さて、読書の秋です📗📕
なかなか読めてないけれど、
かれこれ半月前からかな。
のめり込んでいるのは。
「戦争は女の顔をしていない」
2015年ノーベル文学賞受賞した
アレクシエーヴィチ,スヴェトラーナ著
NHKの「100分で名著」で見てから
気になっていたのですが、
漫画が出てたので、まずは漫画を
買って読んでみました。
漫画は3冊出てて、でも何だか
なかなか心に入ってこなくて、
漫画の顔が似てて、誰が誰なのか
分からないし、話がぽんぽん飛ぶので
すごく分かり辛かった…(´・ω・`;)
なので原作の小説の方を買って
読んだら、これが凄かった。
活字は絵を上回るのだ。
絵で表してしまうと、それは
もう見たものの限界になる。
活字はその世界や自分の想像が
無限に広がり限界がない。
これは漫画は後から付属として
読み、まずは本を薦めたい。
小説…と言うか、ドキュメントと言うか、
第二次世界大戦中に前線に行った
女の人達の話を聞き、著者がまとめて
書いたのが、この本なのだが…
女が戦争に行くとはどう言うことか、
男と違う心と身体。性差。
人間がひとたび、
それを敵だと認識すると、
その全てが憎しみになる。
その憎しみを全て
相手に向ける事もあれば
敵なのに憎めなかった事を
涙を流しながら喜ぶ人もいる。
敵を殺せないと言って、
味方から殺される人もいる。
初めて人を殺した時は
「なんて事をしてしまったのか」
と呆然となるが。後は慣れて
なんてこともなくなる。
戦争は盲目になる。
使命感や正義感で前線を志願した
女の子達は、生き残って帰ってきた後
差別され、心身的トラウマも抱え
何と辛い人生を送ることになるのか…
男の場合は輝かしい名誉になるが、
女は違う。
女はひた隠しに隠さねばならない。
これは酷い差別だ。
同じことをして女だからと言うだけで
良くなくて、差別される。
これは今の世も変わってはいない。
変わらず女には生きにくい男社会だ。
ごはんを食べながら読むような
本では無いのだが、読む暇が無くてね〜
ながら食べも良く無いし、
結構グロい描写もあるのだが…
本の中には、包囲された街では、
住民たちは飢えて食べるものがなくて
ベルトとか革靴を煮出したスープや
生き物は何でも食べた。
猫もイヌもネズミも雀も食べた…
人も絶えた。と言うところでは、
いまの世の中は、その歴史の上にあり
なんと今が幸せなのかと思うばかりだ。
あぁ、新米が美味しい…とか
思いながら読む私は
ダメ人間なのか。。。
平和ぼけなのか。
しかし壮絶すぎる内容にも
砂を噛むような気持ちにもなる。
今なお、海の向こうでは
この時代に、この時代なのに!
あの戦争を体験した国なのに
戦争をしている国があるのだ。
人間欲深過ぎては駄目なのだ。
欲が無かったら戦争にはならない。
まだ読んでないけれど、
こちらもメルカリで買った。
こちらもソ連の女性の狙撃隊の話。
これもまた分厚い。。。
読む時間がほしい…!!
最近さっぱり読めてない(>_<。)
って、、、
ブログなんぞ書かずに
読めばいいのかw