臨床では、倫理の力が決定的野村 實 先生 「気質、知性、倫理がある程度一つになっているんですね。この3つが一つになることこそが、本当に偉い医者の特色です」と言われてもピンとこない、という人もあるかも...
脱感作も、目的が大事になります。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.224の、脱感作の第2パラグラフ、下から6行目途中から。
そうです、私どもも薬を飲むことが出来ますね。そうすれば、自分の感情を鈍らせることもできますし、自分自身の脱感作が出来ます。医学部の学生として、私どもが分析的であり続けるようになるのは、私どもが3度の火傷の子どもたちの治療をしなければならない時です。でもね、シカゴ大学の神経科学者、ジィーン・ディセティーが教えてくれているように、自分自身の痛みや他の人達の痛みを脱感作してしまうと、情緒的な敏感さが、全体的になくなってしまいます。
痛みの脱感作は、情緒的な人を鈍感にしてしまうらしい。痛みは嫌なものですが、大事な意味がある、ということかもしれませんね。
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