人を大事にすることを論じることは、時として、実際に人を大事することに繋がる場合もある。
p100第2パラグラフ。
どんな技術でもそれを実際に使うためには、なにがしかの一般条件が必要です。その技術が、大工さんの技術でも、医療技術でも、人を大事にする技術でも差はありません。なかでも、技術を実際に使うためには、「訓練」が必要です。訓練を受けたやり方でやらずに、うまくできるものなどありませんでしょ。「気が向いた」場合しかしないことは何でも、心地よい、楽しい趣味にはなっても、そんなことをいくらやっても、その技術を身に着けることはできません。でもね、問題になるのは、特定の技術を実践するときの訓練じゃない(たとえば、毎日一定時間を訓練することじゃない)。そうじゃぁなくて、問題になるのは、自分の人生を「何をして生きるのか?」と問う訓練をする課題なんですね。
ほらはら、やっぱり、アンパンマンの問いが、本質なんですね。エッセンスなんですね。1つの技術を習得するときには、その技術をみがいていくだけじゃぁ、物足りない。ピンとこない人は、イチローを想像してみてください。
イチローは、まるで修道士のように、ストイックに、基本の基本を繰り返し訓練していますよね。「まるで修道士のよう」と言ったのは、私じゃない。イチローのチームメートです。人生修行なんですね。1つの技術を極めようとするときにはね。
あなたも「まるで修道士のように」、人生修行、今日もやってます?
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