□〈バングラデシュ中継〉いまバングラデシュの若者たちは何を考え・どう行動しているのか(9/21)
https://www.shaplaneer.org/events/240913_bangladesh/
(シャプラニール=市民による海外協力の会 2024年9月21日開催)
15年に渡り政権を握っていたシェイク・ハシナ首相が退陣し、バングラデシュの歴史の大き
な転換点となった2024年8月5日。そのきっかけとなったのは公務員採用の優遇枠をめぐって
、大学生たちが始めた抗議行動でした。
学生たちの勇気ある行動は、やがて一般市民も巻き込んで政権に抗議する全国規模の運動へ
と拡大し、止まる様子を見せないうねりの中で、ハシナ首相が退陣。暫定政権が樹立されま
した。
学生組織間や与野党の支持者間の衝突、治安部隊による発砲などにより、少なくとも1,000
名が死亡(8/29 暫定政府発表)。その多くが未来ある若者たちでした。
交通や通信が遮断され、安全が脅かされる状態が続く中で、より良い国をめざし歩みを止め
なかったバングラデシュの若者たち。 未来のために立ち上がった彼らがもつ強い意志と行
動力からは、いまの日本社会にない底知れぬパワーも感じます。
今回のイベントでは、バングラデシュと中継を繋ぎ、ダッカ大学 社会科学部 日本研究科の
学生3名をゲストに迎えて、この歴史的な出来事の最中、何を考え、どう行動していたのか
、そして、これから先のバングラデシュ社会にどんな期待を抱いているのか、リアルな声を
聞きます。
※英語/ベンガル語の発言には日本語通訳があります
〇日時: 2024年9月21日(土) 17:00 ? 18:30 ※日本時間
〇参加費:無料
〇配信方法: ZOOM(お申込みの方にURLをお送りします)
〇定員:500名
〇登壇者 ダッカ大学 社会科学部 日本研究科
・Naimur Rahman さん
・Md. Rahat Sikder さん
・Nur-E-Zarin Shabha Ayshi さん
〇お申込み方法
以下の「イベントに申し込む」ボタンからお申し込みいただくか、お問合せ先
(event@shaplaneer.org )まで、お名前/ご連絡先(電話/E-mailアドレス)をご連絡くだ
さい。
■イベントなど
1)【セミナー開催報告】JETROダッカ後援 変わりゆくバングラデシュ~現地の今を知る~
https://jbita.org/seminar_20240917/
2)ツーリズム EXPO ジャパン 2024
https://www.t-expo.jp/
3)グローバルフェスタJAPAN2024
https://gfjapan2024.jp/
□【セミナー開催報告】JETROダッカ後援「変わりゆくバングラデシュ~現地の今を知る~」
https://jbita.org/seminar_20240917/
(日本バングラデシュIT協会 2024年9月17日)
2024年9月17日、JBITA主催セミナー「変わりゆくバングラデシュ~現地の今を知る~」を開催しました。
当セミナーはJETROダッカ事務所の後援を頂き、500名以上の方にお申し込み頂きました。
セミナーは下記youtubeに公開されておりますのでご覧ください。
セミナ-にご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=B_icMYaG2R8&t=4s
□ツーリズム EXPO ジャパン 2024
https://www.t-expo.jp/
日 時: 2024 年 9 月 26 日(木)~ 29 日(日)
※26 日(木)、27 日(金)は業界日のため一般の方はご入場できません
会 場: 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3丁目11?1)
主 催: 公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)
日本政府観光局(JNTO)
来場目 標: 180,000 人(業界日:58,000 人、一般日:122,000 人)
入 場 料: 一般日:当日入場券 \1,300 前売入場券 \1,000
※公式 HP から来場登録を行い、当日有効な学生証をご提示いただける方無料
合同開 催: VISIT JAPAN トラベル & MICE マート 2024(VJTM2024)
(主催:日本政府観光局(JNTO)/東京ビッグサイト 東展示棟(東 7 ホール))
共同開 催: トラベルソリューション展 2024
(主催:ツーリズム EXPO ジャパン、日本経済新聞社/
東京ビッグサイト 東展示棟(ツーリズム EXPO ジャパン 2024 内))
〇バングラデシュからの出展
バングラデシュ政府観光局(BTB) http://tourismboard.gov.bd/
Innoglobe Travel & Tours Ltd
Bangladesh Eco Adventure
ジャバ ツアー株式会社
Journey Plus
The Bengal Tours Ltd
□グローバルフェスタJAPAN2024
https://gfjapan2024.jp/
(グローバルフェスタJAPAN 2024年9月28日、29日)
