郵便ポストの怪

今回はまず写真を見てほしい。

私の近くにある郵便ポストの一部拡大図である。皆さんは投函する際、この部分に目が行っているだろうか？

実は公社化以前、このポストには一日４回回収に来ていた。住宅街の一角なので、当時は結構な通数あったのではと推測される。それがＩＴ化に伴い激減、このように一回収集になったことは理解できる。

さて問題は、このポストを郵便配達員が開けて回収していた。なるほど、地方にはよく見られた方法をとりはじめたと思った時にふと疑問がわいた。
「じゃあ配達のない日曜は何時に集めに来るんだ？」

もう一度写真を見てほしい。日曜のところに時間を書きこんでいない。つまり収集しないのである。こういうポストは気をつけないといけない。土曜の夕方に投函すると月曜に収集、ちょっと遠方なら到着は水曜になる。さらに、例えば日曜消印有効のクイズなどで土曜夕方投函すると、月曜消印で無効になってしまうのである。

この表示で告示、周知したことにしてしまっている不親切。

民営化というのは、本来サービス向上目的と利便性の両立であるはずなのだが、日本郵政は効率化と合理化だけが先走っている感が拭えないのである。

さらに言うと、記念切手乱発による、各郵便局に対しての売上強要も根強い。年賀状外部販売の実態を目の当たりにしてもよくわかる。

少し違う方向に行きかけている今、政権政党が軌道修正してくれるなら評価しよう。