エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ:エリクソンの叡智: 二重否定でしか言えない価値

2016-12-26 08:44:24 | エリクソンの発達臨床心理

 

 今朝のエリクソンも、Insight and responsibility p.230から。タイトルは、『本物の課題を見抜く眼と、本物の課題に応え続ける態度』という程の意味で、『…と責任』という感じじゃない。


 



 私どもが価値あり、と認めるものを、曲がりなりにも言い表すとしたら、二重否定の形にならざるを得ません。例えば、あまりクヨクヨしない、ですとか、何とか落ち込まずに済んでいる、だとか、思ったほど曖昧でない、だとか、それなら、かなり可く出来た人です。







 事ほど左様に、人の良さ、人間力を的確に表現するのは、厄介、遣り甲斐がある仕事です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現世考: 流行る映画と 隠... | トップ | 幼いころにむごい体験をした... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