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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子ども等の、誤診の山脈

2017-02-03 08:12:04 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
不朽の名作は代弁者だぁ!
   「朝日新聞の失敗」とパレーシア 三訂版  「朝日新聞の失敗」と題する記事が出ました。池上さんのコラムが半年ぶりに朝日新聞に戻ってきました(1.30......
 

   発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.159の、第3パラグラフ、6行目途中から。

 

 

 

 

 

 赤ちゃんの頃から、虐待されたり、ネグレクトされてきた子ども等は、押し黙ったり、人を疑ったり、攻撃的だったりしますから、いろんな間違った診断をされます。たとえば、「反抗挑戦性障害」(こういう子どもは、「私のことを心から嫌いで、言うことを聞かないのよ」と言われる子)やら、「破壊的気分調節不全障害」(癇癪持ち、て言われる子)やら、です。赤ちゃんの頃から、虐待されたり、ネグレクトされてきた子ども等は、問題がたくさんありますから、いろんな診断名が、だんだんたまってきます。12歳にならない内に、赤ちゃんの頃から、虐待されたり、ネグレクトされてきた子ども等の多くは、4つ、5つ、6つ、それ以上の、先ほど申し上げたみたいな、印象的だけれども、無意味なラベルを貼られてしまいます。赤ちゃんの頃から、虐待されたり、ネグレクトされてきた子ども等が治療を受けたとしても、その場しのぎの方法でよくある方法なら何でもされることになりますね。投薬、行動療法、暴露療法、などです。こういった方法をやっても、効果が出ることは稀で、多くの場合は、一層痛めつけることになります

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども等は、誤診され、一層虐待されることが多いことが解かりますでしょ。

 ニッポンでは、アメリカ以上に、発達トラウマ障害(DTD)の子ども等が、病院、学校、児童施設などで虐待されるケースが圧倒的に多いのです。

 

 

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