開催日程 2024年9月28日(土)・9月29日(日)
開催時間 10:00~17:00
会場 リアル会場
【屋内】新宿住友ビル 三角広場
【屋外】新宿中央公園 ファンモアタイムひろば(水の広場)
出展者一覧
https://gfjapan2024.jp/wp2024/wp-content/themes/gfj2024/assets/index/img/organization.pdf
※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~※~
バングラデシュにて活動する各種NGOや協力隊のブースの出展があります。
・青年海外協力隊 バングラデシュ
・シャプラニール=市民による海外協力の会
・バングラデシュ大使館
・日本・バングラデシュ文化交流会
・アジアキリスト教教育基金 (ACEF)
・ESAアジア教育支援の会
・日本キリスト教海外医療協力会
・AAR Japan[難民を助ける会]
・認定NPO法人アジアキリスト教教育基金
・認定NPO法人ADRA Japan
・グッドネーバーズ・ジャパン
など
■見出し(2024年9月21日) No2024-24
〇選挙や汚職防止で改革へ バングラ、6委員会設置
〇前政権下の「強制失踪」調査へ 被害者700人超か、体制崩壊1カ月 バングラデシュ
〇【独裁首相が国外逃亡し議会も解散】バングラデシュ暫定政府へ中国やインドはどう動くか
〇バングラ前首相引き渡しを 暫定政権トップ、インドに
〇バングラデシュ暫定政権リーダーに選ばれたユヌス、若者たちが抱く期待
〇バングラデシュへの緊急支援として、学生ボランティアと公立病院に栄養豊富な
ユーグレナクッキーを配布開始
〇JICAインターン生が取材しました!長期研修員の魅力②
〇#1 日本の国旗とソックリの国 バングラデシュ
2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築
〇#2 バングラデシュの食文化その1『トルカリ』
2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築
〇安藤忠雄氏の図書館寄贈プロジェクト「バングラデシュこども本の森」で輸送支援
〇国際交流基金日本語基礎テスト バングラデシュでの追加開催のお知らせ
■選挙や汚職防止で改革へ バングラ、6委員会設置
https://nordot.app/1206698507708727897?c=65699763097731077
(共同通信 2024年9月12日)
【ニューデリー共同】バングラデシュ暫定政権を率いるユヌス首席顧問は11日の国民向け
テレビ演説で、選挙制度や汚職防止などで改革を進める六つの委員会を立ち上げると明らか
にした。地元メディアが伝えた。
ハシナ前首相を辞任に追い込んだ抗議デモを率いた学生らから打診を受け、暫定政権トッ
プに就いたユヌス氏は改革を進める意向を示していた。
対象となるのは他に警察行政、司法、行政、憲法。元最高裁判事らが各委員会のトップに
就き、10月1日から活動を始める。3カ月以内に改革案をまとめる方針という。
バングラデシュでは8月5日のハシナ政権崩壊を受け、総選挙で正式な政権が成立するまで
ユヌス氏が国の運営を担っている。演説では「民主的なバングラデシュの輪郭を描くことを
約束する」と強調した。
■前政権下の「強制失踪」調査へ 被害者700人超か、体制崩壊1カ月 バングラデシュ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090500739&g=int
(時事通信 2024年9月16日)
【ニューデリー時事】バングラデシュで反政府デモ激化を受けハシナ政権が崩壊してから5
日で1カ月。
ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏率いる暫定政権は、ハシナ前首相による弾圧の
実態を明らかにするため、「強制失踪」の調査に乗り出すことを決めた。
「歴史的な出来事だ」。8月29日、強制失踪の防止を目的とした国際条約に署名したユヌ
ス氏はこう強調。暫定政権は、元判事ら5人でつくる強制失踪に関する調査委員会も設置し
た。
国連は、国の指示に基づき個人を拉致したりその所在を隠したりすることを強制失踪と定
義し、犯罪と規定している。約15年続いた前政権下では多くの野党関係者や人権活動家が拘
束された。こつぜんと姿を消し生死が不明なケースもあり、治安当局の関与が取り沙汰され
てきた。
地元人権団体によれば、ハシナ氏が2期目の首相に就いた2009年以降、強制失踪者は推定
709人に上る。同氏が辞任し国外脱出してから、秘密裏に投獄されていた数人が解放された
。
ロイター通信によると8月7日、強制失踪者とされてきた人権活動家の男性が見つかった。
男性は5年前、首都ダッカ近郊で武装した集団に拉致された。政権批判について尋問され暴
行を受け、日の光が入らない独房に入れられていた。解放当日は手錠と目隠しをされて車に
放り込まれ、ダッカから約250キロ離れた場所で降ろされたという。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは声明で、調査委設置により「バングラデシ
