弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

バングラデシュのニュース(2014/04/13) 4/14 22:00~ NHK-BS1でテレビ放送があります。

2014年04月13日 | バングラデシュのニュース
◆イベント情報◆
・東京ボイシャキメラ 4/20 池袋西口公園
 案内チラシ:http://ow.ly/umWjl
 JOCVバングラデシュで出展します。

詳細はこれから確認ですが、以下のバングラデシュ関連イベントが催されるそうです。
・駐日バングラデシュ大使館主催ボイシャキメライベント 4/24
 昨年は目黒で平日夕方から開催されたものです。
・滝野川会館での文化交流イベント 5/4
 バングラデシュから有名な歌手が来る予定です。

■見出し(2014年04月13日) No2014-19
◯TV放送:バングラデシュ 工場の安全対策は
◯永井海苔/「焼のり」で「ハラル認証」取得
◯命がけで学校へ通う少女たちの真実「Girl Rising」、赤坂で4/22上映会
◯バングラデシュの少数派抑圧阻止を WCCが呼び掛け
◯「ギブミー、チョコ」と言われて… バングラデシュ(2)
◯ベンガルのお米スイーツ バングラデシュ(1)
◯バングラデシュ鉄道(4)走った、飛び乗った、落っこちた…危険な乗車の結末は
◯バングラデシュ鉄道(5)買い食いは支え合い…列車のなかの“もの食う人びと”
◯これからのファッション産業の在り方とは、「FASHION REVOLUTION DAY」24日開催
◯アジア人権報道賞、AFPが3部門で受賞
◯日本で活躍するバングラデシュ人エンジニアたち もはや「出稼ぎ労働者」ではない
◯「アメリカンアパレル」のキャンペーン広告が、世界各国で話題に
◯ユーグレナ:バングラデシュで4月1日よりミドリムシ入りクッキーの配布を実施
◯大阪大学未来共生セミナー 「世界の今と未来を考えよう」
◯4月29日出発「バングラデシュ・ディスカバリーライド」試走ツアー締切迫る
 MTBで150kmの道をゆく
◯Dhaka Art Summit 2014

■TV放送:バングラデシュ 工場の安全対策は
 http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/
 (NHK-BS1 2014年4月14日 22時00分~22時50分)

アジアで最も安い賃金で、世界中のファッションブランドから仕事を受注し、「世界
の縫製工場」と呼ばれるバングラデシュ。工場ビルが崩壊し、1100人もの犠牲者
を出した大惨事からまもなく1年になる。JICA(国際協力機構)は工場の構造を
診断したり、建て替え資金を融資するなどの支援を始めた。しかし利益を優先し、安
全を軽視するなど経営者の意識は低いままで、NGOなどからは、発注元である欧米
企業の責任をも問う声も上がっている。バングラディシュの工場の安全対策はどうな
っているのか、その現状を伝える。
出演:田中顕一(ニューデリー支局記者)



■永井海苔/「焼のり」で「ハラル認証」取得
 http://makernews.biz/201404102513/
 (流通ニュース 2014年4月10日)

永井海苔(愛知県豊橋市)は4月10日、同社の「焼きのり」が「ハラル認証」を取得し
たと発表した。NPO法人日本アジアハラール協会から2月に認証を受けており、5月から
国内と海外で発売する。「焼のり」でのハラル認証取得は、日本メーカーで初という。


ハラルとは、イスラム教の戒律にしたがって処理された食品を指す。イスラム教では、
豚やアルコールを食用にすることを禁じており、こうした材料などを含まず、「イス
ラム教の定める適正な方法で処理された食品である」と証明された食品は、外装にハ
ラル認定マークを表示して販売することができる。

世界的に和食への関心が高まるなか、同社は、米食文化圏だけでなく、世界人口の約
4分の1を占めるイスラム市場に参入する。

インドネシア、マレーシアといったアジアのイスラム圏に加え、南西アジアのインド、
パキスタン、バングラディシュ、中東のサウジアラビア、UAEやトルコ、アフリカなど
のイスラム教徒、在日イスラム教徒などをターゲットに据える。

当初は、ハラル対応する宿泊施設や飲食業、航空会社の機内食向けなど、業務用での
需要が見込まれるという。



■命がけで学校へ通う少女たちの真実「Girl Rising」、赤坂で4/22上映会
 http://resemom.jp/article/2014年04月10日/17978.html
 (ReseMon 2014年4月10日)

 アジア女子大学とFriends of AUW Japan共催により、映画上映会が開催される。

 アジア女子大学は、アジアの有望なリーダーを育成するという信念に基づき、2008
年にバングラデッシュのチッタゴンに設立された大学。500名の学生をアジアの15か国
から受け入れている。

 上映される映画は「Girl Rising」。

 命がけで学校へ通う少女たちの真実のストーリー。性差別、政治不安、貧困など様
々な理由で厳しい日常を強いられる中、夢を失わず、苦境からの突破口となる教育を
求めて立ちあがる少女たちを追った作品だ。

日時:4月22日(18:00開場 18:30開演)
会場:草月会館(東京都赤坂7-2-21)
会費:5,000円(学生は1,000円)

