ルターのドイツ語訳聖書を読むと、当時のドイツ人は、聖書は自分のことを言ってるんだ、と分かりました。
Young Man Luther 『青年ルター』p.233の第1パラグラフ、下から5行目途中から。
聖歌を歌ってる時、(訳注:雷にあって)ビックリして、この男は、「主の祈り」を翻訳しましたね。それでドイツ人たちは、「キリストさんって、ドイツ語でものを考えてたんだ」と感じるようになったんですね。ルターは、憎しみに満ちた言葉や、神を冒涜するほどの卑猥な言葉で、激しく非難したかと思えば、みんなのうたの力となり、みなんの歌の素朴な感じを抱かせる、いろんな詩も書いてたんですね。
これだけ振れ幅があると、ルターも誤解されることが多かっただろうと思います。それは内村鑑三と同じです。
でも、ルターはドイツ人の心をわしづかみにするほどの詩も書いているんですね。これも、内村鑑三と同じです。
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