エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ニッポンの子育ての異常

2016-12-23 05:50:39 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
夢の魔法
  女子高生の売春は、こうして生じます。  いつも一番は、父親のような人物ですから、奥さんでもマックス2番。残念。 p91の第2パラグラフ。   &nb........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.150、ブランク後の7行目途中から。

 

 

 

 

 

ロバート・アンダがそろばんをはじいたら、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達にかかるコストを全てひっくるめると、それは、ガンや心疾患にかかるコストを上回り、なおかつ、アメリカで子ども虐待を撲滅したら、うつになる割合が半分以上減りますし、アルコール依存症のなる割合は、3分の1になりますし、自殺や薬物依存や家庭内暴力は4分の1減りますね、ということになりました。子ども虐待が撲滅できれば、職場の業績が劇的に良くなりますし、投獄する必要性も大きく減るでしょう。

 

 

 

 

 

 子どもにヒドイことをすれば、心の病気になったり、社会に復讐して、犯罪を犯したりすることになりますね。

 日本で一番多いネグレクト・虐待は、親が長時間労働のために、親が子どもと関わらないで、子どもを人に預けている時間が長すぎることそのものが、ネグレクトになってしまうことわずかに残された短い時間で、子どもと関わろうと「節約」に努めるあまり、子どもを受容することよりも、子どもに禁止と命令を繰返すことになりやすく、その関わり方そのものが心理的虐待・身体的虐待になっている、というパターンですね。日本では、その程度のネグレクトと虐待は、児童相談所などに通報されることは全くありませんし、むしろ「なんですか、そんなの、普通のことじゃないの?!」と思われていることが、異常なことなんですね。

 

 

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