 上映会には特別ゲストとして、AUW第一期生の卒業生たちも来訪し、上映後は軽食会
が開かれる予定だ。なお、同上映会の収益はすべてアジア女子大学の学生奨学金に充
当される。

 席に限りがあるため、4月15日までに、下記までの参加連絡が必要となる。

 katsuki.sakai@asian-university.org(担当者:坂井)
 ※ @を半角に置き換えて送信のこと。


□アジア女子大学
 http://www.asian-university.org/japanese/



■バングラデシュの少数派抑圧阻止を WCCが呼び掛け
 http://www.christiantoday.co.jp/articles/13081/20140401/wcc-bangladesh.htm

 (CHRISTIAN TODAY 2014年4月1日)

【ジュネーブ=CJC】バングラデシュの人権擁護活動家がジュネーブのWCC(世
界教会協議会)で3月26日会合を開き、同国の少数宗教・民族に対する厳しい抑圧
に、国際社会が関心を高めるよう呼び掛けた。
抑圧の背景には、宗教的過激主義、原理主義、安全意識の欠如などがあるという。
総人口1億5300万人とされるバングラデシュはイスラム教が支配的な国だが、少
数宗教・民族が約2000万人存在する。
会議は「バングラデシュの人権と人間の安全保障」という主題のもとWCCの国際問
題に関する教会委員会とバングラデシュ少数派協議会が開催した。



■「ギブミー、チョコ」と言われて… バングラデシュ(2)
 http://www.asahi.com/and_w/life/SDI2014040439941.html?iref=comtop_fbox_u04

 (朝日新聞 2014年4月7日)

ユネスコの世界自然遺産に登録されているシュンドルボンのマングローブの森は、バ
ングラデシュ観光の見どころのひとつ。バングラデシュとインドにまたがる世界最大
のマングローブ密林地帯といわれ、運がよければベンガルタイガーを見ることもでき
ます。広さは、バングラデシュに属する部分だけでも、東京都の約3倍といいます。
鬱蒼(うっそう)としたマングローブのなかを散策する宿泊施設つきのクルーズ船に
乗り込みました。

 途中、小さなボートに乗り換えてオコジョを使った伝統的な漁法を見学したり、漁
師たちが暮らす村を訪問するといったアクティビティもあります。漁を実演してくれ
た漁師たちが着用していたのは、日本をはじめ各国から送られた支援物資。使いこん
でボロボロになるまで、大切に着られていました。

 漁師の村に上陸し、大歓声に迎えられ、浮かれた気分で散策していると、あるシー
ンに遭遇してしまいました。

<子どもたちのためにできること、しないこと>
 わらわらとにぎやかに群がっていた子どものひとりが「チョコレートをちょうだい」
と口火を切ったのです。バングラデシュは、世界最貧といわれる国のひとつ。予想さ
れたことですが、東南アジアや南アジアを旅するなかで、わたしがもっとも苦手な場
面。どうしたらよいのか、わからないのです。

 インドのラダック地方で暮らした経験があり、このあたりのカルチャーに詳しい日
本人ジャーナリストは「見境なくあめやボールペンをあげたりしないように心がけて
いる」と言います。ひとりやふたりにあげても、全員に行き渡るわけではないし、子
どもたちの間に不公平が生じる。それに、もし彼らが自分の子どもだったら、旅行者
にものをねだる人間になってほしくないから、と。差し上げるときは、学校に必要な
ものを確かめて数をそろえ、代表して先生に渡すことにしているそう。

 スペインから来た料理カメラマンと料理研究家の夫婦は、子どもたちが暮らす村の
お店で彼らが食べ慣れたお菓子をたくさん買い、一緒に食べることにしているとか。
職業柄、その土地のあれこれを味わう体験は欠かせないし、同じものをいっしょに食
べることは、コミュニケーションの基本だから、と。ちなみにこの日はプラスチック
のクッキージャーに入ったビスケット100枚ほどをお買い上げ。日本円で500円
くらいだったと言います。

<人それぞれの“アンサー”とは>

 ほかにも、リーダー格の子どもに5USドルほどの現金を渡し、ほかの子どもたち
につきまとわないように言ってもらうというイギリス紳士。写真を撮らせてもらった
り、荷物の見張り番をしてもったりするなど、子どもに簡単な仕事を頼んで、報酬に
チョコレートやキャンディー、ボールペンをあげるというイタリア人のマダムもいま
した。

 おそらく正解がないからこそ、自分なりになんとか折り合いをつけたい。ここでは
日本人ジャーナリストのやり方にならうことにしました。

 だけど……。年端のいかない少女が、やせっぽちの裸足でどこまでもどこまでも追
いかけてきて、顔をのぞきこみながらかぼそい声で、ひとつぶのキャンディーやチョ
コレートをねだられたら、自分はどうすべきだったのか。いまだに答えが見つかりま
せん。



■ベンガルのお米スイーツ バングラデシュ(1)
 http://www.asahi.com/and_w/life/SDI2014032836391.html
 (朝日新聞 2014年3月31日)

