2年前(2014年)、心理臨床学会の招聘講演で、発達トラウマ障害(DTD)について講演した、Ruth Lanius ルース・ラニウスさんらが昨年出した本、Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、神経科学、治療』の翻訳。 最終章の第7章、p.275の第2パラグラフ。
しかし、トラウマ研究者として、私どもは、トラウマを負わされた自分から自由になる希望がある、と知っています。発達トラウマ障害(DTD)から回復することは、出来ますし、踏みにじられてもメゲナイ心と勇気こそが、発達トラウマ障害(DTD)を生き延びた人たちの本質です。発達トラウマ障害(DTD)を生き延びた人であれば、男でも、女でも、トラウマを負わされた過去の傷を癒し始めますね。発達トラウマを意識した治療法では、トラウマ関連の変性意識(TRASC)のもたらす心理的な囚われや一人ぼっちから、本当の自分が自由になるために、発達トラウマ障害(DTD)の人たちは、治療をするのです。
発達トラウマ障害(DTD)の治療の要諦は、≪本当の自分≫を取り戻すことです。
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