山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

詩吟演歌、ああ、七尾城

2013年02月14日 08時03分17秒 | Weblog

 

昨晩、はずみでYoutubeを検索。以前はヒットしなかった二葉百合子のああ、七尾城がでてきた。この曲のCD販売もないのでやむなく、懐かしさのあまりDLさせていただいた。能登半島の中心へそというべき七尾の街には、上杉謙信が攻めあぐねた堅固な城があった。中央の戦とからまない戦いは歴史物小説などにならず、このままずっと郷土の歴史で終わるのかもしれない。学生時代、七尾は家業でトラックに乗ってよく通り過ぎた。トラックのラジオで地元放送局MROからよく流れた曲がこれだった。地元でしか聴かれない曲で、地元でも年配の人でなければ、想い出せない歌であろうと思う。昨年か引退した二葉百合子がこの持ち歌で、よく能登のドサ周りをしていた。あちこちにポスタ-があったのを思い出す。もう一つあって、それは能登の海鳥(なぜか朝鮮語のサイト)で聴ける。昔の能登半島は金沢から見たら、関西方面と同じ時間制距離があったと思う。突端の蛸島へは1泊は必至だった。隔世の感がある。そういえば落城の七尾城主は守護大名の畠山氏で、その末裔の畠山さんの記念館が東京の白銀にある。若い頃はよく覗かせていただいた。一見に価するものが多々ある。

月影さゆる 夜の陣  いななく駒よ 何思う  更けて鎧の 袖を引く  秋風さむし 七尾城

上杉謙信の九月十三夜 陣中の作(七尾城落城の夜)

霜満軍営 秋気清   霜は軍営に満ちて  秋気清(しゅうききよし)

数行過雁 月三更   数行(すうこう)の過雁(かがん)月 三更(さんこう)

越山併得 能州景   越山(えつざん)あわせ得たり 能州(のうしゅう)の景

遮莫家郷 憶遠征   さもあらば あれ家郷(かきょう) 遠征を憶(おも)う

空飛ぶ雁の 声聞けば  そぞろに恋し 越の海  弓矢取る身は 敵の中  いつの日逢わん 妻よ子よ

かがり火絶えて 夜ふかく  置く霜白き 大手口  時は来たれり 決戦の  暁 迫る七尾城

 

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1 コメント

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我が社の輸入基地が! (大塲)
2013-02-14 11:43:54
七尾、懐かしいなLPGの輸入基地があり一度行ったことあり、夜の飲み会しか覚えていないが?
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