「すみません。ここはダッカへ行く飛行機の搭乗口。バングラデシュですよ。あなた
は間違っていませんか」

 マレーシアのクアラルンプール国際空港で、ダッカ行きの飛行機に乗り込むためセ
キュリティー検査を受けようと22番ゲートへ進むと、入り口で搭乗券を確認してい
たマレーシア女性が声をかけてきました。

 だからいま、そう書かれたボーディングパスを見せたではないですか。

「ダッカで何をするのですか。支援事業ですか」

 彼女は重ねて聞いてきました。髪を覆い隠したスカーフの奥の目は好奇心できらき
ら、丸顔の?はつやつやと輝いています。休暇を利用してバカンスへ。そう返すと、彼
女は抑えきれずに叫びました。

「いったいなぜ!? バングラデシュは旅行に行くところなの?」

 後でわかることですが、外国人旅行者、それも女性はよくこんな質問をされるとか。
つまり女性の旅先としてバングラデシュはそれほどめずらしいのです。

<美しい田園が生んだスイーツ>
 国土を東西に分断するジャムナ川やベンガル湾へと続くポッダ川(インドではガン
ジス川と呼ばれる)が流れる肥沃(ひよく)なデルタ地帯バングラデシュ。首都ダッ
カを抜けると、水をたたえた美しい田園風景が広がりました。目を和ませるみずみず
しい田んぼは、日本人にはなじみがあります。農業の主要作物は米。年に2回収穫で
きるため、米が主食の食文化です。

 農村の文化体験施設を訪れると、地元の女性たちが伝統的なお菓子「ババピタ」を
ふるまってくれました。新米を挽いた粉で、新鮮なココナツの実とパームシュガーを
包み、強火で蒸し上げた手のひら大のもの。米粉ならではのもちもちした食感の皮と、
黒蜜に似た味わいのパームシュガー、それにココナツのフレーバーが加わった、ちょ
っとエスニックで大きなおまんじゅうといったところでしょうか。どこかなつかしく、
なんとも親しみやすい味わいです。

<ベンガル流“おもてなし”の心意気>
 あぁ、なんてバングラデシュらしいんだろう。そんなスイーツに出合ったのは、首
都ダッカに次ぐ第2の都市チッタゴンでのこと。チッタゴンきっての最高級ホテルの
ブッフェには、日本ではあまり見かけなくなったバタークリームを使ったケーキが並
んでいました。

 ひと口大のケーキに乗っていたのは、時間をかけて丁寧に丁寧につくられたバター
クリームのバラや、コーンフレークを羽に見立てたチョウチョ。フルーツをふんだん
に使ったり、ジュレやあめ細工で華やかに飾ったりすることはないけれど、ゲストを
精いっぱいもてなそうという心遣いが伝わってきます。

 物質的には不足しているものが多くても、ひとの手と心を使う労力は惜しまない。
バングラデシュに滞在中、しばしば感じたそんなやさしい思いが、バタークリームの
ケーキのもったりとした甘さのなかに込められていました。

□トラベルデータ

日本からバングラデシュへの直行便は就航していないため、乗り継ぎが必要になる。
この旅では、マレーシアのクアラルンプールで乗り継いだ。成田空港からクアラルン
プール国際空港へは、直行便で約7時間30分。クアラルンプールからバングラデシュ
の首都ダッカのシャージャラル国際空港への飛行時間は約3時間50分。

公用語はベンガル語。英語はよく通じる。時差はマイナス3時間。通貨はタカで、1
タカ=約1.4円。

*データは2014年2月取材時のもの

□取材協力:Bangladesh Tourism Board
 http://tourismboard.gov.bd/



■バングラデシュ鉄道(4)走った、飛び乗った、落っこちた…危険な乗車の結末は

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140328/trd14032818380020-n1.htm
 (朝日新聞 2014年3月29日)

 ふわり。身体が宙に浮かび上がった。

 ダッカ・コムラプール駅(ダッカ中央駅)。線路に降りて車両を撮影していると、
乗るつもりの列車が、車輪をきしませながらゆっくり動き始めるではないか。

 そんな……。しばらく停車するからだいじょうぶと言ったくせに。

 いつの間にかぐるりと取り囲んでいた見物人たちに急き立てられ、しかたなく線路
沿いのがれきを小走りする。ドアのない乗車口にたどりつき、手すりをつかもうと腕
を伸ばす。たちまちいくつもの手が差し出されて身体が浮き、気がつけば無事に乗車
していた。安堵して笑うと、周囲の乗客も温かく笑う。

 途中駅でプラットフォームを撮影しようと、停車しかかった列車から身を乗り出し
た。車体には、はしご状のステップが垂直についている。靴がすべり、あっと思った
ときには、すとん、と線路に落ちていた。したたかに太ももを打ちつけたけれど、け
がはない。思わず苦笑いすると、様子を見守っていた乗客は、また笑った。

