでも、子どもたちの目を見て、返ってくる言葉を十分受け止めて、
そこから流れるように展開し進めていく。

子どもたちと呼吸を合わせ、メリハリをつけて緩急のリズムをつけながら進めていく。
風を送り込むようなイメージで。

始まりの歌から終わりの歌まで、あっという間の45分。
体にリズムとしてしみついているので、いつも感覚的に流れがあり、自分自身はそれに従っています。
心のままに。思いのままに。

さて、美味しい給食をいただいたあと、引き続き保育士研修は、質疑応答。
・切り替えのタイミング
・字のない絵本についての読み方、紹介絵本 『ぞうのボタン』から
・絵本の世界の広げ方絵本『かいじゅうたちのいるところ』から
・参加型の絵本について
・リズムの良いわらべうたについて
など、細かい質問がたくさんありました。

前回の保育士のみ研修の時とは、全く違う刺激的な学びになったとおっしゃってました

先生方から、びっくりしたことと。

・いつもは全然喋れない子どもが、自分の名前を自分で言っていたこと。
・絵本を読むとき、いつも寝ころんだりする子が、ぴんと背中をのばして聞いていたこと。
・特に2歳児の反応がよくてびっくりしたこと『おだんごぱん』
・あやとり遊びで見せた子どもたちのやる気な様子。

「びっくりしたのと同時に、我がクラスの子たちがきらきらかわいく見えました~~」っておっしゃってましたよ


15時まで、しっかり研修。

「今日から変わる!!」って。

子どもたち、最高ね

わらべ歌と絵本とおはなしで、子どもたちと豊かな素晴らしい時間を過ごしてくださいね。

研修会場の新狭山保育所の皆さま
一日お世話になりました。ご準備ありがとうございます。

また、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております

やえ







狭山市公開保育士研修より

2014年05月28日 | 講座・研修会(保育士研修等)
狭山市公開保育士研修が始まりました

昨年の、保育士研修では、保育士の方々にわらべうた・絵本・素語りの実践的な講習をするものでしたが、
今年は、私が実際に子どもたちにおはなしする様子を見学してもらい、その後、質疑応答や実践研修するという形になりました。

春と秋に数回にわけて実施していき、狭山市の全保育所の保育士の方が研修できるようになります。





これは、とても素敵な保育士研修ですね
私にとって公開保育というのは、初のスタイルですが、
子どもたちへのおはなし会を、直接保育士の方に見ていただけるのですから、
言葉の説明も要らず、そして、私の想いも、言葉だけでなくまっすぐ伝えていけるのですから
非常に嬉しい形です。

朝、9:30から、2歳児30分、3,4歳児45分、5歳児45分 昼食挟んで、午後2時間保育士の方との研修&フリートークと、
時間割は、かなりハードなものですが、
ぎゅっと集中して、熱を込めて一気にできるので、
私にとっては、一番合っている形かもしれません。

どんなふうになるかな、また、子どもたちにとっても、初めての顔ぶれが多いおはなし会で大丈夫かなと心配しましたが、
それは、全く、要らぬ心配でした。







おはなし会の間は、子どもたちは、おはなし会に集中し、
先生たちも、私から見ると子どもたちと変わらない楽しそうな様子で、
いつもの、大らかな自由な空気、温かくゆったりした平和な時間を過ごせました

午後の研修では、一人一人の保育士の方から、とても熱心な感想質問など聞くことができました。
これは素晴らしく良い時間でした。
公開保育は数回にわけるので、1か所の参加保育士も15名~20名くらいです。
ですので、一人一人の保育士の方に、私も直接応えていけるのです。
本当に様々なものでした。
皆さんの保育に対する真面目で熱心な気持ちもびしびし伝わってきました。
枝も広がり、さらにわらべ歌、歌遊び、素語りと私もどんどん実践しました。

「子どもたちの豊かな時間が守られ、未来が明るくなる」そんな確信を持てる保育士の方との交流の時間でもありました。

絵本、わらべうた、素語りの世界が、いつもの保育活動に一つの遊びの時間として根付いていったら嬉しいですね。

豊かで幸せな時間が生まれるのですから。

今回会場の笹井保育所の皆さま
大変お世話になりました。
手作りの給食もとても美味しかったです

また、お会いする時まで、皆さん、お元気で

やえ