弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

豆ご飯

2006年12月19日 | バングラデシュの食べ物
12月19日 火曜日

モトル(グリーンピース)をさらに買ってきて、つくりました。
豆ご飯。

ただ、
 ・炊飯器の調子が悪い。
 ・日本米が残り少なく、人が来たときようにとっておきたい。
ので、ベンガル米で豆ご飯です。

ベンガル米もいくつか種類があるそうで、ビリヤニを作るポラオ米
はもちろんのこと、茹でてから乾燥させたもの、普通に乾燥させた
もの、などいくつか種類があるそうです。ま、料理方法が変わるわ
けではないので、適当に。

スーパーに行けば棚に1キロや10キロと言った包装されたお米も
売っています。

市場に行けば量り売りが基本です。
この量り売りが曲者で、今の乾季はいいですが、雨季には紙袋なの
で湿気ると重さで穴があくということもありました。
あと、虫も混じっていることが多いような気が。そうでもない?

ピラフ風にしたので、玉ねぎを炒めたところにお米投入、チキンスー
プのもとと、豆と塩を入れて、作りました。
豆おいしかったです。
あ、写真を見ると豆が少ない。ご飯の下になってしまった。
失敗失敗。沢山入れましたよ。

今回買ったお米は袋入り。
量り売りのお米よりちょっとだけ高かったです。
そのぶんちょっとだけ虫が少なくてよかったのですが、洗っても拾っ
ても拾い切れませんでした。石。

食べてる最中、がりがりと。

ま、仕方ないです。


そういえば、バングラデシュでも食料自給率が100%切っています。
食べるものがあふれているわけではないので、食べられない人が多い
です。都市部に居ればなおさら。お金がないと食べ物は買えませんから。

市場の端っこの方には、お店で捨てた痛んだ野菜を、痛んだところだ
け切り落として路上で野菜を売っている人がいます。
乾季に入って、実の物(葉物以外の野菜)が増えたので、売れるまで
並べておくといったところでしょうか。
カリフラワーやキュウリ、ニンジンなど・・・。
道路にビニール袋をしいて、白い塊とか緑の塊とか、赤い塊を売って
ます。

冷蔵庫もバングラデシュではまだまだ高価な家電です。
傷んだ野菜はその日に食べないとアウトの場合も結構あります。

日本で、農家が泣く泣く野菜を廃棄せざるおけない状況があったと新
聞で見ました。農家の方も生活がかかってますから現状ではしょうが
ないと思います。

ただ、食料自給率が低いといわれる日本、なにかとっておく方法は無
かったのかと思います。

海外から買ってきた方が安いという経済原理だけでなく、自分たちの
国で作ったものを国内で消費するってことも必要なんじゃないかと。
売った国の人は食べられないんですから。

実際に売った国の農家にどれだけのお金が回るのか。
輸入野菜の農薬問題でもめるなら、国内の安全な野菜を使うとか。
冷凍野菜とか、加工した物に作り変えて、消費できる状況まで取って
おくとか。

技術立国、経済大国といわれているけれど、国内で作った野菜を捨て
て、海外から買ってきた野菜をたべるのはイビツ。

国内で作った食べ物をきちんと食べられるようにしないと、なんか、ね。

食べられない人がいる現実をみていると、かなり感じます。


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