 けれども笑いごとではなかった。駅と駅のあいだで、車内アナウンスなどいっさい
ないまま列車が止まること約20分。再び動き出した車窓から、見てしまったのだ。
線路脇ぎりぎりのがれきの上に、薄汚れた何枚もの布をかぶせられ、横たわる人の姿
を。

「あぁ、事故だ」と、新聞を手にした中年男性。「あの人は、死んだのかもしれない
し、気を失っただけかもしれない。いずれにしても、よくあることです」

 ここでは人の命の重さが軽すぎる。ぼろきれで覆われるのは、屋根の上で手を振っ
ていた少年だったかもしれないし、もしかしたらわたし自身だったかもしれない。

 布をかけられた人を、スラムの住人たちは静かな目で見つめていた。



■バングラデシュ鉄道(5)買い食いは支え合い…列車のなかの“もの食う人びと”

 http://sankei.jp.msn.com/life/news/140405/trd14040500360000-n1.htm
 (朝日新聞 2014年04月05日)

 乗り込んだローカル列車には、もの売りが入れ替わり立ち替わり現れた。乗客がす
し詰め状態で立錐の余地もない急行列車に比べて、近郊を走る各駅停車は、混んでい
るとはいえもの売りが動くスペースがあるからだ。もちろん彼らは無賃乗車。だが、
とがめる人は誰もいない。

 次々と売れているのは、キュウリの仲間のウリ科の野菜やにんじんといった生野菜。
暑い季節には気温が40度を超えることもあるのに、停電がたびたび起こるバングラ
デシュでは、列車でエアコンを使用しない。中国から払い下げられたという車両には
扇風機がついているが、これも使わない。車体にはドアがなく、窓は全開だ。

 売り子の少年は、声がかかると皮むき器を使って手早く野菜の皮をむく。ウリ科の
野菜らしい青くさいにおいが、車内いっぱいに立ちこめる。使い回しのペットボトル
に入った薄茶色の水でさっと洗い、同じく古びたペットボトルに入った塩を振って乗
客に手渡す。ひとつ5タカ。約7円。

「野菜は水分が豊富だし、塩をかけるのでミネラルも補給できます。列車で食べるお
やつに、ぴったりです」

 パキッ。ポリポリ。あちこちで野菜をかじる人びとが、小気味よい音を立てる。「
よかったら半分いかがですか」。リポンと名乗る年若い男性が、キュウリを割って差
し出してくれる。混雑した車内で座席を確保し、荷物の安全に配慮してくれた気持ち
のよい青年だ。しかし野菜を洗った茶色い水と、黒ずんだ爪が頭をよぎる。

 「もの売りをしているのは、ほかに仕事がない貧しい人びと。だからわたしは、列
車内でよく食べものを買います」と、中年男性。彼自身もけっして裕福には見えない
が、少なくとも乗車券を購入して鉄道に乗るゆとりはある。

 少年が、ココナツの実とパームシュガーを米粉で包んだバングラデシュの伝統菓子
「ババピタ」を持って現れた。12歳。平日の昼間。学校は。いろいろ飲み込んで、
ひとつ5タカで買い求める。ふんわりと温かい蒸したてのそれを、少年は古新聞で丁
寧にくるみ、極上の笑顔と共に差し出した。



■これからのファッション産業の在り方とは、「FASHION REVOLUTION DAY」24日開催

 http://www.afpbb.com/articles/modepress/3012018
 (AFP通信 2014年04月08日)

【4月8日】国際的なキャンペーン「FASHION REVOLUTION DAY」の一環として、フェア
トレード専門ブランド「ピープル・ツリー」と母体NGOの「グローバル・ヴィレッジ」
が24日、東京・芝浦でモデルのアンジェラ(ANGELA)らを招いたトークイベントを開
催する。

「FASHION REVOLUTION DAY」とは、昨年4月24日にバングラデシュの首都・ダッカ近郊
で発生した衣料品工場の崩落事故をきっかけに、これまでのファッション産業のあり
方を問い直すために設立された国際的なキャンペーン。その一環として「ピープル・
ツリー」と母体NGOの「グローバル・ヴィレッジ」は、モデルのアンジェラとEthical
Fashion Japan代表の竹村伊央(Io Takemura)、そしてピープル・ツリーのスタッフ
を交えたトークイベントを開催する。

?昨年アンジェラは「ピープル・ツリー」とコラボ―レションしたドレスを制作。生産
現場であるバングラデシュのフェアトレード生産者団体を訪問した。トークイベント
ではフェアトレードが現地にもたらす影響や、エネルギーあふれる働く女性の様子、
エシカル・ファッションの現在についてなど、幅広いテーマについて語られる予定。


【イベント概要】
「FASHION REVOLUTION DAY」
日時:2014年4月24日(木) 17:30~20:30
会場:SHIBAURA HOUSE 1F
住所:東京都港区芝浦3-15-4
トークゲスト:アンジェラ、竹村伊央
上映映画:『Garment Girls~バングラデシュの衣料工場で働く若い女性たち~』
主催:ピープル・ツリー/グローバル・ヴィレッジ
定員:50名
参加費:1000円
イベント詳細/申込先:http://globalvillage.or.jp/archives/event/fashion-revol
ution-day



