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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

一見、親切、実は、無知!

2016-07-10 03:10:29 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 
いのち言葉が一番大事
  エリクソンがライフサイクルの中で使う言葉はあいまいです。しかし、それは日常生活に馴染み易いので、むしろ、応用が効くわけです。 The life cycle comp......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども学校や児童施設や病院などで、税金でやってる「サービス」が、現実には、子どもの傷に塩を塗る虐待になっている、だけじゃありません。児童精神科医の大多数が、子どもの発達、発達トラウマ障害(DTD)を知らないんです。恐ろしいことですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.137の、下から5行目途中から。

 

 

 

 

 

その小児科のお医者さん、コナー君の両親のこともよく知ってましたから、虐待やネグレクトを疑うこともありませんでした。結果として、その女医は、コナー君が泣くかどうか、人にどのように応答するのか、訊くこともなかったんです。その女医がジェーンに言ったのは、「赤ちゃんは、それぞれ発達に違いがありますし、発達が遅い子もすぐに追いつこうとしますから、心配しなくて大丈夫ですよ」というものでした。

 

 

 

 

 

 人が心配することで、実際に心配なことは10に1もない。それは事実でしょう。

 この女医さんの言ってることも、発達や発達トラウマ障害(DTD)のことをよく知っていて言ってるのでしたら、まだしも、それだったら、「大丈夫」、「ニーズはない」などと、軽々に、無責任に、言うことなどできない訳ですね。

 「大丈夫」「ニーズはない」などと言うのは、一見親切に見えますが、その実は、無知ですね。その無知の自覚もない幼稚な大人が、世にもオゾマシイ無責任「人類に対する犯罪」をしでかしてきたのが、私ども人類の歴史です

 

 

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