ほっとかれママ ☆ Ready, steady, smile !

仕事人間の主人にも 大事に育てた息子たちにもほっとかれ。。。それでもめげない元気ママがある日突然、白血病に。

プロジェクトX〜骨髄バンク発足〜

2024-09-29 | 病気

昨日のNHKのプロジェクトXは
2002年のアンコール放送でした

骨髄バンク設立への熱い思いは
この地方からはじまり
多くの人の葛藤と努力により
1989年(平成元年)に東海骨髄バンクが
1991年(平成3年)に日本骨髄バンクが設立されました




この番組が放送されたのは
それから11年後の2002年(平成14年)です

私が骨髄バンクを通して
骨髄を提供していただいたのは
その5年後の2007年(平成19年)

番組のおかげで
ドナー登録者がだんだん増えてきて
私と骨髄の型がマッチするドナーさんに
出会えたのかもしれません

「その確率は数百〜数万分の一」

骨髄バンクができる前は
患者の家族は親戚、知人、友人を頼りに
適応する人を自力で探さなくてはなりませんでした

バンク設立に当たっても
骨髄のドナー登録をお願いすれば

「そこまでして生きたいの?」
「私には関係ないから」

という言葉が多かったそうです

たしかにそうです
今のあなたには関係ないかもしれません
でも、もしあなたやあなたの子供さんが
その立場になったら違うのですよね

人はその立場にならないと
その痛みや苦しみ、悲しみはわからない
たしかにそうです

その一方で、見ず知らずの人のために
ドナー登録をして
実際に提供してくださるのもまた人でした

私はこの人たちをこの世の神様とよんでいます



1989年、東海骨髄バンクを通じて
初めての骨髄提供者となった
田中重勝さん(右)と
移植を受けた橋本和浩さん(左)

8年後、お二人は講演会を通じて
偶然にも知り合うことになりました
(私も講演会でお会いたことがあります)

先日、私は移植から17年が経ちました
両親とも兄弟とも不適合だった私は
骨髄バンクができていなければ
ここに存在していないのです

バンク発足に向けて
ご自身も白血病を経験された
大谷貴子さんの熱い思いと
ご尽力された先生方すべてに
感謝いたします




なぜ今、またこの2002年の番組を
再放送したのでしょうか
当時の登録者の多くは年齢的に
適応外になりつつあり(55歳まで)
ドナー登録者数が減っているからかもしれません

※ 移植に向けて、コーディネート代に加え
ドナーさんの検査費用、
保険料、入院費用は患者負担です
最終検査まで行って適合しなかった場合もありました😭

1人でも多くの方に適合者が見つかりますように
助かる命が助かりますように






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