■アジア人権報道賞、AFPが3部門で受賞
 http://www.afpbb.com/articles/-/3011928
 (AFPBB News 2014年04月07日)

【4月7日 AFP】香港(Hong Kong)で6日、アジア地域での優れた人権報道に与えられ
る「ヒューマン・ライツ・プレス・アウォーズ(Human Rights Press Awards)」の第
18回授賞式が開催され、南アジアでの報道での質が高く野心にあふれる記事や写真が
評価されたフランス通信(Agence France-Presse、AFP)が3部門で受賞した。
?以前はインド・ニューデリー(New Delhi)支局で記者を務めていたアム・カナンピ
リ(Ammu Kannampilly)現ネパール支局長は、「インドのネズミ穴炭坑で働く子ども
たち」の記事で、英語オンライン部門の最高賞を受賞。
?ニューデリー支局のシャーロット・ターナー(Charlotte Turner)記者は、スリラン
カ内戦の舞台となった北部で起きる、内戦によって夫を亡くした女性たちに対するレ
イプと虐待の記事で、功労賞を受賞。
?バングラデシュ・ダッカ(Dhaka)のムニル・ザマン(Munir uz Zaman)写真記者は、
2013年4月に縫製工場が入る複合施設「ラナプラザ(Rana Plaza)」が崩壊し、1100人
以上が死亡した事故現場の悲痛な光景を撮った一連の写真で、フィーチャー写真部門
を受賞した。
?アジア全域を対象とする同賞は、香港記者協会(Hong Kong Journalists Associati
on)、香港外国記者会(The Foreign Correspondents' Club, Hong Kong)、アムネス
ティ・インターナショナル香港(Amnesty International Hong Kong)が共同で毎年開
催している。(c)AFP



■日本で活躍するバングラデシュ人エンジニアたち もはや「出稼ぎ労働者」ではな

 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40300
 (JBpress 2014年04月01日)

本にいるバングラデシュ人といえばかつては「出稼ぎ労働者」というイメージだった
が、それはもはや過去のものになった。高学歴のホワイトカラーが少しずつ増えてい
るのだ。

 日本には1万5000人ほどのバングラデシュ人が住んでいると言われ、そのうちIT関連
の仕事の人は300人を超すという。

 筆者は2013年にバングラデシュ大使館が開催したITセミナーでIT業界で働く多くの
バングラデシュ人と言葉を交わした。名刺交換のしぐさ、日本語、やや控えめな態度
など、彼らが「まるで日本人そのもの」であることに驚かされた。

 非漢字文化圏なのにもかかわらず、あまりにも日本語に長けているので、筆者は出
会うバングラデシュ人に「あなたの日本語はなぜそんなに流暢なのか」と何度も質問
した。すると、どうやら日本語はベンガル語と文法が似ているので学びやすいという
ことのようだ。

 彼らは流暢な日本語を使って日本でどんな仕事をしているのだろうか。東京で活躍
する3人のバングラデシュ人を取材した。

 <名刺交換の翌日には「お礼」メール>

 ラーマン・ワイエスさんは30歳。ITA(東京都品川区)という会社でブリッジエンジ
ニアとして活躍している。同社は日本を本社とし、バングラデシュとアメリカに支店
を置くバングラ資本の会社だ。主な業務はオフショアビジネスで、サルカル・アブル
・バシャル社長とラーマン・ワイエスさんがブリッジ役を務めている。

 ラーマンさんはバングラデシュの大学を卒業した後、2009年に来日した。バングラ
デシュでは日本語を学習した経験はないが、日本に来てからの4年半で日本語能力試験
2級を獲得した。

 日本語でスムーズに会話ができることに加えて筆者を驚かせたのは、レスポンスの
速さだ。名刺を交換した翌日、ラーマンさんからの「お礼」メールが着信していた。
メールの文面はこなれており、ビジネスに何ら問題はない。

 ITAはスマートフォンのアプリ開発に強みを持ち、バングラデシュにオフショア開発
チームを持っている。日本とバングラデシュを合わせた従業員数は35人とまだ規模は
小さいものの、確実に事業を発展させている。

 プロジェクトが決定すると、日本からバングラのチームに英語の資料と設計書を送
る。「現在はプロジェクトごとにスタッフを募集するやり方を採用しています。近い
将来、バングラデシュの複数のパートナー会社と提携関係を築き、安定的に人材を確
保したい」とラーマンさんは話す。

 今後の会社の成長は現地スタッフの育成にかかっている。早期育成を目指して、サ
ルカル社長が日本と現地を往復し、自ら指導を繰り返している。

 「これまでバングラデシュのオフショアといえば欧米向けが中心でしたが、今後は
日本のIT業界に対してもアピールしていきたい」とラーマンさんは語る。

 <多言語を操り、複数国とのブリッジ役に>

 次に、芝公園からほど近いJTSという会社を訪れた。同社の国際事業部門の責任者は
バングラデシュ人のカビール・レズワヌルさん(32歳)だ。フィリピンのAMAコンピュ
ータ大学で修士課程を修了、その後、日本のインド系企業を経て、2006年にJTSに入社
した。

