今は、鏡におぼろに映ったものを見ている 改訂版ケダモノ以下のナチスを体験済みのエリクソンにとっては、恐怖政治が「正しいこと」の押し付けと結びついていたことは、自明のことだったでしょう。ナチスがやったのは、...
甘いこと、甘やかすことって、大事です。
今日は、Young Man Luther 『青年ルター』、第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.257の、第2パラグラフから。
ルターの根源的な貢献つて、信頼を生活の中に根付かせたことですね。この貢献の故に、ルターは第一級の神学者になれたんですからね。それと同時に、ルターは、生育歴の一番最初の生涯の課題で、一番根源的な生涯の課題と闘っていたことも、示されてもいます。ルターは自分のライフワークは、信頼と意志、宗教と律法を新たに描き直すことだ、と見ていました。というのも、組織化された宗教は、世の中の秩序に対する信頼が宗教に独占された状況では、根源的信頼を再確認することを、独断的に支配しようとする組織になるのは、明らかだからです。この根源的信頼は、根源的不信に対して新たに勝利するものですが、人間が、赤ちゃんに頃に身に着けるものなんですね。
中世世界では、赤ちゃんの頃に身に着ける根源的信頼感を再確認するのが、カトリックに決まっていました。ほかの人がその再確認をすることが出来なかったわけですね。ルターは、根源的信頼の再確認をすることを、カトリックの独占から解放し、牧師を始め、平信徒同士の助け合い、確認し合いも認めてくれたわけです。ですから、根源的信頼の再確認、強化は、教会から解放されて、家庭や学校などの日常生活の中で自由にできるようになったんですよね。
毎日がハッピー、の始まり始まり!!。
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