発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.150、ブランク後の7行目途中から。
ロバート・アンダがそろばんをはじいたら、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達にかかるコストを全てひっくるめると、それは、ガンや心疾患にかかるコストを上回り、なおかつ、アメリカで子ども虐待を撲滅したら、うつになる割合が半分以上減りますし、アルコール依存症のなる割合は、3分の1になりますし、自殺や薬物依存や家庭内暴力は4分の1減りますね、ということになりました。子ども虐待が撲滅できれば、職場の業績が劇的に良くなりますし、投獄する必要性も大きく減るでしょう。
子どもにヒドイことをすれば、心の病気になったり、社会に復讐して、犯罪を犯したりすることになりますね。
日本で一番多いネグレクト・虐待は、親が長時間労働のために、親が子どもと関わらないで、子どもを人に預けている時間が長すぎることそのものが、ネグレクトになってしまうこと、わずかに残された短い時間で、子どもと関わろうと「節約」に努めるあまり、子どもを受容することよりも、子どもに禁止と命令を繰返すことになりやすく、その関わり方そのものが心理的虐待・身体的虐待になっている、というパターンですね。日本では、その程度のネグレクトと虐待は、児童相談所などに通報されることは全くありませんし、むしろ「なんですか、そんなの、普通のことじゃないの?!」と思われていることが、異常なことなんですね。
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