 同社のビジネスの主力は、セキュリティに関連する商品の販売・導入・保守や、CR
M(顧客関係管理)システムの販売・導入・保守など。海外のソフトを日本向けにカス
タマイズする仕事も多い。このカスタマイズの業務をインドとバングラデシュに振り
分けてオフショアで行っている。

 「ダッカのソフト開発会社は、一部日本語対応も可能ですが、まだ成果物が要求通
りとはいきません。漢字の変換ミスなども存在します。それを東京でカバーすること
でクオリティーを高めています」と話す。

 カビールさんは、バングラデシュのソフト開発会社との間でブリッジエンジニアと
して活躍しながら、フィリピンでのオフショアビジネスも手がけている。同時に中東
にもセールスに出向く。日本資本のJTSの国際業務拡充を一手に引き受けていると言っ
てもよい。母国語のベンガル語に加え、英語、ヒンディー語、フィリピン語、日本語
といった多言語を操る語学力がそれを可能にしている。

 <職場の「模範・目標」になったロニーさん>

 最後にロニー・パルベズ・タルクダルさん(29歳)を紹介しよう。

 ロニーさんは2005年4月に留学生として来日し、都内の日本語学校に入学した。日本
語をマスターすると、専門学校の情報システム科に進学した。

 「初めての日本語の授業では、先生が手に持ったリンゴを示しながら『これは赤い
リンゴです』と説明しました。それが私にとっての初めての日本語学習でした」と話
す。ロニーさんが日本語の学習に抵抗感を持たなかったのは、「日本語とベンガル語
の文法がよく似ているから」という。例えばベンガル語には、日本語同様の尊敬語や
謙譲語がある。

 ロニーさんは現在、KDDIエンジニアリングで正社員として勤務している。同社は主
にKDDIの通信インフラ建設や保守などを行う会社である。

 ロニーさんの担当は、国際ローミング等のサービスで発生する技術的トラブルを解
決する仕事だ。顧客の多くは外国人だ。日本語、英語のみならず、アラビア語、ヒン
ディー語を駆使して顧客と技術部門の間に立っている。

 ロニーさんは、通っていた専門学校から推薦状をもらい、KDDIエンジアリングに就
職した。「国籍を問わずやる気と人柄を重視する当社にうってつけの人材でした」と、
同社総務・人事部長の渡辺尚夫さんは語る。

 同社では毎年、“職場の模範・目標となる社員”を表彰する「MVP賞」があるが、ロ
ニーさんは国際LTEローミングプロジェクトで本領を発揮し、2012年度のMVP賞に輝い
た。またロニーさんには、社内のまとめ役、盛り上げ役としての顔もある。日本人の
同期と結束が強く、一緒にカレーを作ったり、鍋パーティーを企画したりもするそう
だ。

 そんなロニーさんを同社営業推進部長の町田勝昭さんはこう見る。「当社の仕事は、
他の部署やパートナー会社などと協力し合ってコミュニケーションを取らないと進め
られないものばかりです。彼の仕事ぶりは、まさに当社のロールモデルと言ってもい
いですね」

 ロニーさんは週に1度、昼休みにランチを食べながら 英語や、海外での仕事の進め
方などを同期に教えているという。そのサークルの参加者は20人を超えるまでになっ
た。

 <バングラデシュの揺るぎない親日感情>

 バングラデシュでは、「日本製品のクオリティーの高さ」に学び、バングラデシュ
の成長に結び付けたいという機運が育っている。首都ダッカでは日本語学習がちょっ
としたブームになっており、将来は日本で働いてみたいという高学歴の若者は少なく
ない。実際、上で見たようにバングラデシュから優秀な人材が来日し、日本とバング
ラデシュの経済を結びつつあるのだ。

 彼らの価値は単に言語能力だけではない。根底にあるのは揺るぎない親日感情であ
り、共通するメンタリティーも見逃すことはできない。

 それがもっと日本社会に認知されれば、ビジネスが広がるのはもちろんのこと、両
国の親密度や相互理解がさらに深まるに違いない。



■「アメリカンアパレル」のキャンペーン広告が、世界各国で話題に
 http://www.qetic.jp/life-fashion/american-apparel-140401/111786/
 (Qtec 2014年04月01日)

アメリカンアパレルのマーチャンダイザーとして活躍している、バングラデシュ出身
のマックスをモデルに起用した広告を発表。日本では、5月12日(月)発売のスナップ
誌「ストリート」に掲載される予定だ。

この広告はバングラデシュの劣悪な労働環境や製造業に携わる小売業者の責任問題を
訴える内容であることから、世界各国から話題を呼び、国際的なビジネス紙やファッ
ション紙でも取り上げられている。

モデルを務めたマックスは、バングラデシュの首都、ダッカの出身。幼い頃に厳格な
イスラム教徒の両親と共にモスクに通ったことは、今でも鮮明な記憶として残ってい
るという。4歳の頃、カリフォルニアのマリナ・デル・レイに移住し、ダッカから遠く
離れても従順にイスラム教を信仰していたが、高校入学後は自らのアイデンティティ
を確立させ、徐々にイスラムの伝統から距離を置き始めた。マックスは自分のクリエ
イティビティを思う存分に表現する場所を常に探していた為、この撮影を快く引き受
けた。

