goo blog サービス終了のお知らせ 

エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

セラピストの2つの役割と、治療結果の素晴らしさ

2015-12-24 05:35:05 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
人をモノ扱いするのはダメでしょ
   黄金律を活かすためには、相当程度に内省が必要になりますね。 p234冒頭から。    &nb...
 

 モラトリアムの時期は、親替えの時期です。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p101の、8行目途中から。

 

 

 

 

 

このことから青年期のクライアントのセラピストには、2つの立場が割り当てられていることが分かります。2つの立場とは、治療に当たって、上手に解釈することと、さらには、きめ細かく、相手の気持ちに合わせて肯定する、という親の様な役割、すなわち、は母親役をやることです。クライアントが「2度生まれ」になりますと、また、次第に友達が増えることに、必ずなりますし、他者を尊重し、その人の役割を認めることや、その人と互いにやり取りしあうことに思いを馳せることにも、必ずなります。

 

 

 

 

 

 エリクソンは、一流の学者であるばかりではなくて、一流のセラピストであることがハッキリと分かる所ですね。

 セラピストは、私のように男であっても、青年期までのクライアントの場合、母親役をやる場合が圧倒的に多いし、それが上手く出来た場合は、劇的にクライアントが変化する場合があります。

 劇的に変わったクライアントは、必ず友達が増えますし、やり取りする場面が必ず増えますよね。アメリカでも、日本でも、全く違いがありません。実に不思議ですよね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カムバック | トップ | 祈りのなか 呪いのなか な... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。