ュは強制失踪者とその家族のため正義を追求する機会を得た」と評価。同委に専門知識を持
つ国連関係者を関与させるよう提言した。一方、強制失踪に関わった勢力の妨害を懸念し、
円滑な調査実施を危ぶむ声も上がっている。
■【独裁首相が国外逃亡し議会も解散】バングラデシュ暫定政府へ中国やインドはどう動く
か
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/34979
(Wedge 2024年9月6日)
8月7日付のEconomist誌は、バングラデシュが国内政治の混乱を乗り切ろうとする中で、
大国間の対立的思惑はその民主主義回復への道を困難にしないだろうか、という観点からの
論考を掲載している。要旨は次の通り。
バングラデシュでは、ノーベル賞受賞者で経済学者のムハマド・ユヌス氏が、軍が支援す
る暫定政府の長に任命された。過去28年の内の20年間首相の座にあったシェイク・ハシナ女
史は、数週間にわたる学生の抗議運動の最中に辞任し、国外に難を逃れた。
長年続いた独裁政治は、一夜にして、民主的再生への希望に取って代わられたように見え
る。しかし、憲法秩序の回復は容易ではない。
ユヌス氏の就任後の第一の仕事は、政治が再開できるよう国を平和に保つことだ。抗議活
動は既にハシナ前首相の権威主義と縁故主義に対する長年の鬱積した不満を爆発させている
。
ユヌス氏の次の優先課題は、バングラデシュの政治を刷新することだ。それには、性急に
新たな選挙を実施するだけでは不十分で、裁判所やその他の民主的機関を修復する必要があ
る。大学への政党の影響力を抑制する必要もある。そして、新たな政治勢力に組織を強化す
る時間と空間を与える必要がある。
ユヌス氏にとって3つ目の大きな課題は、複雑な地政学的状況を切り抜けることだ。バン
グラデシュ最大の隣国であるインドは、最大の潜在的緊張源となっている。インドはアワミ
連盟(AL)と歴史的に密接な関係があり、バングラデシュを同地域におけるイスラム主義に
対抗する世俗的な防壁と見ている。過去10年間、南アジアにおける中国の影響力拡大を警戒
したインドは、ハシナ政権と貿易、エネルギー、軍事関係を拡大してきた。
バングラデシュの暫定政府とその後継者は、ハシナ政権とは異なり、中国に財政支援やそ
の他の支援を求めるかもしれない。ハシナ前首相は、中国への過度の依存を嫌って、インド
やその他のパートナー国との関係強化に注意を払っていた。
バングラデシュの危機は、米国や他の西側諸国政府にとっても厄介な問題だ。これら諸国
は長い間、同国の不安定さとイスラム主義に対するインドの懸念を共有してきた。
西側諸国はハシナ首相の独裁的統治に対する批判を強めてきたが、西側諸国政府はハシナ
政権にあまり重い制裁を科すことを避けた。途上諸国における中国の影響力の拡大への懸念
が原因だった。
中国は、バングラデシュとの経済・軍事関係、およびバングラデシュ民族主義党(BNP)
や一般大衆のインドに対する反感を利用しようとするだろう。中国は、バングラデシュへの
投資増を約束するかもしれない。二国間貿易(主に中国からの輸出)を更に拡大しようと誘
い、バングラデシュからの輸入増を約束するかもしれない。
短期的には、バングラデシュに関与するすべての国にとっての大きな関心事は、その安定
である。さらに先を見据えると、そうした諸国の最大の希望は、地政学的なライバル関係に
ある国々が共存する方法を見つけることだろう。しかし、大国間の競争が激化する中で、バ
ングラデシュの政治を再起動させる暫定政府の取り組みは、一層困難になるだろう。
* * *
暫定政権は機能するのか
バングラデシュは1991年の軍政終了後、2大政党が交互に政権に就く一見すると健全な民
主主義国として発展してきたようだった。その2大政党の対峙は、今日まで2人の女傑政治家
の30年以上に及ぶ確執の中で続いてきた。
一方のシェイク・ハシナ女史は、この国を独立に導いたムジブル・ラーマンの長女であり
、父親がクーデターで殺害された折に国外に居て難を逃れ、帰国後にアワミ連盟(AL)の党
首として、今年までその党を率いてきた(76歳)。もう一方のカレダ・ジアは、軍人で軍政
下にあって大統領にもなって暗殺されたジアウル・ラーマンの未亡人であり、バングラデシ
ュ民族主義党(BNP)の党首として今日に至る(79歳)。
1991年の民主化以降、両党は総選挙で交代に政権に就き、それぞれは首相として国政を運
営した。総選挙は小選挙区制で、政権側は次の選挙で有利だとの理由で、この国では総選挙
前に暫定政権を設置し、総選挙を実施することになっていた。
ところが2008年の総選挙でハシナ側が政権を得た後、憲法を改正して暫定政権方式を廃止
した。BNP側はその後の選挙をボイコットし、09年以来今日までハシナ側が政権を独占して
きている。
今回の混乱を経て、内政面での課題は、アワミ連盟(AL)に対し、イスラム色の強いバン
グラデシュ民族主義党(BNP)等の攻撃がどう続くかにある。ヒンズー教徒のベンガル人や
インド人への反感が顕在化しないか、治安維持にとり重要な警察への反感が残らないかと言
った諸点がこれからの同国の政治の安定にとって重要である。
首相が国外に逃亡し、議会も解散された状態で、憲法上の根拠のない暫定政権が動き始め
