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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第17章。「バラバラな自分をまとめる:決めるのは自分」です。p.296の,第2パラグラフ,7行目途中から。
私がピーターに「傷つけられたその子のことをどう感じますか?」と尋ねますと,ピーターは「その子は嫌いです」と言いました。その子は弱虫で泣き言ばかりでした。お父さんの横柄な態度に対しては少しも嫌いだとは言わないで,その子は,結局は,いい子になることにしぶしぶ同意して,シクシク泣きました。私が,人のことを悪く言うその人に「その子が避けていれば,その子はどうなっていたんでしょうか?」と尋ねます。応答するときに,人のことを悪く言うその人がムキになって現れて,その子のことを「弱虫」,「意気地なし」と呼びました。私は重ねてピーターに訊いたのは,「人のことを悪く言うその人が道を譲れば,その子は話せるようになるんじゃないですか?」ということです。ピーターは塞込んで,「2度と来るもんか」と言って,面接の場から出ていきました。
痛めつれられた小さな子である自分は非難するのに,痛めつけた父親のことは悪く言わない。おかしいでしょ。
ピーターは,人のことだったら理解できるはずなのに,自分のこととなれば,そんなことも分かりません。むしろ,ムキになり,怒りを爆発させて,「2度と来るもんか」と啖呵を切って,出て行ってしまいます。
こんなに一生懸命ヴァン・デ・コーク教授がかかわっているのに…。でも,発達トラウマ障害DTDの子どもと付き合っていると,そんなに珍しいことじゃないですよ。自分としては,(願わくば)最高のことをやっているのに,最低のことを言われてしまう。発達トラウマ障害DTDのセラピーではままあることです。しかし,これは,セラピーがいよいよ佳境,本丸に差し掛かっていることも示しているんです。
私どもサイコセラピストのサイコーの腕の見せ所です。
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