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素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーエグゼイド 第7話「Some lie の極意!」

2017-06-19 09:20:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
入院患者の誉士夫がゲーム病を発症。永夢と飛彩は、エグゼイド、ブレイブに変身。2体のバグスターに分離するが、またもゲンムに邪魔をされバグスターを逃がしてしまう。


7話です。私がエグゼイドにドハマりした、問題の7話です。
初見時は衝撃受けたし、何度見ても未だに胸が痛くなる。貴利矢さん。

仮面ライダーが「ライダー」であるならば、
主人公はやはりバイクに乗っているのが正しい姿であるべきで。
永夢と貴利矢が手を組んでともに戦っているのが、正解なんだよな、本当は。

「おい、患者を救いたいなら信じろ。
 今日の自分に嘘はない」


監察医だから、治療より調査・研究を優先する。そう断言していた貴利矢が、
永夢と手を組むことを選択する。
患者に病名を告知する永夢の姿に、ゼロデイ時の自分の姿を見たから。

貴利矢は、永夢を信頼したからこそ、「自分を信じろ」と言ったんだろうし、
永夢もそんな貴利矢を信じた。黎斗の言うように永夢が水晶の持ち主であるならば
貴利矢の心を映し出していたんだろう。

なのに。

「今日の自分にウソはないって、言いましたよね。
 本当のあなたはどこにいるんですか?」


永夢の水晶ですら、貴利矢の心を見失ってしまった。

「真実を伝えることが正しいとは限らない。
 真実が人を人生を狂わせることだってあるんだよ!」


「・・・はははっ。のせられちゃった? 少しは人を疑え。
 でないと、意外なところで足をすくわれるかもよ」


この貴利矢の言葉は、偽り、だまし、陥れるためのものではなく、
永夢を心配してなげられたものばかりなのに。
それなのに。

「みんなだまされちゃダメだよ!きっと何か企んでるにきまってる!」

「こいつの言葉に真実などひとつもない」

「運命っていうのは、パズルだ。
 ピースひとつ入れ替えれば、真実すらも闇の中」
「あぁ。これでレーザーを信じるものは誰もいない


掛け違えたボタン。ずれていく歯車。

「ほら。貴利矢は嘘をついたから、みんなから信用されなくなっちゃったんだよ」

だから嘘をついたら良くないね、と夫が子供たちに言い聞かせる言葉に、
もうマジその通りなんだけど、そうだけど、そうなんだけどさあぁぁぁ!と
ソファの端で血の涙を流していましたね、オンエア当時。

何度見ても、チームワークばっちりで戦った直後の
乾いた笑い声をあげる貴利矢っていう落差が、切ない。

しかし、ギリギリチャンバラ。ガシャコンスパローが格好良いな。
Lv.3同士の対決だと、ゲンムもかなり押され気味だよね。

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仮面ライダーエグゼイド 第6話「鼓動を刻め in the heart!」

2017-06-18 13:15:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
レベル3になるためのゲキトツロボッツガシャットを手に入れた永夢。バグスターに襲われていた大学生・誠一がゲーム病患者のストレスでは、と誠一を探していると、誠一の恋人・曜子がゲーム病を発症した。


飛彩の過去を知る第6話。

「あのグラファイトというバグスター、5年前、お前が仕留め損ねた相手か」
「てめえには関係ねぇだろ」
「まて! お前には答える義務があるはずだ」
「最近、物忘れがひどくてな」
「俺なら小姫を救えた!」
「・・・そこまでいうならやってみろ、そうだ、グラファイトがお前の恋人のかたきだ」


飛彩にそう告げる大我。なにかまだ思うところがあるようで、
彼にとっても因縁ある相手のグラファイトを、飛彩ひとりに任せて自分は高見の見物としゃれこみ、
グラファイト相手に善戦する飛彩に、なぜか苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。

「いい気になるなよ」

序盤の大我は相棒役もいないし、何を考えているのかさっぱりわかりません。
5年前の、雨に打たれて立ち上がる大我は
何度見てもめちゃくちゃ格好良いけども。

グラファイト。狩りゲームのラスボスという完全パワー系キャラクターでありながら
可憐な乙女、小姫ちゃんの記憶をその内部に保存しています。

「哀れだな、いまでも覚えているぞ、5年前消滅したあの女の気持ちを。
 あの女は、きさまのことを見限ったんだ」


ただ、保存してあるというだけで、
その心情を正確に理解できるとは限らない、よね?
小姫ちゃんの気持ちは、永夢の推察したとおりだと思うんだ。

「きっと、小姫さんだって同じ想いだったはずです!
 あなたが医学の勉強に集中できるように、そう思って黙っていたんじゃないんですか!?」


レベル2に変身した飛彩を説得する生身の永夢。
この、姿形の違う二人が真剣に向き合う姿、なんかすごく熱いよな!