たが、内政の安定にとっての鍵は、この暫定政権の機能にかかっている。構成員はユヌス氏
他20人前後のAdvisors(閣僚に相当)で、元高官、元軍人、元裁判官、学者、NGO代表、イ
スラム学者、少数民族代表、学生団体代表等。外交分野は外務次官経験者、マクロ経済分野
は財務省、計画省、中央銀行総裁経験者をAdvisorsとするなど、重要政策を専門家に委ねる
配慮が見られる。
中国はどう動くか
バングラデシュ経済は順調に成長してきており、日本企業も活発に活動している。これか
らの気掛かりは、その成長路線を維持できるかどうかである。
暫定政府は国際通貨基金(IMF)、世界銀行、アジア開発銀行との関係重視を表明してい
る。スリランカのように債務問題は大きくないことから、国内の経済活動が政治の混乱に影
響されないように維持されることが急務である。
しかし、やはり大きな戦略的懸念は、バングラデシュを巡る主要諸国との関係であり、特
に中国がこの国の政変の機会をどのように利用しようとしてくるかである。アワミ連盟はそ
の成立の経緯から伝統的に反パキスタン親印、BNPは親パキスタン反印だけに、南アジアの
戦略的勢力図に生じる可能性のある変化には十分な注意が必要である。
■バングラ前首相引き渡しを 暫定政権トップ、インドに
https://nordot.app/1204517002258907296?c=65699763097731077
(共同通信 2024年9月6日)
【ニューデリー共同】学生デモの激化で政変が起きたバングラデシュの暫定政権トップ、
ユヌス首席顧問はインドに対し、逃亡したハシナ前首相の身柄引き渡しを求める意向を示し
た。「ハシナ氏が犯した残虐行為は国民の前で裁かれなければならない」と語った。PTI通
信が5日報じた。
ハシナ氏は7月以降、同氏退陣などを要求するデモに参加した学生らを弾圧し、暫定政権
によると千人以上が死亡した。バングラデシュ当局は殺人罪など少なくとも89件で同氏を訴
追しており、帰国すれば厳刑は避けられないとみられる。
■バングラデシュ暫定政権リーダーに選ばれたユヌス、若者たちが抱く期待
https://newsphere.jp/politics/20240827-2/
(NewSphere 2024年8月27日)
学生などによる反政府デモが広がり政情不安が続くバングラデシュ。首相辞任を経て、暫
定政府のリーダーにノーベル賞受賞歴のあるムハマド・ユヌスが指名された。
◆反政府デモの拡大
8月5日、反政府デモの拡大を受けて、バングラデシュのハシナ首相は辞任に追い込まれ、
身の安全を確保するためにインドに逃亡。15年間続いた第2次政権が終わった。ハシナは、
1975年のクーデターで殺害された、建国者である父親のムジブル・ラーマンの政治活動を引
き継ぎ、過去30年間のうち20年、国の指導者を務めた人物である。
反政府デモがどのように勃発し、拡大したのか。抗議の論点の一つが、公務員採用にかか
るクオータ制度(さまざまなグループに56%の特別枠を割り当てる制度。そのうち30%は、
1971年のバングラデシュ独立戦争を戦った「フリーダムファイター」の親族に優遇される)
だ。この制度によって若者が不利な状況を強いられるとともに、与党のアワミ連盟の支持者
が優遇されるとして、論争を引き起こしていた。学生らの抗議を受け、2018年にハシナ首相
はこの制度を廃止したものの、2024年6月に最高裁判所高等裁判部が廃止は違憲との判決を
下したことを発端に、新たな抗議活動が勃発した。当初は平和的な抗議運動であったが、警
察が催涙スプレーや実弾で対応し、1人の学生が殺害された映像がオンラインで広く拡散さ
れたことで、デモ参加者と警察との武力衝突がさらに拡大した。(カンバセーション)
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の初期調査報告書によれば、7月16日から8月11日の
間に殺害されたのは約650名にも及ぶとしている。
◆ユヌスがリードする暫定政権への期待
ハシナ首相が辞任、逃亡してから数日後の8月8日、ノーベル平和賞の受賞者であり世界的
にその名が知られているバングラデシュの経済学者・起業家であるムハマド・ユヌスが暫定
政権のリーダーとして正式に就任した。ユヌスは既存の銀行融資にアクセスできないような
貧困層を対象にした小規模融資制度であるマイクロクレジットを提供するグラミン銀行の創
設者であり、マイクロクレジットの考えを広めた人物である。ハシナ政権下で、ユヌスは労
働者のための福利厚生基金の設立を怠り、バングラデシュの労働法に違反したとして、6ヶ
月の禁錮刑判決を受けていた。
今回ユヌスに打診したのは、抗議行動を率いた学生だ。引き受けた事由について「国の若
者たちが求めていることであり、私は彼らを支援したいと考えた」とコメントした。国を率
いることは自分の夢や野望ではなく、あくまでバングラデシュの若者の思いを実現するため
であるという主張だ。
ユヌスには治安の安定化やクオータ制の改革が求められるほか、公平な選挙の実施と国際
的な信頼の回復などが期待される。就任後のスピーチでは、ロヒンギャの人々に対する支援
の継続や、情勢不安が引き起こした衣料品のグローバルサプライチェーンの混乱に対する対
