お勉強より、まず遊び。お勉強も、その始まりは遊びですからね。
こう申し上げると、すごく抵抗される感じになります。ギリシャの昔から、学校はスコレ、暇だから、生産に直接結びつかないお遊びとして始まったんですね。
金森さん同様に、いつも示唆に富んだ教えをくださる佐々木正美先生のコラム「響き合う心」をご紹介しようと思います。
http://blog.livedoor.jp/budouno_ki/
12.27, 2014現在99回の佐々木正美先生のブログ「響き合う心」。その99回目のタイトルが、「勉強と遊び -まず遊びを、それから勉強を-」です。佐々木先生は、最近の、勉強偏重で、遊びの価値を認めない風潮に苦言を呈してくださいます。勉強偏重の大人の視線は、視野狭窄。大事なものを見ていません。その1つが遊び。
子どもの遊びは実に不思議。奥深い。子どもの発達危機を乗り越えるチャレンジで満ちてます。それはプレイルームでする遊びに限りません。家の近所の公園や道、校庭などでの遊びも、よくよく見ると、発達危機を何とか乗り越えようとする、健気で、しかも、無意識裡の努力で満ちてんですからね。子どもの遊びは、単なる「お遊び」では決してない。
遊びには、決まった場所と、決まった時間と、決まったルールという枠組みがあります。その枠組みの中で、自由に自分を出しながら、自分の発達危機をより良く乗り越える道を模索します。そして、次第に自分を確かにしていくんですね。お母さんたちや教員たちが、「ほらっ、遊んでないで、勉強しなさい」とよく言いますでょ。遊びの意味と価値が分かっちゃいないんですね。
ですから、遊びの意味と価値を知って生きましょう。そのためには、プレイセラピーやプレイの知識が役立つ場合があります。でもね、そんな知識が必ずしも必要なわけじゃぁない。そんなことよりも、「この子どもがやっている遊びには、今すぐ解らずとも、大切な意味があるはずだ」と信頼を寄せる眼で見ることの方が、その子どもの遊びにとって、はるかに大事なんですね。
おもしろいでしょ。
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