ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第19章。「応用神経科学:恐怖に急き立てられた心を脳にもう一回繋ぎ直す/コンピュータ関係工学」から。p.321の3行目から。その前もご一緒に。
ニューロフィードバック開始
まず,私たちがしなければならなかったのは,5通りあるニューロフィードバックの治療法の内,どれにするか決めることでしたから,週末に治療法を1つずつ,方針と治療のやり方を学ぶことになりました。6人のスタッフと3人の実習生が,様々な脳波や電極やコンピューターが示すフィードバックが複雑に絡んでいることを,よくよく調べました。訓練の2日目の朝,私は仲間のミッシェルとともにいた時,電極をミッシェルの頭の右側に,すなわち,感覚運動野に直接,付けて,11~14ヘルツの周波数を得ました。セッションが終わるとすぐに,ミッシェルがみんなを呼びました。素晴らしい経験ができたんです。ミッシェルの話によれば,いつもは,人が一緒にいると,たとえ私ども同僚とでも,何となくイライラして,落ち着かなくなる,ということでした。誰も気付きませんでしたが,彼は,結局は,評判のいいセラピストでしたが,いつも危険を感じていたんです。その感じがニューロフィードバックをした時にはなくて,安心してリラックスして打ち解けることができたんです。
結果は,リラックス。自由です。
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