応、今回の大量殺害に関する調査の実施、近い将来における公平な選挙の実施などが公言さ
れた。
■バングラデシュへの緊急支援として、学生ボランティアと公立病院に栄養豊富な
ユーグレナクッキーを配布開始
現地グラミン・ダノン社とも連携
https://www.euglena.jp/news/20240814-2/
(株式会社ユーグレナ 2024年8月14日 )
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社
」)とeuglena GG Ltd. ※1(本社:バングラデシュ、共同最高経営責任者:大西志麻里、
以下「グラミンユーグレナ社」)は、2024年8月9日(金)、現地バングラデシュの学生ボラ
ンティアと、暴動による負傷者が治療を受けている公立病院のうち4施設を対象として、栄
養豊富なユーグレナが入ったクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)の配布を開始しまし
た。配布数は最大20万食を予定しています。なお、今回の支援活動は、バングラデシュの
Grameen Danone Foods Ltd. ※2(本社:バングラデシュ、マネージング・ディレクター:
ディペッシュ・ナグ、以下「グラミン・ダノン社」)と連携しています。
※1 ユーグレナ社と2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が設立したグラ
ミンクリシ財団が運営する現地合弁企業
※2 ムハマド・ユヌス博士がフランスのダノン社と提携して2006年に設立したソーシャル
ビジネスを展開する現地合弁企業
□復興に向けたバングラデシュの現状
デモ隊と警察等による激しい衝突が続いていたバングラデシュでは、前首相の辞任を受け
て暫定政府が発足し、少しずつ未来に向けて歩み始めています。首都ダッカでは、数多くの
学生ボランティアたちがSNSを使って組織的に連携しながら、破壊された場所の掃除、警察
不在の中での交差点の交通整理、剥がれた道路標識のペンキ塗り、近所の見回り運動、ダッ
カの街なかの壁に平和へのメッセージや国の未来の絵を描くなど、さまざまなボランティア
活動を自主的に行っています。
一方で、まだ情勢も安全も不安定な状態にあり、これまでの暴動に巻き込まれて負傷した
人の数は子どもを含め数千人にのぼるとも言われ、特に経済的に貧しい学生の負傷者の治療
が遅れているという声も届いています。重軽傷を負った人々の治療と、精神的な支援が急務
です。
□グラミン・ダノン社との連携の背景
ユーグレナ社は、創業者である社長の出雲が、学生時代にバングラデシュで目の当たりに
した栄養問題を解決したいという想いからスタートした会社です。2014年には、バングラデ
シュの子どもたちに59種類の豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを配布する「ユーグレ
ナGENKIプログラム」(https://euglena.jp/genki/)を開始し、グラミンユーグレナ社とと
もに、開始からの約10年間で累計1,837万食のユーグレナクッキーを配布しました(2024年6
月末時点)。一方、グラミン・ダノン社はヨーグルトの製造・販売などを通じて、現地バン
グラデシュの栄養問題や貧困問題解決に取り組んでいます。今回、バングラデシュの現状を
支援したいという三社の想いが一致し、連携に至りました。
支援の第一弾として、栄養食であるユーグレナクッキーを、バングラデシュの学生ボラン
ティアと、暴動による負傷者が治療を受けている公立病院のうち4施設を対象として配布す
ることにしました。GENKIプログラムで常時配布しているクッキーを活用することで、支援
の準備期間が短縮でき、食料を必要としている方のもとへ迅速に届けることが可能です。
2024年8月9日(金)に配布を開始し、配布数は最大20万食を予定しています。
今後も、現地のニーズに応じて、引き続き必要な支援を実施してまいります。私たちが迅
速に行動することで、バングラデシュの未来に向けた支援の輪が広がることを願っています
。
■JICAインターン生が取材しました!長期研修員の魅力②
https://www.jica.go.jp/domestic/tokyo/information/topics/2024/1549914_52753.html
(JICA東京 2024年8月28日)
長期研修課では、2024年JICAインターシップ・プログラムに参加している日本の大学・大学
院生を受け入れています。インターン生6人による開発途上国から来日している留学生への
インタビューを順次お届けします。
ハック・アデリータ・ハリマ(バングラデシュ出身 / 武蔵野大学 グローバルビジネス学科
2年)
Mr.UDDIN Shihab (東京大学/SATREPS)
バングラデシュから日本へ: 努力と発見の独特な旅
バングラデシュ出身のシハブさんは、現在、世界で最も権威のある機関の一つ、東京大学で
博士号取得を目指して勉強している。シハブさんの物語は、単なる学業の成功だけでなく、
学びに対する愛情、国に対する責任感、そして未来のバングラデシュを築くための絶え間な
い努力の象徴でもある。
なぜ農業なのか?
