伝統の中で確かな自分我形成され、なおかつ、確かな自分が新たな伝統を創り出す。確かな自分は、伝統の再生には欠かせないもののようです。ですから、伝統とは菓子を後生大事にするのとは正反対みたいですね。
今日は、Young Man Luther 『青年ルター』、第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.254の、13行目途中から。
ここに最高に自我がまとまる、ということがあります。この最高に自我がまとまることこそ、ひとりびとりが願ってやまないことですね。また、ここに、社会的な新陳代謝があります。この社会の新陳代謝を、社会も文化も求めます。ひとりびとりの切なる願いと社会的な努力が相互依存していることを描きだす時、人間の暮らしに欠くことが出来ないものを何某か描くことになります。
かくして、ひとりびとりが願うことと、社会が願うことが重なり合い、影響しあうという訳ですね。
ところで、ここでエリクソンが言う、人間の暮らしに欠かせないものとはいったい何のことだと思いますか?
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