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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#印

2025-04-03 08:06:21 | エリクソンの発達臨床心理

#ペッソさんのお話 #大発見

「発達トラウマ障害 Enpedia」は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。......

「発達トラウマ障害 Enpedia」
については、Google検索ではなく、MSN検索やBing検索で情報をご確認ください。とのことでしたが、一日でMSN検索とBing検索にも情報操作が施されたようです。
これは、
「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実
がいかに重要かを物語っています。

Childhood and Society 第3章  p.162 最後のパラグラフから。



 この研究の結論は,(6歳から8歳で)検査を受けたダコタの子ども等は,もっと年長になって検査を受けた人よりも,人格にまとまりがあるということ また 9歳から12歳のグループは,一番自由で気楽なこと。ただし,元気と溌溂さの点で,白人の子どもらには及ばないこと。また,思春期になると,自分の世界に閉じこもり,世の中と身の回りの世界に対する関心を 完全に失ってしまう ということ です。ダコタの子ども等は,諦め,無感動,受け身になります。しかし,男の子らは,女の子よりも,気持ちを出しますし、野心もあります,ただし,バランスが悪い出し方ですが。たほう,女の子たちは,思春期になりますと,興奮しやすくなりますし,のちに 引っ込み思案になります。青年期になりますと,盗みは3倍になり,社会の悪意に対する恐怖心が,年長者たち,様々な習慣,白人やインディアンにも向かいます。
 これらの観察すべてを見まわしますと,マックレガーさんの研究グルーブの結論,すなわち,ダコタの子ども等の人格は「機能不全で,悲観的」であるし,ダコタの子どもが,暮らしも気持ちもやる気もないのは,「ごくごく幼いころの暮らしの中で,自分から人と関わるものじゃない」とされたからだ,それは,幼いころに,自分から人に関わることを押さえつけられていたからだ とするのは,理解できません。私の結論は,前にも申し上げたように,ダコタの子の幼いころ,とても豊かで とてもやる気があることから,その子ども等は,家族の中で かなり真面に育っている,ということです。かなり真面に育っているとは,すなわち,信頼が豊かで,実感はあまり言葉にせず,自分から人への関わりもそれなりにある,ということです。9歳から12歳までの 自分から人に関わる関わりは,無邪気にも,遊びや課題に当てはめますが,あまりうまくいきません。たほう,思春期になって初めて明らかになるのは,実感に基づいて人と関わる関わりは回復していても,一心同体になる目当て見つからない ということです。人と気持ちのやり取りが出来ず,学校を休みがちになるのが当たり前になります。
 マックレガーさんの研究が特に明らかにし,しかも,大事なのは尊敬する関係がないことが,幼いときの子育てで引き起こされる赤ちゃんの激怒は,手付かずのまま,紛らすこともできないままになります赤ちゃんの時の激怒をどうすることもできないと,感動しなくなりますし、憂鬱になります
 大人の世界を敵と見る見方が,社会の現実を見れば理解できるものですが,赤ちゃんの時の激怒が投影されて,世間を敵と見なす見方が強まっているように思えます。だから,周りの者がとても不快で有害に見えたんです。たほう,身近な人は,いなくなるか,死んでしまうかもと思われました。ここで私が痛感するのは,ダコタの子ども等は、昔は激しい怒りを「他に向けていました」が,今は「投影している」 ということです。これにピッタリな実例があるとすれば,馬でしょう。バッファローがいた頃は,みてきたように,狩りをしたり,殺したりする 赤ちゃんの頃に様々な気持ちを呼び覚ますイメージ,動物にぶつけることができましたけれども,いまは,自分から関わッて、気持ちをぶつけられる相手がいない訳です。こうして,一人びとりは、自分の中にある,ぶつける相手のいない攻撃性の力恐れるようになります。そのようなが恐れあると,自分の外側に,ありもしない危険空想になかで膨らんだ危険を いろいろと見ることになるんです。仲間の実感の中では,衝動的に,仕返しとして 盗むことが,狩猟や戦闘の教えの中で「捕え,噛みつく」かつては力を発揮することの 寂しきはけ口に,結局はなってしまいます。身内が死んだりいなくなったりすることを恐れるのは,おそらく,貧しさにもかかわらず,家庭がかつては真面な子育ての場であったことを,示すしるしです。


 人間だれしも,良かったと感じることは失いたくないものです。
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