シハブさんが農業分野を選んだのは、学び、教え、そして国の発展に貢献するための無限の
可能性がここにあると考えたからである。「バングラデシュの農業の現代化には、熟練した
研究者が必要不可欠。自分は常にバングラデシュ農業大学の教員になりたいと思ってきた。
なぜなら、研究を通じて農業の発展に寄与できるからである」とシハブさんは述べる。学生
時代から、彼は物事を分かりやすく説明し、理解させるのが得意だった。友人や後輩たちは
彼の能力を頼りにし、助言を求めて彼のもとに集まっていた。しかし、シハブさんの旅は教
室を超え、日本の研究室とフィールドにまで及び、そこで彼は現代農業技術の知識とスキル
を習得しており、これを将来バングラデシュに戻って研究に活かす予定である。
東京大学: 高度な知識を得る機会
SATREPS(持続可能な発展のための科学技術研究パートナーシップ)とJICA(国際協力機構
)との協力により、シハブさんは植物科学の最新のトレーニングを受ける機会を得た。「
JICAはバングラデシュに先端技術の研究所を設立している。その未来の研究活動を推進する
ため、自分は日本で研修を受けている。ここで習得しているスキルは、その研究活動を成功
させるために不可欠である」とシハブさんは説明する。これは単なる個人的な成長のためで
はなく、バングラデシュ農業大学の次世代の学生のために、研究に基づいた知識を深めるた
めの試みでもある。
学び、教え、そして未来のためのネットワーク構築
日本での時間は、シハブさんにとって大きな学びの経験となっている。バングラデシュでは
土壌科学を学んでいたが、ここでは分子遺伝学に取り組んでおり、これは彼にとって全く新
しい分野である。「毎日、新しいことを学んでいる。バングラデシュに戻ったら、さらに多
くの人に教えることができる」とシハブさんは言う。彼は、研究のためには強力な個人的ネ
ットワークを築くことが非常に重要だと信じている。「いつか自分の学生たちがバングラデ
シュ全土で活動し、政府の農業関連の役人になることもあるだろう。もし私が大きなプロジ
ェクトを始める時には、彼らが一緒にいて、現場でプロジェクトを実施する手助けをしてく
れるだろう」とシハブさんは付け加える。
研究の影響: バングラデシュの食料安全保障
シハブさんの研究は、バングラデシュの農業に大きな変革をもたらす可能性がある。彼は、
ヒ素とカドミウムの含有量が低く、亜鉛と鉄分に富んだ米の品種の開発を目指して取り組ん
でいる。この革新が成功すれば、ヒ素中毒の発症率を減らすだけでなく、バングラデシュの
食料安全保障と公衆衛生においても非常に大きな影響を与えることになる。「米はバングラ
デシュの主要な食料品である。バングラデシュの人々は、米を通じて亜鉛と鉄分の欠乏を補
い、ヒ素やカドミウムなどの有害物質の摂取を減らすことができ、これは公衆衛生の向上に
おいて画期的な成果となるだろう」とシハブさんは述べる。
バングラデシュのための将来の計画
バングラデシュに帰国後、シハブさんは助教として大学に参加する予定である。彼は自分の
研究を共有し、次世代の研究者を指導するつもりだ。「自分が習得した知識を学生たちに教
え、JICAが設立した研究所の目的を実現するために努力する」とシハブさんは明確に述べる
。シハブさんのバングラデシュから日本へのこの旅は、学び、忍耐、そしてより良い国を築
くために知識とスキルを活用しようとする強い意欲の例である。自分の知識とスキルを活か
して未来を築こうとする人々にとって、この物語は大きな励みとなるだろう。
コース名:SATREPS・2022(イネにおける元素の分子構造の解明)・東京大学大学院(博士)
東京大学 大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻植物栄養・肥料学研究室
指導教員:准教授 神谷岳洋
■#1 日本の国旗とソックリの国 バングラデシュ
2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Bangladesh/life/1.php
(JICA海外協力隊の世界日記 2024年7月9日)
アッサラーム アライクム!
(こんにちは!)
JICA海外協力隊の安東貴裕です。
僕は今、JICA海外協力隊 2023年度4次隊として、バングラデシュ人民共和国にいます
。
※バングラ”ディッシュ”ではありません。バングラ”デシュ”です。“デシュ”は、バン
グラデシュ公用語のベンガル語で『???』と書き、「国」という意味があります。“バング
ラ”は、『?????』と書き、「ベンガルの」という意味があります。
?????+???=????????=ベンガルの国=バングラデシュ
皆さんはバングラデシュがどこにあるかご存じですか?
日本から見て西のほう、インドとミャンマーの間に挟まれています。
そしてバングラデシュの国旗は、日本の国旗とソックリ!
どうしてでしょうか?日本と深い関係があるの?
それについては、バングラデシュの深い歴史があるようです。
今後この世界日記でも詳しくお伝えしますね。
僕は2024年4月末に、バングラデシュの首都ダッカに到着しました。
その3日後には、外気温が40℃を超えました!人生初の42℃!暑いです!!
ここバングラデシュは、平均気温が26℃くらいです。(参照:世界銀行)
しかし年中暑いわけではありません。
寒い時期もあり(最低気温12℃くらい)、雨季と乾季もあります。
数年に一度サイクロンや洪水も発生し、地震もあります。地球温暖化の影響も感じます。
そのためバングラデシュでは、スーパーや商店の買い物袋は、環境破壊を抑止するために、
ビニル袋は原則禁じられています。
世界で初のビニル袋禁止を宣言した国です。(日本もそうすればいいのにね。)
なので、買い物袋は「ティッシュ」や「リサイクル」で作られているようです。
写真のリサイクルの買い物袋は、取っ手がジーパンの切れ端で作られているんですよ♪
その理由も、バングラデシュ特有の理由があるんです!
ティッシュの買い物袋も、色とりどりでカワイイですね?
バングラデシュの人々は、世界でも有数の親日国で、本当にとても親切!!
なぜそんなに親切なの?
日本と国旗がソックリなのはなぜ??
建物の壁のデザインが、丸いのが多いのはなぜ???
答えは今後の世界日記で触れていきますね。お楽しみに?
次回の僕のブログでは『食文化』を取り上げます。
☆バングラデシュのカレーは「〇〇〇〇が効いてる!」
☆フルーツが盛り沢山! どんな味するの?いったい何種類あるの??