またマックスが着用したハイウエストジーンズは、米・ロサンゼルスのアメリカンア
パレルの工場で、正当な賃金が約束され、福利厚生が整った環境で働いている23人の
アメリカ人によって作られたもの。



■ユーグレナ:バングラデシュで4月1日よりミドリムシ入りクッキーの配布を実施

 http://www.zaikei.co.jp/article/20140401/186073.html
 (財経新聞 2014年04月01日)

バングラデシュ人民共和国にて児童を中心とした栄養改善を目指す

 ユーグレナ<2931>(東マ)は、4月1日より豊富な栄養素を持つ微細藻類ミ
ドリムシ(学名:ユーグレナ)入りクッキーの配布を実施する「ユーグレナGENK
Iプログラム」を開始し、バングラデシュ人民共和国にて児童を中心とした栄養改善
を目指す。

 同社がミドリムシの屋外大量培養技術を世界で初めて成功させることができたのは、
バングラデシュの栄養問題を解決したい、という創業の強い思いがあった。その後、
外務省のODA案件化調査として「ユーグレナを用いた母子保険事業案件化調査」を
実施し、ミドリムシによる栄養改善の可能性について調査を続けた。今回開始する「
ユーグレナGENKIプログラム」ではバングラデシュにて現地NGO等と協力して、
現地の給食がない小学校に通学する児童にミドリムシ入りクッキーを配布し、定期的
な健康診断を行いながらバングラデシュの児童の栄養改善を目指す。

 なお、プログラムを実施するにあたり、プログラム趣旨に賛同した同社のOEM企
業をパートナーとし、パートナー企業の商品1点につき10円をミドリムシ入りクッ
キーの配布にかかる費用に割り当てる形式を採用する。

 同社の経営理念である「人と地球を健康にする」の実現をめざし、今後もミドリム
シ入り食品の普及による栄養問題の改善や研究開発を進めるとしている。(情報提供
:日本インタビュ新聞社=Media-IR)



■大阪大学未来共生セミナー 「世界の今と未来を考えよう」
 http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2014年04月5999日
 (大阪大学 2014年04月12日)

大阪大学未来共生セミナー 「世界の今と未来を考えよう」

2014年4月12日 (土) 14:00から 17:40


激動する世界の中にあって、紛争や貧困、水不足や環境異変といった難題が人々を苦
しめる一方、日本自身も東日本大震災後の復興や経済格差の拡大といった課題を抱え
ています。セミナーでは国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長、WFP国連世界食糧計
画日本大使の知花くららさん、日本ポリグルの小田兼利会長、日本国際民間協力会(
NICCO)の工位夏子ヨルダン事務所代表をお招きし、学生と対話しつつ、諸問題の解決
策を考えます。

プログラム

13:00 開場・受付開始
14:00 開会挨拶
14:10 基調講演 「21世紀の世界と日本の国際協力」
    国際協力機構(JICA)理事長・田中明彦さん

15:15ー15:30 休憩

15:30 国連WFP日本大使・知花くららさんと学生との対話
    「今ここから未来への種蒔きー食糧支援の現場を訪ねて」

16:30ー16:40 休憩

16:40 パネル討論「世界は変わる 世界を変える」
 小田兼利さん(日本ポリグル社会長、阪大OB)
 60歳を越えてから一念発起。泥水の浄化装置をバングラデシュやタンザニア、
 ソマリアで普及活動。

 工位夏子さん(公益社団法人 日本国際民間協力会- NICCOヨルダン事務所代表、阪
大OG)
 シリア難民に対して物資配布、心理社会的ケア、精神保健支援を提供。

17:40  閉会挨拶および閉会



■4月29日出発「バングラデシュ・ディスカバリーライド」試走ツアー締切迫る MTB
で150kmの道をゆく
 http://cyclist.sanspo.com/128328
 (Cyclist)

 自転車でのツーリングイベントを企画・運営するコグウェイが、バングラデシュを
マウンテンバイクで走行するツアーを4月29日から5月6日に実施する。同ツアーは、1
1月に予定されている「バングラデシュ・ディスカバリーライド」の試走ツアーにあた
り、サイクリングでバングラデシュの観光産業と社会発展に貢献するという同社事業
の一環。
 試走ツアーのコンセプトは、バングラデシュへの貢献に加えて「サイクリストに非
日常の強烈な経験価値を提供」すること。現地では地元住民との交流パーティーが企
画され、自転車でしか辿り着けない奥地の村でホームステイ経験も組み込まれている。
走行ルートは総距離およそ150kmで、6泊8日のツアーのうち3日間に分けて走行する。
道の状態が悪い箇所を含むため、ロードバイクではなくマウンテンバイクを使用する
という。
 急速なライフスタイルの変化と経済発展が進むバングラデシュでは、一方で激しい
貧富の差や道にあふれる物乞いの子供、大気汚染、町の全体がゴミ箱のような廃棄物
処理、または女性への差別など多くの課題を抱えている。コグウェイでは、「自転車
を漕ぎ五感でこの国のありのままを感じ、触れてほしい」としている。

