あほねんのブログ

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最高検検証報告に対する村木局長のコメント12月27日

2011-01-03 21:07:53 | 参画共同社会

http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122701001021.html 47ニュースから転載

村木厚子さんのコメント全文 

 厚生労働省元局長の村木厚子さんが27日、最高検の検証結果について公表したコメントの全文は次の通り。

 今回の事件では私の関与はなく、また、そうしたことを示す客観的証拠も全くなかったにもかかわらず、私が関与したとする事実に反する供述調書(特信性が否定されたもののみならず、判決においてその信用性が否定されたもの)が大量に作成されました。検証報告では、逮捕、起訴、公判遂行の各段階における判断の誤りについて率直に認めていただいたものの、そうした取り調べの実態、すなわち、多数の検事により事実と異なる一定のストーリーに沿った調書が大量に作成された過程そのものは検証されませんでした。

 取り調べの実態解明には、容疑者や参考人などの関係者から事情を聴く必要があったと思います。私自身も検証への協力は惜しまないつもりでしたが、最高検からの接触は一切なく、事情を説明する機会もなかったことを非常に残念に思っています。検察官からの事情聴取を中心に検証が行われたのであれば、検証が不十分なもの、偏ったものになっているのではないかという疑念をぬぐえません。

 また、大坪弘道特捜部長(当時)や前田恒彦検事(同)の仕事の進め方に大きな問題があったことは検証結果からよく分かりましたが、そうした幹部を育ててきた組織の風土・文化、そうした仕事の進め方を許してきた組織の機能の在り方などが十分検証されていないように感じました。

 こうした点の解明について外部の方々の「検察の在り方検討会議」に大きな期待を寄せています。

 また、自らも訴訟という手段を通じこれに関わっていくことを決めました。

 国民からの信頼を取り戻すための検察のこれからの努力をしっかり見守っていきたいと思います。

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