しかしそんな永夢の声は飛彩に届いたのかどうか、
35話に至っても、いまだに飛彩の心は後悔で縛られたままです。

その他。

ドレミファビートのガシャットをゲットした飛彩。
そういや入手方法が前回のエグゼイドと同じだよね。
ゲンム(グラファイト)を狙うフリをして、後方で油断してたバグスターを倒すっていう。

ただ、音ゲーだったら直接攻撃は効かないんじゃないかなぁとか、思ったりした。
後半に出てくるラブリカみたいな感じで。

今回のバグスターはコラボバグスターだったんですが、
ドレミファビートのウィルスから普通にバグスターが発生したとしたら
それはポッピーの姿をしてたんじゃないか? 怖いな。

「のんきに遊んでる場合か、ゲンムが分離させた仲間が、ヤツに倒されたんだぞ!」

前回はいきなりコラボバグスターからの登場だったんですが、
黎斗が分離手術してたんですね。レベル1ならできて当然なんですが、
なんかめちゃくちゃ意外。その様子、見てみたかった。

永夢のアクションゲーマーロボット。
ロケットパンチが一周して腕に戻ってくる描写がかっこいいです。

ラスト。苦手なはずの甘いシュークリームも黙々と食べる飛彩、という感慨深いシーンですが、
口の両端にちょっとずつカスタードクリームを残すという神業。まじか、可愛いすぎるぞ。

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仮面ライダーエグゼイド 第5話「全員集結、激突Crash!」

2017-06-16 09:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
幻夢コーポレーションで新たに開発された4つのガシャットが何者かに奪われた。犯人探しが始まる中、永夢が偶然出会ったゲーム病患者の男が犯人であることが判明。男は永夢らの前から逃げ出すと、入れ替わるようにゲキトツロボッツガシャットを装着したコラボスバグスターが現れ・・・。


第五の男、壇黎斗の登場です。

「助けなくていい患者なんているんでしょうか。どんなに悪い人でも、命は命です!
 苦しんでいる人がいるのに放っておくなんて、僕には・・・」
「君は水晶のようだ。患者の心を自分自身の中に映し出し、優しく輝きを放つ。
 しかし、そんな君が心配でならない。すべての患者が善人とは限らない。
 もし、悪意を持つ患者によって君の想いが踏みにじられてしまったら
 水晶の輝きが失われ、あとかたもなく砕け散る危険がある」
「たとえそうだとしても、患者を救えずに後悔するよりマシです!」


周りの人々の心を映し出し、優しく光を放つのが永夢であれば、
ただ唯一、自分の力だけを絶対的なものとして信じて疑わず、
彼を取り巻く全てのものから決して影響されることない不可侵の存在が、黎斗である。

・・・て書くと、なんかすごい褒め言葉みたいだけど、違うからな。
自分が殺した人間が、蘇って再び彼の目の前に現れたときも、
悪びれることなく不遜な笑顔を浮かべられる人間ですからね、黎斗は。何度見ても引くわ。
でもまぁ、それはまだまだ先の話。

ともあれ。ここまで品の良いスマートな青年社長を演じてきた黎斗が
ラストでいよいよ本性をあらわにする。

「恐れているのか、エグゼイドの力を」
「・・・まさか、恐ろしいのは、私自身の才能さ!」
「心が躍るなぁ、仮面ライダー、ゲンム」


当時はね、何も考えずぼーっと見ていて、
黒いエグゼイドの正体が誰とか全然考えていなかったので
中から黎斗が出てきたときは本当にびっくりした。

そして、貴利矢の嘘が彼自身の首を絞める羽目になるのも、この回から。

「お詫びのしるしに、耳よりな情報教えてやるから。
 ・・・見たんだ、謎の仮面ライダーの正体」
「それは本当か!」「誰なの!?」
「まさに、さっきまで先生方と一緒にいた、ガシャット泥棒のゲーム病患者だ」


真実を伝えることに臆病になっている貴利矢。その理由はすぐに明かされますが、
それにしても、なんでここでグラファイトを挙げたのか。いまだにわからんな。
ガシャット泥棒をあっさり幻夢コーポレーションに引き渡さないようにするため?

