エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#内的な促しと仲間の息が合う幸せ

2020-02-18 07:06:28 | エリクソンの発達臨床心理
 
#いまここを最高に生きる生き方 は  #時間と空間に対する態度  しだい #今は恵みの時 = #いまここが最高と思い出す

 #日常生活の中にある奇跡 #神様の笑い 現世考: 今の学校は,いじめ    信頼することと、従うこと   甘いこと、甘やかすことって、大事です。 今日は、Yo......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」

をご参照ください。

 Identity :Youth and Crisis 『聖書の神様と一心同体に成ること : 若さと危機』のp.168。

 p.170のブランクから。

 今朝は,p.171の29行目から。

 備忘録的に,p.168の第2パラグラフも残します。

 

 

 忘れてはならないのは,気持ちがピッタリと分かり合って腑に落ちることの反対は、人に馴染めず心がバラバラだ,ということです。つまり,1番親しい母親は,いまここにあると,母親には不都合な強さや不都合な人たちを,裏切り,見て見ぬふりをして,殺してしまいやすい、ということはね,忘れてはなりません。一纏まりの人や思いに馴染むことは,別のまとまりの人や思いを上手に裏切ることなしには,あり得ませんでしょ。このように,忖度と裏切り,それは,一番親しいはずの母親と一心同体に成ることできなかったために,最深欲求を満たすことができない人のいつもの心の態度になります。最深欲求が満足していない人って,自分の「良心」に確信を持てませんから,不正な誘いを断る賢さがありません

いつも生真面目

 

 一心同体に成り損ねることが深いと,務めを果たす者の心の習慣が非常におかしなことになります。それは,求められたことやそれとなく促されたことに集中できない形になるか,例えば本の読みすぎみたいな,つまらないことに破滅的に囚われます。このような患者さんが,治療中に,いったんは見失った,務めを果たす者の心の習慣を心の中に取り戻す活動を見付けることがありますが,それ自体がとても大切なことなんです。ここで心に刻んでおいたほうが善いのは,思春期や青年期の前の発達の舞台,すなわち,小学校の時期です。小学校の時期は,自分の文化社会の読み書きそろばんを分かち合うことが必須科目として教えられますし、務めを果たす者の心の習慣務めを分かち合う心の習慣にピッタリな時期と聖書の神様のいのちを分かち合い全うする,お務めを与えられます。これまで見てきましたように,小学生のころエディプス期(訳注:だいたい3歳~6歳)の後に来ることが,とても深い意味がありますね。すなわち,男と女としてでも,馴染みとしてでもなく,お務めを果たす者として,聖書の神様を信頼する信頼を代々伝えた者として,両親ともう一度一心同体に成ることをやり直すことを,仲間たちが許す,仲間になる掟を身に着ける点で,単に陽気で楽しい歓びと言うのではない,実感のある段階を全うする,ということです。このようにして,親と共に育つ,親みたいになる可能性が少なくとも1つ,しかも,「自分ならではの」親みたいになる可能性を育てることになります。大元になる判断を実際に自分で判断してみるという手にとって分かる目標を,心豊かになる学びの場((訳注:アメリカ・インディアンの)「汗をかく家」,お御堂,釣り場,作業場,調理場,学校)では,同じくらいの年齢の仲間と分かち合うことになります。そういった場所は,場所的に家からも,母親からも,幼い時の記憶からも,切り離された場です。しかしながら,この心豊かな大人になる学びの場は,男女をどう扱うかという点では,大きな違いがあります。お務めの目当ては,幼な子が本能で望むものことを押さえつけることを強めたり,利用したりするだけではないんです。私が歓ぶ歓びを強めることも,お務めの目当てになるんです。というのも,お務めの目当ては,生きている実感をみんなで共有する中で、具体的な手立てや物を用いて,唯一無二の共に心豊かになる関わりをすもたらすからなんです。受け身で体験したことを能動的に経験しなおしたい私は,生きている実感をみんなで共有する中で、具体的な手立てや物を用いて,唯一無二の共に心豊かになる関わりをすもたらすことで,日の目を見る新たな場を手に入れます。それは,多くの点で,幼いころの空想や遊びで,受け身で体験したことを能動的に経験しなおすことに勝ります。と申しますのも,自分から人に関わりたいし,働きも仕事もしたいと願う内的促しが,仲間の実感を分かち合う中で,やりたいと願う願いとチャンスの息が仲間とピッタリと合うからです。

 

 

 内的促しと,仲間の息が合うこととが,ピッタリと合うことほど,嬉しいことは,ほとんどありません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #聖書の言葉 #単独者の恵み... | トップ | #唯一無二の誘い水 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