☆紅茶がおいしい! なんと世界的に有名な、あの紅茶メーカーの原産国!
などなど。
それでは。
アバール デカ ホベ!
(また会いましょう!)
安東 貴裕
JICA海外協力隊 2023年度4次隊 バングラデシュ派遣 職種:建築
追伸
2023年度4次隊の皆さん
お元気ですか?
皆さんと駒ヶ根訓練所でお別れして4か月が経とうとしています。
日本とは違う過酷な環境でも頑張っていると聞いています。
駒ヶ根訓練所での早朝6時前。僕の日課だったランニングの前に、
部屋の窓の外から見える明かりに、僕も励まされていました。
たくさん勉強していた事を、僕は知っています。
今、思い描いていた協力隊とは違う事に遭遇しているかもしれません。
でも何よりもまず、無理をせず、心と体を大事にして下さいね。
再会できるのを楽しみにしています。
2015年度3次隊(平成27年度3次隊)の皆さん
2015年度4次隊(平成27年度4次隊)の皆さん
お元気ですか?
僕は今、バングラデシュにいます。
駒ヶ根訓練所で皆さんが支えてくれたお陰で、夢が実現しています。
あの時貰った寄せ書きは、今も僕の手元にあります。
ありがとう。
いま皆さんは、日本や色んな国で頑張っていたり、
今も国際協力に携わっている事を聞いたりして、とても励みになっています。
ここバングラデシュで再会したいですね。
駒ヶ根訓練所元所長様
お元気ですか?
日本出国直前にお会い出来た事、とても嬉しかったです。
あの言葉は、今も僕の心の支えになっています。
ありがとうございます。頑張ります。
ソロモン事務所元所長様
お元気ですか?
なによりもお体ご自愛下さい。
帰国したら、そちらの温泉で再会しましょう。
頑張ります。
■#2 バングラデシュの食文化その1『トルカリ』
2023年度4次隊 安東貴裕 職種:建築
https://world-diary.jica.go.jp/JICA_Bangladesh/jica/post_1.php
(JICA海外協力隊の世界日記 2024年8月19日)
みなさん、こんにちは。
JICA海外協力隊 2023年度4次隊 バングラデシュ派遣の安東貴裕です。
今回は、バングラデシュの食文化についてお話ししますね。
上の写真のように、バングラデシュには、本当にたっくさんの「食」があります。
これらがすべてではありません。
これからの旬のフルーツや屋台もあり、今回だけでは伝えきれません!
さて、あるレストランに来ました。目の前にメニューがあります。
皆さんは何を食べたいですか?これは何のメニューでしょうか?
想像してみましょう!!
「???」だと思います。
写真の右側はランチメニューなのですが、
ほとんど「カレー」のメニューなんです♪
バングラデシュの食卓で、絶対に欠かせないのは「カレー」!
バングラデシュの国民的料理です。なんと言っても美味しい!!
街中どこに行っても、「カレー」の香ばしい匂いがします!!!
写真を見ていても、いい香りがしてきそうですね。
バングラデシュでは、「カレー」のことを『トルカリ(??????)』と言います。
『トルカリ』の種類も豊富で、大きく分類すると、野菜、豆、肉、魚などがあります。
食べる時はいつも、何を食べようか迷います。f(^_^;)
『トルカリ』は、お米「バト(???)」や、薄く丸いパンの「ポロタ(?????)」と一緒に
食べます。
お米の一人当たりの消費量は、なんと日本の約3倍!
バングラデシュの人々は、お米が大好きなんです?
わぉ! 大量のご飯!! 窯が大きい!!!
この大きい窯は「デクチ(?????)」、小さい窯は「パティル(?????)」と言います。
さて前回、JICA海外協力隊の世界日記#1でお話しした、
☆バングラデシュのカレーは「〇〇〇〇が効いてる!」の
『〇〇〇〇』とは、何だったと思いますか?
正解は、「『スパイス』が効いてる」です。
日本だと「コクがある」とも表現しますよね。
バングラデシュの『トルカリ』は『スパイス』が効いているんです。
ときどき「辛~っい!!!」っていう、
めちゃくちゃ『スパイス』が効いてる『トルカリ』もあります。
なので『トルカリ』はたくさんの『スパイス』を使って作られています。
写真のように市場のお店には、スパイスがたくさん売られています。
赤唐辛子なんて山盛りですよ!! そりゃぁ辛いはずですね。
皆さんはこのようなスパイスの原材料を見たことがあるでしょうか?