ともあれ。無謀にも直接ゲンムにアプローチを試みる貴利矢なわけですが。

「あんたの本当の正体はわかってる」

このあとのゲンムの攻撃が、だな。
レベル3の力でライダー達をはじき飛ばしたあと、レーザーを蹴る、容赦なく膝蹴り入れるんすよ。
ゲンムの本性を把握した上でみると「マジでやばい!貴利矢殺される!」ってなる。超怖い。
彼は、他人が優位に立つのを許せない性格なんだよ。ガッシューンのおかげで命拾いです。

その他。
レベル1にはそれぞれ特殊能力があったんだなと、いまごろ気づいた。

・エグゼイド 空間にブロックを作り出し、縦移動を可能にする(2話)
・ブレイブ 全身に炎をまとって敵に体当たりする(6話)
・スナイプ 高速回転することで自らを弾丸化し、敵に体当たりする(今話)
・レーザー 高速回転することで自らを車輪化し、敵を弾き飛ばす(4話)

まぁ、なんていうか捨て身攻撃系が多いよね(苦笑)
今回の大我は、グラファイトの激怒竜牙に対して、
とっさにレベル1にシフトダウンして特殊攻撃でしのぐとか、
特性を把握して使いこなしてる感が、すごく格好よかったです

前回も今回も、大我と飛彩は似たような条件で戦っているのに
飛彩の方がゲージ減るのも早いし、見るからにダメージ大きいんだよね。
やっぱり大我の方が経験値が高い分、ライダーとして優秀な印象がある。

ところでグラファイトはなんでゲーム患者のフリをして永夢を待ち伏せしてたんだろう。
短気なグラファイトのことだから、永夢を拉致ってパラドのもとへ連れてって、
タイマン勝負でもなんでもやらせてさっさと決着をつけさせて
世界征服の方に本腰入れて欲しかったとか? あり得る。短絡的すぎるがあり得る。

永夢。

「強いものが生き残る、それがゲームの世界であることを、お前が一番よく知っているはずだ。
 天才ゲーマーM。ドクターとしての理性など、ここでは何の価値もない!」
「もう・・・わけがわからない! あなたは誰なんですか!目的は、いったいなんなんですか!」
「答えを知りたければ、俺を攻略してみせろ!」
「・・・やってやろーじゃねーか!」


M、ですよ。
でもさ、Mはパラドとは違うんだよな。全然違うんだよ。
なんかいますごく切なくなっている。Mはどこへ行ってしまったんだろう。

そうは言いつつ。消えたゲンムに対して

「もう終わりか!俺と戦え!」

と叫ぶ永夢の姿は、19話

「おい!おい、起きろ、もう終わりか、出てこいよガットン!」

とまったく同じじゃねーの、と思いました。奇しくも同じロボットアクションゲーマー装備だし。

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仮面ライダーエグゼイド 第4話「オペレーションの名はDash!」

2017-06-15 09:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
仮面ライダースナイプ・花家大我にガシャットを奪われ、仮面ライダーに変身できなくなった永夢。このままではゲーム病の患者を治すことができない・・・と落ち込む永夢の前に現れたのは監察医の九条貴利矢だった。奪われたガシャットを取り返す代わりに、天才ゲーマーである永夢の腕を見込んであることをお願いしたいというのだが・・・。


第4の男。九条貴利矢。

「彼は仮面ライダーレーザー、相棒の運転手が必要なの」

しかし相棒の存在が不可欠であるはずの彼は、だれが敵でだれが味方かわからない状況で、
バグスターウィルスの根絶のため、たった一人で戦っていた。
自らの本心を、嘘で塗り固めて。

というわけで。嘘つきキャラの貴利矢回ですが。
まぁなんていうか、嘘が下手なんだよね。
それは他人をだますためのものじゃなく、自分を隠すためのものだから。

「ゼロデイのとき、友達がバグスターの犠牲になった。
 もう二度と、あんな思いはしたくない」


からの。

「おい!なにすんだよ、俺たち友達だろ?」
「あー。全部ウソだから。ゼロデイで犠牲になった友達とかいないし。
 自分、監察医なんで、バグスターの謎をつきとめたいだ、け、さ」
「ハナからそれが目的で、俺を乗せたのか」
「あれ?その気になってノセられちゃった? ハハハ」


そんなこと。言わなきゃいいのにさああああああ!(絶叫)

