緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

宮 英子さんの短歌

2013年12月26日 | 
朝日新聞の朝刊「ひと」欄に、宮英子さんが95歳で出した歌集「青銀色」の現代短歌大賞受賞記事が出ていました。 亡くなったご主人は有名な歌人である宮柊二さんです。 宮英子さんはお孫さん4人、ひ孫さん2人のいる元気なおばあちゃまで、近くに住む娘さんの助けを借りながら現在もひとり暮らしを続けているとのこと。 「青銀色」っていいですね。色の名前としては、宮英子さんの創作なのでしょうが、染めの色にそれらし . . . 本文を読む

絲山秋子病?

2013年12月13日 | 
子供の時から本は大好きで乱読してきた方です。中学高校時代はもっぱらさまざまな小説を読んでいました。 大人になって一時、あまり小説を読まなくなった時期があったのですが、最近またよく小説を読んでいます。 今年の夏は暑くて外にも行けず、ひたすら家でごろごろして、ときどき本を読んでいました。 ほとんどはラムと一緒にごろごろと昼寝していていました。もちろん冷房をきかせて…… 省エネ、どこ吹く風、ゴールデン . . . 本文を読む

『「アルプ」の時代』 山口耀久著

2013年11月12日 | 
以前、このブログの北海道旅行のところに書いたのですが、私が初めて働いた学術書の出版社・創文社から「アルプ」という山の月刊誌がでていました。よく知られている「岳人」や「山と渓谷」などとは雰囲気の違った、地味だけどとても品のある山の文芸誌でした。 串田孫一さんを中心に山の紀行文や詩、絵や版画、写真が載せられた雑誌です。1958年に発行されてから25年、300号を数えた1983年にその役目を終え、静か . . . 本文を読む

詩人「茨木のり子」

2011年02月17日 | 
私の大好きな詩人で、茨木のり子という人がいます。もう亡くなってしまったのですが、彼女を描いた「清冽 詩人茨木のり子の肖像」(後藤正治著・中央公論新社発行)という本が出たので、読んでいます。今その本の最後を読んでいたら、2006年の2月17日に亡くなったとのこと、凛とした詩を書いた人ですが、この凛とした寒さの季節に夫亡き後の1人住まいの自宅で1人ベッドで横たわり亡くなったそうです。 茨木のり子は戦 . . . 本文を読む

「ビタミンF」

2008年06月21日 | 
今、図書館から借りてきて、読んでいる本があります。息子の友達のお母さんから「よかったよ」と勧められて、読み始めました。 重松清の「ビタミンF」という本です。重松清の本は、「ナイフ」という思春期の子供とその親たちとの関係、また学校でのいじめを描いた本を読んだことがあり、わりに好きな作家です。多摩ニュータウンに住んでいて、よくこの近辺の描写がでてきて、親しみも感じています。 この本は短編集なのですが . . . 本文を読む