またバングラデシュには、世界一長い天然のビーチ(約120km)をはじめとする美しい
自然の観光資源があることも見逃せない。ツアー宿泊先にはビーチサイドのリゾート
ホテルもセッティングされ、海岸エリアでは「驚くほどおいしい海鮮」を味わうこと
ができるほか、自転車でしか通れないような田舎道では素朴で人懐っこい人々に出迎
えられるなど、知られざる魅力に出逢うことができるという。

 募集人数は最大15人で募集締切りは4月12日。試走ツアーを現地でガイドするバング
ラデシュ在住の上田依子さんは、「穴場コースに詳しいローカルサイクリストと共に
最高のおもてなしをさせていただきます」と参加を呼びかける。さらに現地サイクリ
ストからも、「日本のサイクリストの皆様と一緒に走れるのを楽しみにしています。
バングラデシュでお待ちしています」とコメントが届いている。


写真 SAFE Bangladesh

「バングラデシュ・ディスカバリーライド2014」試走ツアー 開催概要

 日程: 2014年4月29日(火)~5月6日(火)(6泊8日)
 走行ルート: チッタゴン~コックスバザール
 走行距離: 約150km
 参加費: 25万円(東京発着)
 募集締切: 4月12日(土)
 募集人数: 最大15人
 参加資格: 健康でチームでの行動が楽しめる男女 ※未成年者は保護者の同意書が
必要
 申込方法・問合せ: ウェブサイトより
 企画・主催: 一般社団法人コグウェイ
 旅行取扱い: 株式会社横浜カンパニー
※現地にてマウンテンバイクを無償貸出。
※個人にて自転車を持参する場合は必ず自身の責任にて管理してください。
※現地の文化を尊重し、女性は体のラインがでないような服装を推奨。



■Dhaka Art Summit 2014
 バングラデシュにおける現代アート普及を目的とした南アジア最大のアートイベン

 http://www.japandesign.ne.jp/report/140409_das.html
 (JDN 2014年04月09日)

2014年2月7日から2月9日までの3日間、バングラデシュの首都であるダッカのシルポコ
ラ・アカデミーで「Dhaka Art Summit 2014」が開催されました。非営利団体のSamda
ni Art Foundationが主催となり、バングラデシュにおける現代アート普及を目的とし
た南アジア最大のアートイベントです。

2012年に続き2回目の開催となる今回は、14のソロプロジェクト・南アジア地域のアー
ティスト250人以上を含む33のギャラリーで構成され、南アジア最大のアートイベント
と銘打ってアフガニスタン、インド、モルジブ、ネパール、パキスタン、スリランカ、
そして開催国のバングラデシュから多くの芸術作品が出展されました。開催前から街
中にはピンクと白のポスターが至る所に貼られ、今回のイベントを大々的に広告して
いました。

アートイベントの規模を物語るように、オープニングセレモニーではバングラデシュ
の財務大臣、文化大臣、在バングラデシュ大使館の各国大使等多くのゲストが訪れて
いました。セレモニー会場では南アジア地域から多くのアーティスト達も出席してお
り、アートの話や文化の違いなどさまざまな意見を交わしていました。

初日となる2月7日は、招待客やインターネットで個人情報を登録した特別客のみを対
象に公開され、2月8日、9日の2日間を一般公開としていました。バングラデシュにお
ける現代アートの普及が今回のイベント主旨である為、入場料は無料で設定されてお
り、現代アートに触れる機会が少ない多くの市民が訪れ、3日間で5万人以上の来場を
記録したそうです。

展示作品の中には、南アジア独特の鮮やかな色使いをした作品や平和を訴えかけてい
るような作品も見られました。また、展示会場にはアーティスト本人が待機している
る場合もあり、来場者と写真撮影や会話を楽しむ光景も見ることができました。なか
なか日本では考えられませんが、館内は写真撮影が可能で、カメラを片手に歩き回る
来場者の姿も目立ちました。

また、今回のイベントに合わせて、バングラデシュのアート分野で活躍した人に贈ら
れるThe Samdani Art Award 2014の表彰式も行われました。受賞者にはロンドンのDe
lfina Foundation(※)に3か月滞在し、作品の展示やアートについて学ぶ機会が与え
られます。今回The Samdani Art Award 2014を受賞したAyesha Sultanaさんは1984年
生まれ。パキスタンのLahore National Universityで芸術を学び、バングラデシュを
中心に活動をしています。受賞をきっかけに今後の活躍が期待されます。このイベン
トを通じて将来、バングラデシュから世界的に有名なアーティストが輩出されるかも
しれません。

Dhaka Art Summitの作品を通じて、先進国の洗練された雰囲気とは異なる南アジア特
有の人の活気や混沌とした雰囲気を感じることができました。また、海外の作品に触
れることで日本の素晴らしさを再認識する良い機会になりました。

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