嘘に嘘を重ねて本心を隠す貴利矢なんですが、
それをこの先、いいように弄ばれるという、涙なしには語れない展開が待ってますよ。
戦極凌馬も言ってたじゃないか。
「貴虎に教わらなかったのか? なぜ悪い子に育っちゃいけないか、その理由を。
 嘘吐き、卑怯者、そういう悪い子供こそ、本当に悪い大人の格好の餌食になるからさ!」ってなぁ。

ともあれ。

「ノってくんなきゃ意味ないでしょお。
 せっかくガシャット取り返してやったのに、バグスター見失っちまったじゃないか」
「見失ってませんよ。だって、貴利矢さんのガシャットはレースゲームなんですから」
「・・・そうか。さすが名人!」
「さらわれた莉子さんは、このゲームのゴールにいます。
 ゲームに勝てば、西脇さんは助かります」


そこからの。倒れた永夢に手を差し出す貴利矢。その手を掴む永夢。
永夢の手を掴みなおし、力強く引き寄せて立ち上がらせる貴利矢。

「友達のニッシーを助けるために、俺と友達になってくれるか?」
「はい!」


何度見ても良いシーンだな、ここ。
このときの貴利矢の本心はわからないけれど、
やっぱさ、この言葉に嘘はなかったと思いたい。

ところで。序盤のポッピーは大我のみならず、
貴利矢に対してすごく不信感を露わにしてたんですが。
まぁ、脅迫まがいなやり方でゲーマードライバーを入手したこととか、
100%胡散臭い見た目や言動とか、確かに貴利矢は不審者要素満載なんだけども。

いまにして思えば、黎斗が貴利矢を煙たがっていたから
ポッピーはそれをダイレクトに受け取っていたんじゃないかな。
目の前の患者を治療するだけの永夢、飛彩や
「10個のガシャットを集める」というゲームに乗せられてる大我とは違って、
貴利矢だけは、バグスターウィルスのシステムそのものを根絶しようとしてたから。目障りだよねそりゃ。

その他。
今回も患者そっちのけで大我と戦う飛彩。
まぁ、永夢のガシャットを奪った(治療行為の妨害をした)ことで
大我を粛清する大義名分はできてるわけなんですが。それにしても、患者ピンチだから!
序盤から飛彩にとって、「ドクター<小姫ちゃん」だったんだよな。

いちおう幻夢の社長にも了解をとった感じではありますが、
黒いエグゼイドが二人の戦闘に割って入ったように、
ゲーム医療から大我を締め出したいと思っているのは飛彩だけなんだよね、現状。

「まさか俺たちのほかにも適合者がいたとは思わなかった」
「適合者・・・?」


永夢が「適合者」という単語を聞いたのは、これが初かな?

パラド。

「人間が勝つか、バグスターが勝つか。
 最高にエキサイティングなレースの始まりだ!」


クロニクル起動後とそっくりな言葉だ!

黒いエグゼイド。
シャカリキスポーツに乗ってる姿が格好よくて大好きです。
ゴースト最終話のエグゼイド客演回がもう一度見たいな。ブルーレイに収録してほしい。

今回はシャカスポLv.3に変身して、その威力を見せつけてのラストです。
これもさ、チュートリアルの一環だと思うと、なんかワクワクしますね。
「新しいガシャットはこうやって使うんだよ」っていう。チュートリアル親切。

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仮面ライダーエグゼイド 第3話「BANしたあいつがやってくる!」

2017-06-14 08:00:00 | 仮面ライダーエグゼイ...
小児科の研修医という立場と同時に、仮面ライダーとして秘密の部署CR(電脳救命センター)のドクターとして活動し始めた永夢だったが、この日も担当の患者である8才の少年・勇樹に逃げられてしまう始末。ドクターとしてはまだまだ半人前の生活を送っていた。追いかけた先でゲーム病の症状を見せ始める勇樹に動揺する永夢だったが、そんな彼の前に「そいつのオペは俺がやる」と白衣を着た男が現れる。その男こそ、仮面ライダースナイプ・花家大我だった・・・。


第3の仮面ライダー、花家大我登場回。

3話4話は坂本浩一監督回です。
ホントだ、平ジェネ(冬映画)と同じ雰囲気。スコアボード表示も健在です。
廃病院での素顔アクション、大我の蹴りは超格好いいし、
変身してからの派手な爆発、華麗に吹っ飛ばされるバグスター、もうこれは映画のクオリティ。素晴らしい。

