中国でのコンサートを予定して、
金正恩が作ったと言われる「モランボン楽団」が中国入りしましたが、
リハーサルだけをして急遽コンサートをキャンセル、帰国しました。
北朝鮮楽団の北京公演中止 中国専門家も分析できず
記事のタイトルからも読めますが、
一体なぜ、急に公演を中止して、モランボン楽団メンバーを撤収させたのか
いまだに理由が分からないのです。
専門家さえ理由がわからないなんて、
この事件で、金正恩は外交においても簡単なルールも守らない気まぐれだということが
さらに明らかになったと思います。
色々な説の中で私が個人的にありえると思うのは
金正恩の「水素爆弾保有」発言の話ですかね。。。
10月10日の、北朝鮮労働党設立70周年の行事に
中国序列5位の劉雲山・共産党政治局常務委員が訪朝したことがきっかけで、
冷え込んでいた中国と北朝鮮との関係が改善されるという期待感が膨れ上がりました。
その延長線上で、今度は中国が「モランボン楽団」と招待し、
コンサートの開催が決まりましたが、
金正恩はこの関係改善のムードを後ろ盾にして
水爆の話を切り出したのです。
北朝鮮のこのような行動は、
自分たちにやっと心を開いて、関係改善の機会をもう一度与えた
相手を簡単に裏切って利用したにすぎません。
しかし、これまで国際社会に向けて「核不容」方針を公言してきた中国が、
バカじゃない限り、この方針を投げて北朝鮮の軽率な発言を黙認するわけがありません。
案の定、中国政府は直ちに、金正恩の水爆発言を批判しました。
中国政府の反応に北朝鮮は機嫌を損ねたのか、
それとも恥ずかしかったのか、
「文化使節」と言われていたモランボン楽団をそのまま撤収させたんじゃないでしょうか。
まさに、外交の基本を無視した、マナーのない行動だったと思います。
北朝鮮のこのような無茶振りに対して、
中国も不満を示しています。
中国共産党が不満示す? 北朝鮮楽団引率者の写真削除
それもそうでしょう。。。十分理解できます。
北朝鮮としては、モランボン楽団の公園で中国との友好関係を誇示したいと思っていたでしょうが、
今回の件は、真逆の「敗着」となったようです。
ところで、モランボン楽団は今回「文化使節」と言われましたが、
Youtubeなどでモランボン楽団の曲を聞いてみると、
歌の歌詞が完全に社会主義・金正恩に対する称賛一色で
これは文化使節じゃなくて体制宣伝使節じゃないかと思いました。
実は、金正恩が自分の時代を「洗練され、開放された北朝鮮」と見せるために
このような楽団を作ったらしいですので、
本当なら体制宣伝用と言って正しいと思います。
公演ドタキャン 北朝鮮「モランボン楽団」美女たちの正体
皮肉にも、北朝鮮が敵視している韓国の「少女時代」を真似て作ったらしいですね。
上の動画も少女時代のコスチュームとそっくりと思いますが、、、、、
おばちゃん感性で見てみても。。。。
どうでしょう。。。全然違う気がしますが。
余談ですが、少女時代も厳しいトレーニングで有名なんですが、
北朝鮮のモランボン楽団と、どちらがもっと大変でしょうか。
私は何倍辛くてきついとしても
自由民主国家・韓国の歌手として、
世界中で愛されたいと思います。
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