バングラデシュには約20種類のスパイスがあるそうですよ!(自分調べ)
バングラデシュの『トルカリ』が日本のカレーと違うのは、
日本のカレーのルーは一般的に、「とろみ」があります。
バングラデシュの『トルカリ』はルーが無く、「とろみ」がありません。
水、スパイス、調味料とメインの具材を混ぜて煮詰めます。
メインの具材にしっかりと味を染み込ませてるんですね。
ここで少し、バングラデシュの食文化の慣習についてお話します。
バングラデシュの人々の約9割がイスラム教徒です。
食事をする時は、右手だけを使って食べます。
その理由は宗教上の理由で、左手は不浄の手とされていて、基本的に使いません。
素手で食べるので、ご飯を食べる前に手を洗います。衛生的ですよね。
レストラン内にはちゃんと手洗い器があります。
また、豚を食べる事も禁じられています。
日本食でも、お寿司やおにぎり等は素手で食べる事もありますよね。
感覚は一緒なんです。食べ物の有難さをとても感じます。
食べる時は、メインのおかずとお米をよく混ぜて食べます。
この野菜の『トルカリ』は白いご飯と合わせて、
なんと約110円!!!安くて美味しくて幸せです♪
以上、今回はバングラデシュのカレー『トルカリ』を紹介しました。
今後のバングラデシュの食文化の予定は、
その2『旬のフルーツ盛り盛り』
その3『甘~い甘~いミスティ』
その4『チャ・ドカン(予定)』
・
・
・
バングラデシュの食文化の探求はまだまだ続きます。
(協力隊の2年間で全部食べ切れるのでしょうか???)
次回は、僕のJICA海外協力隊の活動についてお話します。
アバール デカ ホベ!(またね!)
安東貴裕
JICA海外協力隊 2023年度4次隊 バングラデシュ派遣 職種:建築
■安藤忠雄氏の図書館寄贈プロジェクト「バングラデシュこども本の森」で輸送支援
https://www.yusen-logistics.com/jp_ja/insights-news/press-releases/17216
(郵船ロジスティクス株式会社 2024年8月22日)
郵船ロジスティクス株式会社(社長:岡本宏行)は、世界的建築家の安藤忠雄氏が手掛け
る図書館「バングラデシュこども本の森(仮称)」に収蔵される本を、バングラデシュまで
無償輸送しました。
「こども本の森」は世界的建築家の安藤忠雄氏が設計し、寄贈しているこどものための図
書館で、これまで日本国内に4カ所(中之島、遠野、神戸、熊本)開設し、各地のこどもた
ちの豊かな想像力を育んでいます。
当社はこのプロジェクトに賛同し、「こども本の森 熊本」に収蔵されていた本のうち、
2025年に開館を予定している「バングラデシュこども本の森」に収蔵される予定の3,020冊
をバングラデシュへ海上輸送しました。お預かりした本は、大阪ベイロジスティクスソリュ
ーションセンターで梱包、輸出通関し、当社のバングラデシュ法人、Yusen Logistics
(Bangladesh) Ltd. (Managing Director:Tariqul Islam)と力を合わせ、バングラデシュ
・ダッカまで輸送しました。輸送された本は、今後ベンガル語に翻訳され、来年開館する図
書館に収蔵されます。
「こども本の森」プロジェクトが海外に図書館を開設するのは今回が初めてで、バングラ
デシュ政府も土地の提供や水道・光熱費の負担をするなど全面的に協力しています。当社は
輸送支援という形でこのプロジェクトに携わることで、バングラデシュの未来を担うこども
たちが、本を読む喜びに触れ、心豊かに成長することを願っています。
当社は、世界中の災害支援、環境保全、福祉、文化支援などの社会貢献活動を支援してい
ます。Visionに掲げる「私たちはロジスティクスで、人を、ビジネスを、社会を、より良い
未来へつなげます。」を実現するため、今後も社会貢献活動に取り組んでいきます。
■国際交流基金日本語基礎テスト バングラデシュでの追加開催のお知らせ
https://www.prometric-jp.com/ssw/news/archives/125
(プロメトリック 2024年8月23日)
バングラデシュで試験日を追加することになりました。
(開催日程表の更新には時間がかることがあります。)
追加日程
Bangladesh Dhaka会場(BDJ01): 9月17日、9月18日、9月19日?、9月24日、9月25日、9月26日
予約開始 2024年9月2日 午前7時頃(バングラデシュ時間)
試験日時・試験会場ごとに段階的に予約ができるようになります。
予約受付開始直後は、予約サイトへのアクセスが集中して、ログインできない場合がありま
す。しばらく時間をおいてから再度アクセスしていただくようお願いいたします。
毎週木曜日の18:30~22:00(日本時間)(※)は定例メンテナンスを実施しています。メンテ
ナンス中はプロメトリックWebサイトの予約や一部関連サービスがご利用いただけませんの
で、予めご了承ください。
※メンテナンスの時間は変更となる場合があります。
※国際交流基金日本語基礎テスト(Japan Foundation Test for Basic Japanese,
略称:JFT-Basic)は、主として就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュ
ニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない
程度の能力」があるかどうかを判定することを目的としています。このテストは、ヨーロッ
パ言語共通参照枠(CEFR:Common European Framework of Reference for Languages:
Learning, teaching, assessment)および、CEFRに沿って国際交流基金が「相互理解のため
の日本語」を理念とする日本語教育のための枠組みとして開発した「JF日本語教育スタンダ
ード」(JFスタンダード)の考えに基づき、「日本語で何がどれだけできるか」を測ります
。 JFT-Basicは、2019年4月1日から開始された在留資格「特定技能1号」を得るために必
要な日本語能力水準を測るテストとしても活用されています。
https://www.jpf.go.jp/jft-basic/
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