モラトリアムの時期は、親替えの時期です。
The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p101の、8行目途中から。
このことから青年期のクライアントのセラピストには、2つの立場が割り当てられていることが分かります。2つの立場とは、治療に当たって、上手に解釈することと、さらには、きめ細かく、相手の気持ちに合わせて肯定する、という親の様な役割、すなわち、は母親役をやることです。クライアントが「2度生まれ」になりますと、また、次第に友達が増えることに、必ずなりますし、他者を尊重し、その人の役割を認めることや、その人と互いにやり取りしあうことに思いを馳せることにも、必ずなります。
エリクソンは、一流の学者であるばかりではなくて、一流のセラピストであることがハッキリと分かる所ですね。
セラピストは、私のように男であっても、青年期までのクライアントの場合、母親役をやる場合が圧倒的に多いし、それが上手く出来た場合は、劇的にクライアントが変化する場合があります。
劇的に変わったクライアントは、必ず友達が増えますし、やり取りする場面が必ず増えますよね。アメリカでも、日本でも、全く違いがありません。実に不思議ですよね。
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