さて。大我なんですが。

「プレイヤーどうしが競い合うのがゲームだろうが」

「俺は俺のやりたいようにやる。お医者さんごっこなんてやめて、ゲームを楽しもうぜ」


いま見ると、言動が完全にパラドと一致してるんだが。
偶然か、偶然だよな? 超怖いんだが。

「おまえ、ゲームをするときは性格が変わるタイプか?」
「それがなにか?」
「・・・また遊ぼうぜ」


「また遊ぼう」も、パラドがよく使う言葉なんだよな。なんなんだ。
ゼロデイ時点で顔をあわせていた可能性もおおいにあるわけで、
大我はすでにこのとき、パラドとその宿主の話を知っていた?
大我が「ゲームに魅入られた男」と呼ばれていたのは、パラドにその原因がある?

これはもしかして、仮面ライダースナイプで明かされる謎かもしれない。
っていうことは、ブルーレイ4巻とかでしょうか。まだ先の話だなぁ。

そんな大我、飛彩とは旧知の仲。

「ようやくおでましか、アメリカ帰りのお坊ちゃん」

「"(ダブルクォーテーション)のボディーランゲージ」初披露です。ここだったのか。
何気に、飛彩が渡米していたことも、帰国していたこともチェック済みのご様子。
無愛想で自暴自棄な感じはあるけど、ちゃんと過去に関わった人たちに彼なりの責任を持ってるんじゃないのか。

一方、飛彩は大我を毛嫌いしてます。

「ご存知のはずです。あの男はもやはドクターではない。
 5年前、ゲームの魅力に取り憑かれたあまり・・・」
「医療ミスをおかし、患者の命を奪った。しかし、仮面ライダーとしての彼の腕は確かだ」
「あの男だけは絶対に認められません。あいつは俺から、大切なものを奪った」


このあたりはもう、34話を見た人には「あぁぁ」ってなるよね。
自分の罪を認めたくない飛彩にとって、大我は過去の罪の亡霊でしかなく、
彼を目の前から消すことが、飛彩にとっても贖罪ともいえるわけで。

というわけで、ドクターであるはずの飛彩が、
治療より大我を倒すことを優先するという展開ですよ。
もうね、鏡先生、「私情を挟むな」と言いながらも、
小姫ちゃんに関わる案件では私情最優先しちゃうというのが、本当に素晴らしい。
(いやドクターとしてはアウトですけども)

んで。永夢の呼びかけでバグスター退治を優先することになった3ライダーですが、
ウィルスが活性化し激しい銃撃を受け、ライダーゲージが一気に減少する。

「ライダーゲージに気をつけて!
 ゼロになったらゲームオーバー、死んじゃうよ!」


ここで「それ先に言っといてよ!」っていう鬼畜システムのご案内。
常に冷静な状況判断を行う天才外科医は、ここで一時撤退を選択する。

「ゲージはわずか、リスクが高すぎる」
「おい!何してんだ!?」
「仕切りなおす判断も、ドクターには必要だ」


対して、患者を優先する永夢は、残り2メモリまで減少したゲージにおかまいなく、
敵の砲弾の前に、その身をさらす。

「エグゼイド、ゲームオーバーが怖くないのか!?」
「ユウキと約束したんだ、一緒に戦おうって!
 ユウキ、俺がついてる!二人で力をあわせれば、何も怖いことはない!」


あ。「俺」キャラだ。Mですね。戦闘中はM担当だね。

2話では飛彩の冷静な判断で患者を救うことに成功したんですが、
今回は、永夢の熱い思いが患者を救った。好対照ですね。
どちらも間違いではなく、どちらが正しいというわけでもない。

ともあれ。ユウキくんから「ともに戦う意志」を勝ち取り、バグスターの増殖を止めたうえでの
反撃、ゲームクリアまでの展開が、すっっっごくよかったです!

その他。ゼロデイの説明。

「5年前、ゼロデイがおきた」
「ゼロ・・・デイ?」
「公にはなってないが、バグスターウィルスの感染で、大勢の患者が消失した事件だよ」
「そのとき、衛生省が幻夢コーポレーションと協力して、CRを発足させたの」
「それで、当時うちの病院の放射線科医だった花家大我に白羽の矢が立ってね」


リボル隊長。なんか黒い。
リボル隊長はわりと好きです。っていうかバグスター達ってみんな愛すべきキャラ設定してるよね。

永夢がおすすめしてたゲームとパラドのプレイしてるゲームが同じだったので、ちょっとゾッとしました。
まぁ、巷で大流行中の「マイティアクションX」だから、不自然じゃないんですけどね。けどね。

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